アルトにオイルキャッチタンクをつけよう
アルト(HA36S)はポート噴射なので、吸気バルブにカーボンは堆積しないと思っていますが、EGRも付いているし、ブローバイガスのオイルミストが入らないほうが良いだろうなと思い、オイルキャッチタンクを付けてみることにしました。
ついでに吸気バルブの状態も確認してみました。
目次
用意するもの
インテークマニホールドを外すので、インマニのガスケットとスロットルバルブのガスケットをディーラーにて購入しました。
インテークマニホールドガスケット品番:13119-74P00
スロットルバルブガスケット品番:13421-74P00
あと、EGR部分のガスケットも必要でしたが、用意していなかったので再利用しました。
ホースは内径10mmの燃料ホースを用意しました。
ステーはホームセンターで売っている汎用ステンレスバーを2本。
キャッチタンクはホースエンドが9mmの汎用品。
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オイルキャッチタンクステー作成
まずは設置場所を検討します。タンクのサイズで納まる場所を探します。
ウォッシャータンク手前にすることにしました。
工作用紙で長さや折る場所、角度などを確認し、型を作ります。
実際のステーだとどんなかんじかもあわせて確認します。
ハンドプレートベンダーで曲げます。
車いじりで一番活躍してくれている工具かもしれません。
リューターでボルトが入るように穴を拡大します。
仮あわせをして長さなどを決めます。
余分な部分はグラインダーで切断します。
こんなかんじで固定する作戦です。
取り付けてみました。2箇所で固定しているので、グラグラしません。
インテークマニホールド外し
まずはエアクリーナーのダクトを外します。
クリップを一箇所外し、あとははまっている3箇所を引っ張るだけ。
次にエアクリーナーボックスの蓋を外します。
クリップ2箇所とホースバンド1箇所、センサーのカプラー1箇所を外します。
エアクリーナー下側とスロットルへのダクトを外します。
ボルト2箇所とスロットル側のホースバンドを外します。
インマニとハーネスを固定しているクリップを外します。
スロットルへ刺さっているカプラーはカバーを外してから外します。
スロットルは3箇所、ステー1個所を外します。
エンジンハーネスを左上によけつつ、スロットルバルブを引き抜きます。
予想以上にブローバイでべたべたでした。
前回清掃後から16500キロ走行していました。
エンジンコンディショナーで清掃。
きれいになりました。
バルブの開閉する軸の部分から内部に洗浄液が入ると故障の原因になるかもしれないので、このやり方が正しいかどうかはちょっと不明です。
気になる場合は、布に洗浄液をしみこませて拭くと良いと思います。
センサーがインマニについているので、ボルトを外し、引き抜きます。
インマニに接続されているブレーキマスターともう1個所のホースを外します。
インマニを固定している5箇所のボルトを外します。
インマニを持ち上げて、PCVバルブへのホースを外します。
一旦、PCVバルブを抜いて、後から外してもいいです。
インマニにハーネスを固定している箇所があるので、外します。
これが外しにくいったらありゃしない。
マイナスドライバーなどで破壊前提で外しました。
吸気バルブのカーボン堆積状況確認
インマニが外れたら、カーボンの状況を確認します。
EGR通路ですが、こんなかんじでした。ふさがってはいませんが、気分的にいやですね。
吸気ポートはオイルのようなのもが付着していました。しかも黒い・・・
このエンジンはポート噴射なので、バルブ周りはガソリンで流されるためか、カーボンの付着はほとんどありませんでした。
一部、黒く、2~3mmほどカーボンらしきものが付着している部分がありました。
ハスラーなどは直噴のはずなので、どうなっているのか・・・
インマニの内部は全体的にオイリーで粒子状のカーボンがうっすら付着していました。
オイルキャッチタンク取り付け
内径9mmと10mmのホースを用意しました。
PCVバルブから横にホースを持っていくため、90度アングルで向きを変えました。
この内径サイズのはほとんど売っておらず、価格も安くないため、PCVバルブの出口が90度に曲がっている他車種のを使うのがよさそうです。
大抵径は同じでしょうから、使えるのがありそうです。
インマニ側はもとのホースにジョイントをかまして延長しました。
ホースを引っ張り出して、インマニやその他外した部品を戻します。
オイルキャッチタンクに接続します。
インマニからのホースの内径が10mmより小さいため、9mmのホースを使いましたが、異径ジョイントがあれば一番良かったかもしれません。
9mmで固めのホースなので、ぎりぎりキャッチタンクのホースエンドに入りました。
今後改善したいところです。
インマニとオルタネーターに接触しそうなところはチューブで保護しました。
この辺りが接触して、オルタネーターのハーネスが切れたりしたら大事です。
しばらく距離を走って、オイルの量や吸気バルブ周りの状態を確認したいと思います。
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