トーションビームの塗装の下にサビが発生している
アルトの作業でリアのタイヤを外すと目につくのがトーションビームになります。
以前から気になっていましたが、なぜかサビが発生していて、気になってしょうがないので、本格的に対策しようと思います。
目次
- 1.トーションビームのサビの確認
- 2.トーションビームのサビを除去
- 3.黒サビ転換剤とシャーシブラック塗装
- 4.反対側も施工
- 5.まとめ
トーションビームのサビの確認
現状、新車購入してから7年半、約7万キロ走行しています。
沿岸部でもなく、雪国でもないので、塩害とは無縁の環境のはずなんですが、結構サビています。
タイヤ・ホイールを装着している時には見えないので気になりませんが・・・
こんな感じでサビています。
塗装の下にサビが進行している感じです。
トーションビーム付け根部分も結構サビていて、特に下側がサビていました。
この程度のサビと進行具合なら、全然問題は無いと思われますが、気分的に気になるので対策したいと思います。
トーションビームのサビを除去
まずは出来る限りサビを落としていきます。
マイナスドライバーで削っていくことにしました。
塗装が浮いている感じのところはもれなく塗装の下にサビが発生しているので、そういったところはマイナスドライバーで突くとぽろぽろ塗装が剥がれていきます。
一見、サビが無いかと思いきや・・・
削ってみると塗装の下にサビが発生しています。
予想以上に塗装の下がサビていて、マイナスドライバーでは埒が明かないので、ベルトサンダーを導入しました。
削ってみるとサビがあちこちに出てきます。
マイナスドライバーと紙やすりだけでやっていたら相当時間がかかりそうです。
電動工具様様です。
ベルトサンダーで削れないところは再びマイナスドライバーで削っていきました。
下側もかなりサビていました。
一度、トーションビームを外して徹底的にやりたいところですが、労力に結果が見合わないと思うので出来る範囲でやろうと思います。
ハブに近いほうも塗装の下にサビが発生しています。
ベルトサンダーで削れるところは削ってしまいます。
かなり広範囲でサビが発生していました。
溶接個所の脇も塗装の下はサビだらけでした。
紙やすりも導入して、出来る限りサビを取り除きました。
しかしなんでこんなにサビているんでしょうか・・・
パーツクリーナーでサビや塗装の粉、鉄粉を洗い流します。
ウエスで拭き取ってサビ取り作業は完了です。
黒サビ転換剤とシャーシブラック塗装
続いてサビ転換剤を塗っていきますが、これだけ広範囲だと刷毛で塗っていくのも大変なので、スプレータイプのものを使うことにしました。
余計な部分を塗らないようマスキングしていきます。
なんだかんだで大掛かりなマスキングになりました。
ボディに付着すると面倒なことになるので、広めにマスキングしました。
ブレーキホースやセンサーの配線などもマスキングしました。
準備は完了です。これからサビ転換剤を塗っていきます。
用意したのはサビ転換剤RSスプレーです。
スプレーなので、広範囲に簡単に塗ることが出来ます。塗った直後はグレーっぽい色になりました。
マスキングさえしていれば、塗るだけなので施工が非常に楽ですね。
逆に言えば、マスキングするのが大変です。
しばらくすると黒に変色していきます。
このままでも全然問題ないと思ったのですが、別途シャーシブラックを用意したので、こちらも塗っていきます。油性の方が強そうな感じがしたので油性を用意しましたが、乾きが早いだけで、塗膜の強さは変わらないようです。
既に黒くなっているところに塗るのであまり変化は有りません。
若干艶が出た感じになりました。
乾燥も数分経てば触れるくらいになりますが、垂れて厚くなっているところはふにゃふにゃしていました。
マスキングを剥がして完了です。
対策前はみすぼらしかったですが、いい感じに仕上がりました。
上側部分はもう少し厚塗りしておけばよかったかもしれません。ちょっと塗膜が薄い感じがします。
気になるサビは大体除去でき、見た目も気にならなくなりました。
裏側や手が届かない部分にサビは残っていると思いますが、見える範囲は十分対応出来たんじゃないかと思います。
反対側も施工
反対側も同様に施工していきます。
こちらは以前、サビ転換剤で対処したんですが、サビの進行が進んでいる感じでした。
広範囲に赤さびが発生していて気分的に嫌になります。
右リアよりも左リアの方がサビが酷い感じがします。
こちらもベルトサンダーなどを駆使してサビを落とします。
大部分を削ることになってしまいました。
サビ転換剤を塗布。
シャーシブラックで仕上げて完成です。
ちょっと艶が出すぎて違和感があります。
まとめ
今回のサビくらいなら、進行は遅いので問題ないと思いますが、海沿いや雪国でサビの進行が早い地域で使用している場合はきちんと対策をしておかないと、鉄板が朽ちていろいろ問題が出てくると思います。
1年点検や車検毎にしっかり確認するのが良いと思います。