インチアップ・ダウンでエアボリュームは変わるのか?
インチアップするとタイヤハイトが低くなるので、エアボリュームは減るような気がしたのですが、外径を揃えても、タイヤ幅が広くなればそんなに変わらないような気もします。
推測でしかないので、実際に測ってみるのが良いかなと思いました。
エアボリュームが増えれば、段差などのショックを吸収しやくすくなり、乗り心地がアップするかなと思い、実際どうなっているのか手持ちのホイール&タイヤで比較してみました。
また、純正の15インチから14インチにダウンすることで、タイヤハイトを増やして乗り心地が良くなるかも試してみました。
目次
アルトに装着しているホイール&タイヤの比較
まずは純正のENKEI製の15インチです。リム幅は4.5Jです。
装着しているタイヤはダンロップのWinter MAXXの165/55R15です。
重さは11.55kgで結構ずっしり来ます。
続いて、RAYSの軽量ホイールのスーパーエコです。こちらも15インチでリム幅は5.5Jです。
タイヤはヨコハマタイヤのADVAN dBの165/55R15です。
重さは9.9kgと純正&スタッドレスの組み合わせより1.5kg以上軽かったです。
続いてインチを下げた14インチです。ダンロップのMistiereです。リム幅は4.5Jです。
タイヤはTOYO TRANPATH LuKの155/65R14で、タイヤ幅は1ランク細くなっています。
重さは10.9kgです。RAYSの軽量ホイールはさすがですね。
サイズ等を表にまとめるとこんな感じです。
外径に微妙な差はありますが、14インチはタイヤ幅が減るので、エアボリュームがどうなるかが興味があります。
エアボリューム比較(一定量入れたあとの空気圧)
エアボリュームを比較する方法として、エアコンプレッサーを満タンにして、一定量になるまでタイヤに空気を入れ、タイヤの空気圧の差で比較してみました。
当方の所有しているエアコンプレッサーは満タンで0.83MPaになるので、0.3MPaまで入れた時の空気圧を見てみます。
一度完全にタイヤの空気を抜いてから空気を入れていきます。
エアコンプレッサーの残量が0.3MPaになるまで空気を入れます。
純正15インチホイールは2.15Barまで空気が入りました。
15インチRAYSは1.7Barです。空気圧が低いということはまだまだ入るということなので、純正15インチよりエアボリュームがあるということになるかと思います。
14インチは1.8Barでした。タイヤ幅が細くなった分、エアボリュームが減ったかもしれませんが、15インチRAYSとそれほど差が無いということがわかりました。
エアボリューム比較(空気を抜く時間)
エアを入れる方は確認したので、エアを抜く時間でも比較をしてみました。
エア圧を2.0Barまで入れて、完全に抜けるまでの時間を計測します。
純正15インチでは完全にエアが抜けるまで1分22秒08でした。
15インチRAYSでは完全にエアが抜けるまで1分35秒03でした。
14インチでは完全にエアが抜けるまで1分30秒08でした。
エアを入れた時と同じ順番になりました。
同じ15インチでもホイールの形状やタイヤの構造でもかなり差が出るようです。
RAYSのホイールはそういったことも考慮してエアボリュームを確保する構造になっているのかもしれません。
タイヤハイトを確認してみました。
15インチのスタッドレスはだいたい7cmくらいある様でした。
ADVAN dBの方も大体同じです。撮影した角度で6.5cmくらいに見えていますが、ほぼ同じです。
14インチの方はタイヤハイトが8cmくらいになりますね。大体1cmプラスな感じです。
まとめ
エアボリュームについては同じ15インチで同じタイヤサイズでもかなり差が出ることが分かりました。逆にインチダウン、アップしてもタイヤのサイズ次第ではほぼかわらないようです。
乗り心地については14インチに変えたところ、リアの突き上げがかなり減少して乗り心地は大幅にアップしました。
当方のアルトの使用状況からすると、14インチの方がストレスなくドライブができるので、14インチで行こうと思います。