ワコーズのeクリーンプラスを試してみた(アルト HA36S編) | 車な週末Life

ワコーズのeクリーンプラスを試してみた(アルト HA36S編)

eクリーンプラスでエンジンは綺麗になるか?

当方のアルトは5万キロ時点でバーダルのリングイーズプラスを投入し、大量のスラッジを除去しました。

リングイーズプラスと同様に遅効性のエンジンクリーンを目的とした添加剤で有名どころのワコーズのeクリーンプラスを試してみることにしました。

以前、他の車で使用したことはありますが、使用後のオイルフィルターの確認や圧縮の確認はしていなかったので、今回は見える形で効果があったのかを確認してみました。

eクリーンプラス スラッジ

目次

オイル交換とeクリーンプラス添加

6万キロを超えた時点でワコーズのeクリーンプラスを添加してみることにしました。

以前のとパッケージが変わったようです。
前はチューブ型でしたが、缶になったようです。

エンジンオイル2.5~6Lに一本とのことです。ずいぶん幅が広いですね。
他の車にも使いたいので、最小濃度で済ませることにします。

アルトのエンジンオイルは2.5Lくらいなので、半分以下の40ml位にすることにします。

容器の重さを除外してきっちり40gにしました。

オイルはいつものスノコのSVELT EURO 5W-30です。
eクリーンプラスを混ぜながらオイルを入れます。

eクリーンプラス添加後3000キロ走行後の確認

オイル交換&eクリーンプラスを添加して6ヶ月で3000キロ走行しました。

お手軽なオイルチェンジャーを使った上抜きでエンジンオイルを抜き取ります。

2.5Lほど抜けました。

オイルフィラーキャップを外して中を確認しても綺麗なものです。

3000キロ走行したオイルフィルターを取り外します。
どれだけ汚れが取れているか確認してみましょう。

交換するフィルターはステンメッシュで繰り返し使えるRunMaxのオイルフィルター(R02827-34)を取り付けました。
抵抗が少ないという謳い文句ですが、体感はできませんでした・・・

オイルフィルターを装着し、エンジンオイルを入れて、オイル交換を終わらせます。

抜き取ったエンジンオイルをペットボルトに入れて確認しましたが、3000キロにしてはちょっと黒いかなという程度で、カーボンの粒などは確認できませんでした。

オイルフィルターを分解して行きます。残っているオイルをできるだけ抜き取ります。
内部の弁を押すと多少抜けます。

パイプカッターMで分解します。
オイルフィルターの分解については「オイルフィルターを分解した結果に驚いた」で紹介していますので参照してください。

上側を切ることで綺麗に分割できます。

金物とフィルターを分別でき、フィルターの異物補足状況も確認できます。
この時点でなんとなくフィルターが黒いなと思いました。

カッターでフィルターを切り取っていきます。

さて、どんなもんでしょうか。

通常のオイル交換時に比べるとフィルターが黒く染まっている感じがします。

手袋にカーボンの粒子っぽいものが付着しています。
こちらはオイルの通過した後の面になります。

そんなに取れていないかと思い、裏返すと!
スラッジの塊が補足されていました。

e clean plus 効果

eクリーンプラスの効果は確かにあるようです。

eクリーンプラス 効果

オイルをふき取ってみても黒い粒子状のものがよく確認できます。

指で擦るとさらに細かくなりました。

濃度を規定の下限くらいでこの効果なので、もう少し濃度を濃くすればもっと効果があるかもしれません。


圧縮圧力の確認

エンジンのコンディションを把握するため、圧縮圧力を計ります。
エアクリーナボックスへのダクトを外します。

イグニッションコイル固定のボルトを外して、イグニッションコイルを抜きます。

点火プラグも全部外します。

コンプレッションゲージを取り付けます。

ホースにアタッチメントを取り付け、ホースをねじねじしてプラグホールに取り付けます。

ゲージを装着したら、スロットルを開かせるため、アクセル全開にした状態でセルモーターを回します。
アルトはヒューズを外して燃料ポンプを止めることができないので、そのまま回します。

ゲージがこれ以上上がらなくなるまでセルを回します。

以下のような感じでピストンが上下するたびにゲージの目盛りが増えていきます。
今回動画で撮影してわかったことですが、以前の測定時はどうもセルの回しが足りなかったようです。各気筒でセルを回す時間は合わせていたので、参考にはなるとは思うのですが、正しい測定値ではなかったようです。

以前の測定などは以下の記事を参照してください。

バーダルのリングイーズプラスで圧縮圧力が回復した(HA36S編)

結果としてはこのような形となり、今回の値が正しい結果となりそうです。
いままで一人でゲージを見ながらセルを回せなかったので、動画にとって初めてわかりました。反省です。

気筒は左から順 1気筒目 2気筒目 3気筒目
5万キロ時点 1090kpa 1160kpa 950kpa
5万3千キロ時点 1120kpa 1120kpa 1110kpa
6万3千キロ時点 1280kpa 1210kpa 1300kpa

参考:リングイーズプラス投入後のオイルフィルター

今回、eクリーンプラスを添加したアルトは5万キロの時点でバーダルのリングイーズプラスを入れて大量のスラッジを除去したばかりでした。

それでもスラッジが取れたのでeクリーンプラスもエンジンクリーナーとしての実力は本物なのだと思います。

参考までにバーダルリングイーズを添加した後のフィルター状況をご紹介します。
この時はステンメッシュのオイルフィルターを装着していました。

全体的にスラッジがたまっていました。

フィルターにも真っ黒なスラッジがたまっていました。
フィルター内側は粘度のあるねっとりとしたスラッジが大量に捕獲されていました。
eクリーンプラスはさらっとした感じでしたね。このあたりが大きな違いかもしれません。

フィルター底はこんな感じです。

まとめ

バーダルのリングイーズプラスで大量のスラッジを除去した後だったので、それほど効果は確認できないかなと思っていましたが、オイルフィルターにはかなりのスラッジが確保されていて、効果を確認できました。

バーダルのリングイーズプラスでかなり快調になっていたので、それほどフィーリング的には変化は感じませんでしたが、低スロットルでのトルクが増えたかなという気もします。
エンジンオイル交換後は粘度低下が回復したためか、さらにトルクアップした感じがします。

距離を走っている方は一度試してみてはいかがでしょう。

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