インプレッサG4でリングイーズプラスの効果を確認
アルト、コルトで大量のスラッジを除去できたのを確認できました。
インプレッサG4にもリングイーズプラスを添加していたので、いつものようにオイルフィルターを分解して、スラッジが捕獲されたかどうかを確認してみました。
目次
オイルフィルター交換(2000キロ走行)
スラッジが除去されるなら、途中でオイルフィルターを交換したら、その後のスラッジ除去具合がわかるかなと思い、リングイーズ投入後、2000キロ走行時点でオイルフィルターを新品に交換してみました。
オイルフィルターはコルト(Z27AG)と同じモノタロウのMO-14-Aです。
300円ちょっとで買えるのと、フィルターレンチも同じで済むのがよいです。
エンジンが完全に冷えて、オイルフィルターからオイルが落ち切っている状態だと、オイルフィルターを外した時にオイルがこぼれません。
Oリング合わせ面を拭いておきます。
Oリングに油分がない場合は、エンジンオイルを薄く塗っておくと、Oリングがねじれたりしないので、安全かと思います。
そのままでもよいのですが、エンジンをかけた際にオイルフィルターにオイルが満たされるまでの間、一瞬ですが、エンジン各部へのオイルの供給が止まります。
事前にオイルフィルターにオイルをいれて、フィルターにしみこませておくと、その時間が最小限になるので良いと思います。
かなりの量を入れていても、フィルターにしみこませると、まだまだ入ります。
手で絞めれるところまで絞めて、念のため、オイルフィルターレンチを使い仕上げます。
あまりきつく締めすぎると、外しにくくなるので、あくまで手で絞めたあとのもうひとトルクという感じにいつもしています。
オイルフィルターのゴム弁のところに細いドライバーなどで押してあげると、残っているオイルを排出できます。
オイル、オイルフィルターの交換(2800キロ走行)
3000キロきっちり超えてから交換したかったのですが、作業できる時間ができたので、ちょっと早いですが、オイル交換してみました。
上抜きだと、半分くらいしか抜けないので、いつものエコオイルチェンジャーでオイルを排出します。
エコオイルチェンジャーについては別記事「オイル交換省力化」を参照してください。
オイルキャップを外すと排出されやすくなります。
ジャッキアップで傾けた状態で排出しきります。
その後、一旦ジャッキを下すと、もう少し排出されます。
反対側もジャッキアップして戻してあげれば、エンジン内のオイルがオイルパンに落ちるかもしれませんが、暑くて面倒なので、そこまではやりませんでした。
コックを戻して、ストッパーを装着してオイル排出作業は完了です。
ドレインボルトをなめる恐れや、ガスケットを変える必要もないので、良い商品だと思います。
800キロしか使ってませんが、効果検証のため、オイルフィルターも交換します。
オイルが抜けやすくなるようエンジンを温めた状態で、まだオイルフィルターのオイルが落ち切っていなかったようで、オイルがこぼれました。
ショップタオルで吸い取ります。
オイル系の作業にはショップタオルがあるといろいろ重宝します。
前回交換時と同じように、あらかじめオイルフィルターの中にオイルを入れておきます。
オイルフィルター交換も完了です。
あとはオイルを入れて油量を確認します。
4リッターほど入れて、一度エンジンをかけて、オイルレベルゲージを確認しましたが、LOWレベル以下でした。
2リッターのペットボトルに入れたオイルを1/3ほど足しましたが、まだHIGHレベルまで行かないです。
オイルの量を少なくすると、攪拌抵抗が減り、燃費などがアップするなど言われていたこともありますが、エンジン保護重視であれば、HIGHレベルまで入れておくのが良いと思います。
多少少なくしたとしてもそれほど燃費も上がらないと思いますし。
オイルフィルターの分解・確認
オイルフィルターを分解して、フィルターの状態を確認します。
いつものようにパイプカッターMを使います。
オイルフィルターの分解については、別記事「オイルフィルターを分解した結果に驚いた」を参照してください。
だいぶ慣れて、毎回きれいに切断できるようになりました。
少しずつ絞めて回すと綺麗に切れると思います。
分解できました。
同じ品番のフィルターですが、ゴム部品の色が変わっていました。
右が2000キロ使用、左が800キロ使用のものとなります。
800キロ使用のものはフィルター内部はきれいでしたが、2000キロ使用のものはもわっとしたスラッジが残っていました。
フィルターの濾紙部分も分解します。
右の2000キロ使用のほうが色が濃く、スラッジが多いようです。
とはいえ、アルトやコルトのときと比べると、全然きれいだなという印象でちょっと拍子抜けです。
アルトとコルトのリングイーズ確認については以下の記事を参照してください。
「バーダルのリングイーズプラスで圧縮圧力が回復した(HA36S編)」
「バーダルのリングイーズプラスの効果を確認してみた(Z27AG編)」
まとめ
オイルフィルターを見る限り、6000キロ使用したオイルフィルターより、フィルターが黒ずんでおり、スラッジ成分を捕獲しているようですが、アルト、コルトのように大量のスラッジが除去できなかったのは残念でした。
この時の走行距離は57442キロで、アルトとは同じくらいでした。
コルトはもうすぐ16万キロなので、比較対象外としても、ちょっと予想外でした。
もともと調子もよく、エンジンの圧縮圧力もそろっていて高い値だったので、ピストンリングにはカーボンがたまっていなかったということだと思います。
良い状態が保てている理由にエンジンオイルの容量があるのかなと思いました。
下記が確認した3台のオイル量ですが、排気量が違うとはいえ、インプレッサG4はアルトの2倍の容量です。
車 | 交換時オイル量(フィルター交換時) |
インプレッサG4(GJ7)2000cc | 4.8L(5.0L) |
コルト(Z27AG)1500cc | 3.3L(3.6L) |
アルト(HA6S)660cc | 2.4L(2.6L) |
3台いずれも最近は3000キロで交換しているので、同じ距離で交換するなら、オイル量が多いほうが、清浄力や汚れの許容量にも余裕があり、ピストンリング回りなどにカーボンがたまりにくいのではないかと推測します。この結果だと、インプレッサG4は5000キロ交換でよいかもしれません。
エンジンオイル量×1000キロなんていう定義もよいかなと思いました。
そうなるとアルトは2400キロで交換となり超絶シビアコンディションですね。
しかし、オイルフィルターを分解してみたスラッジの状況や、圧縮圧力の下がった結果などを見ると、あながち間違っていないのかも・・・
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