アルト(HA36S)アッパーマウントの隙間の原因と対策(自作サスペンションリング取り付け) | 車な週末Life

アルト(HA36S)アッパーマウントの隙間の原因と対策(自作サスペンションリング取り付け)

アルトのアッパーマウントの隙間は正常?

吸気系の弄りがひと段落したので、なにか面白いネタはないかなと思っていたところ、サスペンションリングなるものにたどり着きました。

アッパーマウントの隙間にこのサスペンションリングを取り付けると、乗り心地が改善したり、ハンドリングレスポンスが上がるなどの効果があるとのこと。

アッパーマウントの隙間についてとサスペンションリングを自作して取り付けしてみたのでご紹介したいと思います。

目次

アッパーマウントの隙間は正常?

当方のアルトはもうすぐ8万キロですが、アルトワークスの中古純正サスペンションに交換しています。何万キロ使用したものかすでに忘れていますが、少なくとも5万キロは走っていると思います。

特段、異音などもしているわけではないので、隙間なんてあるの?と思っていましたが、4mmほど隙間が開いていました。

アルトのサスペンションは上下にゴムのマウントを介してボディの鉄板を挟み込むように固定されています。

おそらく新品の時は隙間もない状態だと思いますが、特に下側のマウントは常に車体の重さの荷重がかかっているので、負担が大きいと思います。
このゴムマウントが経年劣化して縮んでしまうのが原因かと思います。

厚みが減った分、アッパーマウントの位置が上側にずれることで隙間が開いてしまうのではないかと思います。

この横から見ると台形状のゴムマウントが縮んでしまうというわけです。

そこにサスペンションリングというゴムシートを挟むことによって乗り心地改善やハンドリングレスポンスの向上を図るというわけです。後述しますが、このサスペンションリングなるものをウレタンシートで作成してみました。

サスペンションリングを自作してみる

サスペンションリングを自作するにあたって、上側のマウントを外してサイズを計ります。

内径36mm、外径70mmのリングを作成しようと思います。

材料はウレタンシートにしました。
100mm×100mm×4mmのもので、一枚500円程度でした。
モノタロウでオーツケミカルのウレタンシートを購入しました。

多少弾力性はありますが、あまり縮まなそうです。

コンパスで型を作って、マジックで転記します。
カッターで両側から切り目を付けてくりぬきました。

コンパスカッターなるものがある様なので、そちらを使用するのが楽だと思います。

外周はハサミで切りました。パイナップルみたいなリングの出来上がりです。

アッパーマウントの隙間の状況確認

ひとまず隙間の空いているアッパーマウントがどういう状況なのかを確認します。
左右にハンドルを目いっぱい切った状態です。
角度が付いているのですが、これだとわかりずらいですね。

エンジンルームにカメラを仕込んで走行中の状態を撮影しました。

左側が90度右折したときで、右側が90度左折したときの状態です。
このようにサスペンションとボディで角度が変わる様です。

路面の悪いところを走った時の様子ですが、アッパーマウントが上下に動いています。
挟み込む形で固定されていないので、動いてもしょうがないですね。

自作サスペンションリングの取り付け

自作したサスペンションリングを取り付けます。
まずは上側のマウントを外します。17mmのメガネレンチとトルクスを用意します。

インパクトレンチなどを使えば、トルクスレンチでボルトが共回りしないように固定しなくても大丈夫かと思います。トルクスレンチで押さえて、ナットをメガネレンチで緩めます。

ナットを外せば、ゴムマウントが外れます。

外れました。金属の部分がサスペンションの頭のボルトのところが先に接地するため、ボディ側の鉄板部分には密着していない状態でした。

反対側も同様に外します。

水が入らないように黒いアルミテープで蓋をしていました。

こちらは鉄板部分にゴムが接触した跡が残っていました。

運転席側とは形状が違うマウントが付いてました。対策品のようです。
以前、車をぶつけられて、ディーラーで左側のサスペンションを交換したのですが、その時に変わったようです。

対策品の方が、ゴムの突起があり、弾力性に富んでいると思います。こちらの方がボディに密着でき、隙間が開きにくいのではないかと思います。

サスペンションリングの取り付け時にはグリスを塗るようなので、当方もそれに倣ってみます。モリブデングリスを塗ってみます。

指でなぞる程度に塗りました。

自作サスペンションリングを乗せます。

マウント側にもグリスを薄く塗っておきました。

外すときの逆で、トルクスでボルトが回らないように固定してナットを締め付けます。

運転席側も同様に取り付けます。
いずれ対策品のマウントに交換したいと思います。

隙間が無くなりました。
上側のゴムマウントにもテンションがかかるようになったと思います。

自作サスペンションリング取り付け後の状況確認

取り付け前と同じようにハンドルを切って確認しましたが、同じように角度は付くようです。
動きを阻害するほどの状態にはなっていないようです。

90度右折した状態だと、手前側が浮く形になる様です。

左折は逆で後ろ側が浮いていると思われます。

走行時の確認です。
ゼブラゾーンや道路の継ぎ目のところでどうなるか確認しました。

4mm厚のシートを追加したにもかかわらず、下側のゴムマウントが縮んで隙間が開く時がありました。

下りのワインディングロードだとどうなるかも確認しました。

この程度のコーナーのハンドルの舵角だと、それほど角度は付かないようですが、ゼブラゾーン通過時に上下しているようです。

実際の走行中の状態を見たい方は下記の動画を参照してください。

まとめ

自作サスペンションリングの導入で、乗り心地もよい方向になり、ステアリングのどっしり感が増した感じがしました。

しかし、現状でも上下に動き、隙間が開く時があるので、さらに厚みのあるシートを入れるか、ゴムマウントを新品に交換するなどした方がより改善できるのではないかと思います。

定期的にアッパーマウントの状態を確認して、シートの厚みを変えるのが一番簡単そうですが、ある程度距離を走っている人は一度マウントを新品に交換してみるのが良いかと思います。

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