ラジエターに風を当てよう
スロットルバルブの冷却水バイパス、オイルフィルタークーラーに続きより効果的な熱対策をインプレッサG4に実施しました。
G4のグリル内を覗くと、コンデンサーの前の横方向に隙間があり、前から入ってきた風が横に逃げてしまってラジエターに当たる風量が弱くなっているのではないかと考察しました。
そこでコンデンサーの左右の前にシュラウドを作成し、風が横に逃げないようにしてみました。
シュラウド作成
バンパーを外すのが正攻法だとは思いますが、横着してグリルのみ外して作業しました。
グリルを裏から固定しているビスがありますが、長さが短いドライバーなどがあれば何とか外せました。しかし、手間を省いた代償として、グリルの爪がいくつか折れました。
固定には問題がなさそうなので良かったですが、バンパーを外すのがよいかもしれません。
具体的にどういう問題があるかというと、以下のようにコンデンサー前の左右に隙間があるので、抵抗の少ない横側に風が流れるのではないかというものです。
一気に飛びますが、アルミ板を切って曲げて、リベットでくっつけて現車あわせでカットして形作りました。
右下の穴はコンデンサーのパイプを避けるためにカットしました。
コンデンサーを固定しているボルト部分と、フレームの穴を使って固定します。
チッピングコートを塗って目立たないようにしました。
実際に装着したのがこちら。
多少の隙間はありますが、かなり横に逃げるのを防止できそうです。
反対側はこんなかんじ。配線の逃げ加工もしています。
バンパー下側の入り口からみるとこんな感じ。
一番下は塞げてませんが、ある程度逃げも必要かなと思うので調度良いかも。
反対側はこんなかんじ。
グリルを装着してグリル越しだとこんなかんじ。上側はちょっと隙間が出来てしまっています。
グリルに干渉しないように再度、現車あわせでカットしますが、今回はたまたま、どんぴしゃのサイズでした。
反対側はこんなかんじ。
おまけでカウルのサイド部分に穴を開けネットを貼りました。
こちらは走行中は正圧の箇所だと思うので、走行中の効果は無いと思いますが、停車時には熱気が抜けるんじゃないかと思い、加工してみました。
反対側はこんなかんじ。
ここならゲリラ豪雨や台風時に水が入っても、特に問題は無いかと思います。
この加工はかなり効果があったようで、油温100度位になっていたような状況でも90度後半でとどまるようになりました。
コンデンサーやラジエターに放熱塗装をすればさらに効果が上がるかもしれません。
中古でよいラジエターがあればやってみたいところです。
■関連ページリンク