スチール製エキマニをサビから守る
当方のコルトにはスチール製のエキマニを装着しています。
スチール製の最大のデメリットはサビることでしょう。
サビが進行しないよう定期的にメンテが必要があります。
目次
コルト用英国製スチールエキマニとセラコート
以前はステンレス製のワンオフエキマニを装着していましたが、クラックがどうしても発生してしまうため、あえてスチール製のエキマニを探していました。
以下に画像を載せていますが、純正に近い形状ながら、集合部の形状が効率のよい形状となっており、低速から中速にかけてのトルクが太るエキマニです。
イギリスで販売していたものを知り合いの分と一緒に輸入してもらいました。
現在はステンレス製の物しかラインナップになさそうです。
ステンレス製はfacebookで「czt Exhaust Manifold」などで検索すればヒットするかもしれません。
※当方facebookやっていないので詳細は未確認
以下の画像は耐熱コーティング施工準備のため、サンドブラストをかけた状態です。
サンドブラストした状態でしばらく放置していたらサビが発生してしまし、研磨しなければならなくなりました。
エキマニは非常に高温になるので、生半可な耐熱塗料では耐えられません。
いろいろ吟味して1200度まで耐えられるというセラコートを施工することにしました。
以下がサビ対策のために行ったセラコート実施後の状態です。
高熱対応セラコートのC7600グレーシャーブラックを施工しました。
施工は鈴友株式会社さんに依頼しました。
2014年に依頼しましたが、費用は15000円でした。
セラ・コートジャパンのHPはこちら
外側だけでなく内側にも施工しています。
装着したのがこちら。
防錆のためエキマニを耐熱塗装する
コルトのバージョンRは純正でランエボのようにボンネットにエアダクトが装着されています。
熱気が排出されるのは良いのですが、雨が降るとダクトの真下がずぶ濡れになります。
このような配置となっており、エキマニにもろに水がかかります。
いくらセラコートでサビ対策をしているとは言え、濡れてしまえばサビ易いので、アルミ板で雨水を横に流す対策をしています。
以下がセラコートを施工したエキマニを取り付けて7年、5万キロ走行後の状態です。
途中でセラコートの上から耐熱塗装をしていますが、その塗装は御覧の通りボロボロになり、一部錆が発生しています。
集合部は特に高温になるためか、セラコートをもってしても一部錆が発生してしまっています。金ブラシでサビを除去します。
セラコート自体は丈夫なようで、後から重ね塗りした耐熱塗装が剥がれるだけでした。
表面のサビを除去した状態です。
黒錆にして安定させるため、サビ転換剤を塗ります。
サビ転換剤に含まれるエポキシ樹脂は高熱に耐えられないため、黒錆に変わったら、パーツクリーナーで固まる前に除去しました。
黒錆になったので、進行は抑えられるはずです。
ここで本当は1100度まで耐えられるHI-HEAT COATINGを塗りたいところですが、使い切ってしまい手持ちがなかったので断念しました。
これは施工も普通のスプレーと同じで簡単で、かなりの高温にも耐えるのでお勧めです。
キノクニの通販サイトで購入できると思います。
手軽に入手できるKUREの耐熱ペイントコートを代用しました。
こちらは600度までですが、ダメになったらまた塗ればいいという作戦で行きます。
脱着して塗装は大変なので、そのまま塗ります。
ちょっと厚塗りし過ぎました。
カバーを付けるとこんな感じ。とりあえず、サビはなくなり、表面保護も出来ました。
エンジンをかけ、エキマニに熱が入ると、煙が出てきます。
厚塗りしすぎたなという部分が気泡が入ったようになってしまいました。
手で触ると簡単に剥がれそうですが、定期的に塗りなおそうと思います。
まとめ
スチール製のエキマニはステンレスよりも割れにくいということで導入しましたが、サビという別の問題が出てきます。
高温に耐えられるコーティングと水に濡れないようにさえすれば、それほどサビだらけにはならないようです。
エキマニ自体の性能には満足しているので、サビが進行して穴が開かないように定期的にメンテしてきたいと思います。