さらなるトルクアップを目指してプレミアムエボを試す
アルト(HA36S)にワゴンRスティングレーの純正イグニッションコイルと、BRISKプラグ(LGS:ランボルギーニスタイル)を導入し、トルクアップしてご満悦状態でした。
取り付けたBRISKプラグは2万キロ使用の中古品でした。
どうせ新品に替えるなら、LGSより後発であるプレミアムエボを試したくなりました。
これでさらにトルクアップしちゃったりしてとか思っていましたが、思わぬ誤算が・・・
目次
点火プラグ比較
まずは取り付けている点火プラグを取り外します。
アルトはエアクリーナーのダクトを外せばすぐにアクセスできるので楽です。
水平対向のG4とくらべれば、無茶苦茶楽です。
こちらはBRISKのLGSです。
NGKやDENSOなどのようにL字型の電極がなく、火炎が広がるのを妨げるものがないので、トルクアップにつながっているのかなと思います。
BRISKの前につけていたのはNGKのRXプラグです。
アクセルレスポンスはBRISKよりRXプラグのほうが良い感じがしました。
左側がプレミアムエボです。LGSに比べるとだいぶ突き出ています。
燃焼室に出る体積が増えるので、圧縮比も上がりそうです。
3種類を並べてみました。
RXプラグとLGSの中間な感じでよさげな感じがします。
BRISKプラグ プレミアムエボ(MR14BFXC)装着
購入したのはMR14BFXCです。
BRISKプラグは取り付けのネジが一回り小さいので14㎜のプラグレンチが必要になります。
装着完了。さてどうなるか。
エンジン始動!
キュルキュル、ブブッブッブーン。
あれ、一発始動せず・・・
アイドリングが不安定でやっちまった感に包まれました。
おそるおそる家の近所を走りましたが、ダメです。失火しまくりでまともに走れず、すぐに引き返しました。
あぁ、7000円近くが無駄にOrz
失火原因調査&考察
取り外した点火プラグを見ると、特にかぶって真っ黒になっているということもない状態でした。要求電圧はLGSの方が高いらしいので、イグニッションコイルの要求電圧不足も考えにくいです。
一点、考えたのが、燃焼室へ突き出る体積が増えすぎて、圧縮比が上がって点火しにくくなっているのではないかというものです。
どうせ使えないのならということで、電極を2個削って、体積を減らしてみました。
取り付けて、エンジン始動。
キュルキュル、ブブッブーン。多少始動性は良くなったようです。
おっ、これならひょっとして行けるんじゃいないかという希望は、家の前から通りにでると打ち砕かれました。
やっぱ失火します。再び家に引き返しました(涙)
外して確認しましたが、やはり状態は良いのですが、何が原因なのか・・・
もう、行くところまで行ってしまえということで、電極一個にしました。
半分やけくそです。
それでは行ってみよう。
今月、プラグ交換何回やってるんだろうと思いつつ、再びプラグ交換です。
キュルキュル、ブッブーン。
始動性はさらに改善しましたが、RXプラグやLGSのようにキュルブーン!とはなりません。
恐る恐る走りますが、通りにでても失火しませんでした!
おおっ、これは行けちまったか!と思い、3000回転くらい回しても大丈夫でした。
使えそうだけど、電極一個だから微妙だなぁ~と思いつつ、速度を落として、再び加速しようとしたときに・・・
出ました失火が。やっぱ安心して走れそうにないので、プレミアムエボ導入は断念です。
取り外して確認しても状態は良さそうなのになぜという疑問が残ります。
まとめ
電極を減らしていくと改善したので、圧縮比が関係しているのかもしれませんが、実際のところどうなのかはわかりませんでした。
コルトやG4にはプレミアムエボを導入していますが、何も問題は起きておらず、トルクアップ効果も実感できているところです。
火花が飛ぶ向きがピストン側ではなく、ヘッド側に飛ぶような状態になると思うので、火花が飛ぶ位置が電極を挟んで、混合気が濃い部分の逆の位置になった時に失火したりするのかなとも思いました。アルトのような燃焼室が小さいエンジンだとその影響が悪さしているのかと考えましたが、どうなのかな。
とりあえず、LGSでは良い結果が出ているので、いずれLGSの新品に交換したいと思います。
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