FB20は何馬力出ているのか?
もうすぐ走行距離が6万8000キロになるインプレッサG4がいま何馬力でているのか測りたくなりました。
アルトで馬力を図るためにブリッツのパワーメーターi-Dをシガーソケット化しているので、G4でもパワーチェックをしてみることにしました。
また、SモードとM(マニュアル)モードはどっちが速いのだろう?と疑問がでてきたので、こちらも調べてみることにしました。
目次
G4の現状とパワーメーターi-Dの取り付け
G4ですが、エンジンはまったくのノーマルです。
パワー系で影響があるところだと、K&Nのエアフィルターに交換しているのと、点火プラグをBRISKのLGSに変えてるのみです。
冷却水の泡を除去して冷えやすくするため、ブリーザータンクを付けていますが、こちらはパワーには関係ないかと思います。多少は水温上昇に伴うパワーダウンが緩和されているかもしれませんが・・・
走行距離は6万7千キロオーバーです。
馬力測定はブリッツパワーメーターi-Dで行います。
電源はシガーソケット化しているので、車速信号を取り出す加工をします。
カーナビに入力している車速信号を分岐するので、カーナビを一旦外します。
前面のパネルの隙間に内装はがしを入れて浮かせます。
爪を何箇所か外すと外れます。
エアコンのところでコネクターが刺さっているので外します。
ハザードランプもコネクターがつながっているので外します。こちらはちょっと外しにくいです。
あとはビスを4本外せばカーナビが外せます。
車速信号はピンクの線でした。こちらを分岐します。
キボシ加工し、パワーメーターi-D用のコードを作成します。
グローブボックスのところに線を持ってきました。
普段はここに収納しておくことにします。
パワーメーターi-Dの設定をするため、車両重量を調べます。1340kgでした。
ガソリンや運転手の重さを100kgと過程して、1440kgに設定しました。
G4は4WDなので、駆動方式を4WDにしています。
パワーロスはよくわからないので0のままにしました。
Sモードでの0-100km/hの測定
外気温17℃の中、計測しました。
Sモードで測定。CVTなので回転数は5000回転以上でじわじわ上がりながら、車速が増していきます。
80km/h時点では5400回転ほどでした。
最大馬力は91馬力でした。カタログスペックは150馬力/6200rpmなので、ちょっとがっかりな数値・・・
100km/h時点では5700回転でした。
Sモードでは最大馬力発生回転数を使えないようです。
Mモードでの0-100km/hの測定
M(マニュアル)モードでの測定です。
80km/h時点では1速6000回転でした。メーターパネル上は2速になっていますが、シフトアップした直後で回転数が下がっているところの画像になります。
1速6400回転が最大回転数でした。大体74km/hくらいです。
仮に全開でスポーツ走行するとした場合、タイトな峠みたいなコースだと1速固定でいいということになりそうですが、アクセルオンオフでかなりギクシャクしそうです。
最大馬力は119馬力でした。
100km/h時点の回転数は5800回転ほどで、Sモードより多少高い回転数でした。
Sモード、Mモードの比較
Sモード、Mモード共に4000回転くらいまでは差がありませんでした。
Mモードは4000回転くらいから回転上昇が早まります。
CVT制御が良くできているのか、80km/hちょっと手前では回転数にかなり差がでましたが、速度は同じでした。
Mモードは2速に上がった時に5200回転くらいまで回転が下がるので、Sモードの方がエンジンのトルクを有効に使っているようです。
0-100km/hではほぼ差が付きませんでした。
タイムは9秒25くらいです。10秒切れてよかった。
まとめると以下のような結果になりました。
パワーメーターi-Dのピーク値をみると以下のようになっていました。ピーク値は参考にしてはいけなさそうです。
たいていの場合、メーターを凝視し続けて確認することはできないので、ピーク値で確認すると思いますが、これはどうなのかブリッツさん・・・
パワーチェック時の動画はこちらです。
まとめ
Mモードの方が、エンジンの高回転を使えて速いのではないかと思いましたが、CVT制御が良いのか、差がでないという結果になりました。
CVTなので、何速という概念があるのかはちょっとよくわかりませんが、Mモードで1速、2速をもっとギアレシオをショートにできるとサーキットやジムカーナで速く走れそうな気がします。
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