バーダルのリングイーズプラスの効果を確認してみた(Z27AG編) | 車な週末Life

バーダルのリングイーズプラスの効果を確認してみた(Z27AG編)

15万キロ走行のカーボンは除去できるか?

10万キロ時点でシリンダーヘッドのオーバーホールを実施しましたが、腰下は手を付けていないので、ピストンリング回りはノータッチでした。

こまめにオイル交換はしてきましたが、ピストンリング回りにカーボンがたまっているのではないかと思い、遅効性フラッシングのリングイーズプラスを投入してみました。

リングイーズプラスを投入した後のオイルフィルターの状況と圧縮圧力がどうなったかをご紹介します。

バーダル リングイーズプラス 効果あり



目次

リングイーズプラス投入と圧縮測定

155234キロ時点でオイルとオイルフィルターを交換し、バーダルのリングイーズプラスを投入しました。

オイル交換をして、エンジンを温めて、圧縮圧力の計測を行いました。
計測結果は御覧の通りでした。

気筒は左から順 1気筒目 2気筒目 3気筒目 4気筒目
130358キロ時点 1150kpa 1140kpa 1110kpa 1140kpa
155234キロ時点 1080kpa 1100kpa 1070kpa 1090kpa

13万キロ時点と比べると全体的に圧縮圧力値が下がっていました。

圧縮圧力の計測については以前の記事「エンジンの健康診断として圧縮を測ってみた」でも取り上げているので参照してみてください。

使用したコンプレッションゲージはSTRAIGHTのものになります。


オイル、オイルフィルターの交換

約3000キロほど走ったので、オイル交換を実施しました。
いつものようにエンジンが暖まっている状態でオイルチェンジャーで上抜きします。
2.8リッターくらい抜けました。

オイルフィルターも交換します。
フィルターレンチで手で回せるくらいまで緩めます。

別の記事で書いている「手を汚さないオイル&オイルフィルター交換の仕方」でフィルターをはずします。
いままでオイルフィルター交換のために、廃油受けを使って、清掃などが手間でしたが、このやりかただと廃油受けを使わなくて済むので、片付け作業が楽になりました。

オイルをレベルゲージ上限まで入れます。
エンジンを一旦かけて、オイルフィルターにオイルを回します。
その分オイルが減るので、再びレベルゲージ上限までオイルを足して完了です。

前回の廃油を保存しておいて、比較してみました。
ぱっと見は同じくらいの黒さでした。
ただ、リングイーズプラス投入後のほうが、細かい粒子状のスラッジが多い感じがしました。

フラッシング 廃油 比較

オイルフィルターの確認

オイルフィルターはwalktoolのパイプカッターMを使って分解しています。
詳しくは別記事「オイルフィルターを分解した結果に驚いた」を参照ください。

軽くしめこんだ状態でフィルターを回し一周させます。
少ししめこんで、再びフィルターを回していくを繰り返すと切断できます。

最初は加減がわからずつぶしたりしていましたが、慣れると綺麗に切断できます。

オイルフィルター 分解

モノタロウのオイルフィルターは五つの部品で構成されていました。

オイルフィルター 分解してみた

フィルターの底には黒いスラッジがたまっていました。

フィルターの濾紙を見ていきましょう。
淵の部分をカッターで切っていきます。

横側を切った後、フィルターを終端部分を切ると金属部分から分離できます。

このタイプのオイルフィルターは外側から内側方向にオイルが流れます。
内部にもフィルターで除去できなかったスラッジがたまっているのが確認できました。

紙とゴムと金属部品に仕分けできます。
金物は金属ごみとして処分します。

気になる濾紙ですが、真っ黒でした。
たぶんこれ全部スラッジと思われます。

こんな真っ黒になっているフィルターは自分の整備してきた車では初めてでした。
カーボンが溶かされてスラッジになっていると考えると、効果は非常にあると思います。
オイルが流れる部分でカーボンがあるとすると、やはりピストンリング部分になるかと思うので、バーダルのリングイーズプラスは使う価値があると思いました。

参考までに下記はオイル交換2回に1回で交換した6000キロ走行したフィルターの濾紙です。
色が全然違います。
倍の距離使ったフィルターよりも圧倒的にスラッジがたまっているということは、リングイーズプラスで除去されたと考えてよいのかなと思います。

リングイーズプラス投入後の圧縮測定

オイル交換後に圧縮圧力がどうなったか確認してみます。
ここで15万5千キロ時点より回復していれば、期待通りの効果があったことになると思います。

インジェクターよりガソリンを吹かないように燃料ポンプのヒューズを外しておきます。

エンジンが暖まっている状態で測ります。直前の油温は80度ほどでした。

計測結果は下記の通りでした。

結果としては13万キロ時点までは復活しませんでしたが、15万5千キロ時点より回復しました。

気筒は左から順 1気筒目 2気筒目 3気筒目 4気筒目
130358キロ時点 1150kpa 1140kpa 1110kpa 1140kpa
155234キロ時点 1080kpa 1100kpa 1070kpa 1090kpa
158194キロ時点 1120kpa 1100kpa 1100kpa 1120kpa

まとめ

リングイーズプラスを投入することで、実際にスラッジが大量にフィルターで除去されていることと、圧縮圧力が回復しているのが確認できました。

実際に走っていても調子がいいのを実感できます。
2万キロごとくらいでリングイーズプラスを投入するのがいいかなと思いますが、そうすると次回は18万キロ時点になるか・・・

何はともあれ、リングイーズプラスお勧めです。


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