さて、いよいよエンジンヘッドオーバーホールも終わりが見えてきました。
ヘッド交換の最終準備をします。
目次
- 1.ヘッドカバー塗装
- 2.消耗品準備
- 3.バルブステムシール取りつけ
- 4.バルブの取りつけ
- 5.ラッシュアジャスター洗浄
- 6.その他消耗品
ヘッドカバー塗装
せっかくヘッドオーバーホールをしても見た目的に変わらないのはもったいないので、チューニングエンジンのようにヘッドカバーを塗ることにしました。
選んだのは結晶塗装というもので、表面がざらざらで整っていないコルトのヘッドカバーにはちょうどいいかなと思いました。
焼付けや腕が問われると思いますので、プロにお願いしました。
“maruto” Special Paint Work Shopさんにお願いしました。
http://marutogarage.sakura.ne.jp/
消耗品準備
ガスケットやオーリング、バルブステムシールなどディーラーで購入しました。
大量なので、かごをお借りして持ち帰りました。
再使用不可かどうかはサービスマニュアルに記載があるので、一覧に転記して注文しました。
バルブステムシール取りつけ
バルブステムシールは取り外し時に破壊してしまうのと、再使用不可部品となります。
圧入する必要があるのですが、マニュアルでは専用ツールを使えとあります。
10mmのソケットを専用ツール代わりに使うことにしました。
斜めにならないように注意しながら、真っ直ぐに押し込んでいきます。
バルブの取りつけ
バルブの取りつけにはバルブスプリングコンプレッサーを使います。取り外しの時の逆の手順になります。
バルブスプリングコンプレッサーでバルブスプリングを縮めて、バルブコッターを取り付けます。
ぽろっと落ちたり、なかなかはまらなかったりするので、細いラジオペンチやピンセットなどを使ったりしたほうが確実かもしれません。
はまったように見えても、きちんとはまっていない場合もあるので、プラスチックハンマーで軽く叩いて確認しました。確認と共に、位置が落ち着いて確実にはまるようになります。
ラッシュアジャスター洗浄
準備といっておきながら、まだひとつ洗浄が残っていました。
コルトの4G15はラッシュアジャスターを搭載しており、バルブクリアランスを自動的に調整してくれます。
動作を確認したところ、6個が押すと縮んでしまう状況でした。
サービスマニュアルでは軽油で洗浄せよと記載がありましたが、粘度のやわらかいエンジンオイル(0W-20)で代替しました。
こちらも専用ツールの記載がありましたが、ラスペネのノズルがちょうど使えました。
サービスマニュアルに細かい手順が記載されています。
エアが入らないように何度か押し下げて、汚れたオイルを入れ替えます。
動作不良のものは押すと細かい気泡が出てきたり、黒いオイルがでてきました。
エアが入らないようにオイル漬けして出番まで保管します。
その他消耗品
ヘッドカバーガスケットはヘッドカバーにセットしておきました。
交換の際に取り付けすればよいのですが、待ちきれませんでした。
オイルフィラーキャップのゴム部品もせっかくの機会なので交換します。
PCVバルブも特に詰まりはありませんが、こちらも新品にしました。
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