どの点火プラグがベストなのか?(BRISK or NGK)
点火プラグと一言で言っても様々な形状のものがあります。
特に当方が愛用しているBRISKの点火プラグは通常のL字電極ではなく特殊な形状をしています。
どんな感じで火花が飛んでいるのかを確認したくなったのでテスターで見てみました。
目次
テスター(AUTOOL SPT101)を導入してみた
点火プラグの火花を確認ですが、車上でもセルを回せば確認できますが、面倒ということ、感電の危険性などから、テスターを使用することにしました。
Amazonレビューで2品に絞り、最終的にAUTOOLのSPT101にしました。
使ってみた結論として、透明のカバーは無くてもよかったかなと思いました。
購入候補にあげていたもう一品にはカバーは付いてませんでした。
使い方はいたって簡単。
点火プラグを差し込むだけ。大半のプラグは確認できるんじゃないかと思います。
農耕エンジン用の長さの短い点火プラグとかは使用できなさそうです。
BRISKとNGKの火花の飛び方を確認してみた
確認した点火プラグは以下の三つです。
- BRISK LGS : MR14BFXC
- BRISK PREMIUM EVO : MOR12LGS
- NGK Iridium : LFR6AIX-P
左からPREMIUM EVO(BRISK)、LGS(BRISK)、イリジウム(NGK)となります。
早速試してみました。
セルモーターを回して確認するやりかたではできない間隔で火花が飛びます。
テスターのつまみを1あたりまで回すと火花が飛び始めます。
こちらはPREMIUM EVOですが、火花が長いです。
この火花が実際に燃焼室でも同じように飛んでいるならば、確実に着火していそうです。
つまみを2以上にすると、連続して火花が飛び、火花も太く見えるようになります。
上から見ても長い火花が無数に飛んでいます。
L字電極のように遮るものが無いので、効果的に火炎が広がっていくんじゃないでしょうか。
続いてLGS。ランボルギーニスタイルです。
こちらも長い火花が飛んでいます。
LGSの方が、中心電極と外側電極の高さが同じなので、着火と火炎の広がりには有利なんじゃないかと思います。
PREMIUM EVOは高低差があるので、着火した場所によっては突出した電極が火炎の広がりの邪魔をしている場合もあるのではないかと思います。
続いてL字電極代表としてNGKのイリジウムプラグです。
BRISKに比べると火花の長さが短いです。
火花は安定して飛んでいますが、着火と火炎の広がりという面ではやはりL字電極が邪魔をしていそうです。
上から見ると火花が見えないので、火炎の広がりはまっすぐピストン方向にはいかず、L字電極を避けるように横から広がっていくと思われます。
検証の様子を収めた動画はこちらです。
BRISKの点火プラグについては以下の記事でも紹介していますので、参考にしてください。
アルト(HA36S)BRISKプラグ(MOR14LGS)を導入してみた
アルト(HA36S)BRISKプレミアムエボ(MR14BFXC)を試してみた
コルト(Z27AG)BRISKプラグLGSからPREMIUM EVOへ交換
インプレッサG4(GJ7)BRISKプラグの確認とPREMIUM EVOへ交換
まとめ
電極間が広いので当然といえば、当然ですが、BRISKの点火プラグの火花は長く、混合気の着火には有利そうだなと思いました。
またL字電極がなく、ピストン方面に火炎の広がりを妨げるものが無いというのも大きなメリットかなと思います。
要求電圧を満たせるイグニッションコイルがあれば使わない手はないのではないかと思います。
ライフの面ではイリジウム>PREMIUM EVO>LGSとなりますが、パワーやフィーリングを求めるならLGSかなと思ったところです。
短期間で長距離を走るのでなければ、ライフが2万キロくらいのLGSも十分ありだと思いました。
10万キロ無交換の点火プラグを付けちゃうといじり甲斐が無く、結局早めに交換したりしちゃいますしね・・・(当方だけか?)