無性にファミコンがやりたくなった
小学生の時に隙あらばやっていたファミコンですが、最近youtubeでファミコンBGMの動画を見ていたら、無性にやりたくなりました。
エミュレータを使ってパソコンでできることは知っていましたが、ROMデータの吸出しも出来き、カセットを保有して個人で楽しむ分には法的にも問題がないようなので、やってみることにしました。
残念ながらファミコンソフトは捨ててしまったので、カセットはヤフオクで購入しました。
シューティング系とドラクエなどを購入しました。
こんな感じでパソコンでファミコンが出来てしまいます。
使った機材やソフトをご紹介します。
目次
- 1.ROM吸出し機(レトロゲームダンパー)でデータ吸出し
- 2.エミュレータ(Nestopia)のダウンロードと設定
- 3.コントローラ(レトロ調USBゲームパッド)の設定
- 4.エミュレータ(Nestopia)でファミコンをやってみる
- 5.エミュレータ(SNESGT)でスーパーファミコンもやってみる
- 6.まとめ
ROM吸出し機(レトロゲームダンパー)でデータ吸出し
ROMデータをダウンロードしたりアップロードするのは違法なので、カセットを買って、吸出しをすることにしました。FCダンパーなるものを使用しますが、メガドライブ用のレトロダンパーがあれば、アダプターでファミコンやスーパーファミコンなどいろいろ使えるようなので、今後を見越してレトロダンパーを購入しました。
詳細はゲームバンクウェブさんのHPを参照ください。
製品はこんな感じです。基盤むき出しなので、操作時に触っても大丈夫かなとちょっと不安になります。
ひとまずはファミコンをやりたいのでFCアダプターも併せて購入しました。
このアダプターを複数使うことで各種ハードを吸出しできるようにしているようです。
セキュリティソフトを無効にしてから使う必要があるようです。
手始めにドラゴンクエストのROMデータを吸出ししてみることにしました。
プリンタで使われているUSBケーブルをつなぐとランプが付きました。
ゲームバンクウェブさんのHPよりダンパーのクライアントをダウンロードしました。
起動すると以下の画面が表示されるので、Infoボタンを押します。
カセットが正しく接続されていると以下のようにタイトルなどの情報が表示されます。
何度か表示されなかったり、ROM吸出し後にゲームをしようとすると画面がぐちゃぐちゃになったりしたことがありました。カセットの端子を接点復活剤で拭いてから再度試してみると、正しく認識しました。カセット自体は数十年まえのものになりますから、端子も腐食しているものもありそうです。
Dumpボタンを押してパソコンに保存することができます。
ディレクトリパスに日本語文字が入っているとうまくいかない場合があるというネット情報もあったので日本語を含まないパスに保存しました。
うまくいくとSuccess!と表示されます。
ROM吸出しは問題なくできたので、続いてはソフトを実行するエミュレータを準備します。
エミュレータ(Nestopia)のダウンロードと設定
エミュレータも何種類もあり、どれを使えばいいか迷いますが、お勧めエミュレータ〇〇選とかなどのWEBサイトをいくつか見て、人気どころを使うことにしました。
Nestopiaを選びました。
設定や日本語化などを詳細に書いているサイトを参考にしながらダウンロードなどをしていきます。
exe実行時に下記のようなダイアログが出ましたが、詳細情報をクリックして進めることが出来ました。
前の画面で実行しないしか選べないと思い込むとこの時点で終了ですね・・・
日本語化も行いました。
ダウンロード後に解凍して、japanese.nlgを本体のlanguageフォルダに入れればよいようです。
エミュレータを起動してドラゴンクエストのROMデータを読み込ませてみます。
起動しました。画面サイズがちっちゃいです。
まずは言語を日本語にします。
日本語にしなくても何とかなりそうではありますが、一応しておきます。
再起動する必要があるようです。
無事に日本語化できました。
コントローラ(レトロ調USBゲームパッド)の設定
キーボードでも操作できますが、シューティングゲームなどはコントローラの方がやりやすいと思ったのと、連射機能は欲しいと思い、バッファローのレトロ調USBゲームパッドを購入しました。連射機能なんてジョイカードマークⅡを思い出します。
ほぼほぼスーパーファミコンのコントローラそのものですね。
Windows10だとデバイスとプリンタで設定するようです。
接続すると認識したようです。
右クリックでゲームコントローラの設定を選びます。
状態はOKのようなので使えそうです。
Nestopiaのメニューのオプションからインプットの設定を選びます。
コントローラのボタンの割り当てを行います。
キーに合わせてコントローラのボタンを押すと割り当ての部分が変わっていきます。
最後にOKを押して準備完了です。
Nestopiaでファミコンをやってみる
Nestopiaを起動してメニューのファイルより開くを選びます。
ROM吸出しで保存していたドラゴンクエストのデータを選択します。
起動しました!
画面はデフォルトだと小さいので、表示→スクリーンサイズ→4Xで大きくしています。
懐かしのドラクエⅠ。
話しかけるときに向きを選択しなくていけないのが面倒!
ドラクエⅢを一番やりこんだので、Ⅰはちょっと不便に感じます。
今のゲームとは比べ物にならないくらいシンプルですが、味があっていいです。限られたリソースで最大限に表現してたんだなぁと思います。
経験値稼ぎなど時短のため、実行速度を変えられるのがエミュレータのいいところですね。
タイミングの設定でデフォルトの速度に設定のチェックを外すと指定した速度にできます。
デフォルトの速度に設定のチェックを外して実行速度を変更します。
標準が60のようで、240まで設定可能なので4倍まで早くできます。
別の実行速度はtabキーを押している間の速度指定のようです。
エミュレータのもう一つの便利な点がどこでもセーブできる点です。
ドラクエⅡだと福引の前でセーブしていれば何回でもチャレンジできます。
はぐれメタルに遭遇したときにセーブするのもよさそうです。
ファイルにデータを保存できるので、シューティング系のゲームであれば、2面のスタート時に保存しておけば、いつでのその面から遊べるといった使い方もできます。
ドラクエだと面倒な復活の呪文をメモらなくても済みます。
ここからやり直したいというポイントで保存しておくのもよいですね。
続いてシューティング系のゲームもやってみました。
スターフォースは昔、かなりやりこみました。
懐かしいの一言。
音楽も良いです。
この手のゲームに連射機能は欠かせませんね。爽快です。
だいぶ腕が落ちていて、以前のようにはクリアできませんが、全面クリアを目指したいと思います。
あんなにやりこんだのにだいぶ忘れていますね・・・
シンプルがゆえに難しいところもあります。
グラディウスもオプション付けて連射しまくると爽快です。
SNESGTでスーパーファミコンもやってみる
スーパーファミコンはファミコンほどやっていなかったので、メジャーどころを楽しみたいなと思い、アダプターを購入しました。
ドラクエⅢはファミコン版しかやったことが無かったのでスーパーファミコン版をやってみることにしました。
吸出しはスーパーファミコン用のクライアントを使いROMの吸出しを行います。
エミュレータは実行速度を調整できるSNESGTを使うことにしました。
SNESGTを起動します。
こちらもパソコンに保存したROMデータを読み込ませます。
コントローラの設定も行います。
実行速度はNestopiaより自由度が高いようです。10倍まで試しましたが、何とか操作できる感じですが、細かい操作は無理ですね。tabキーを押すと切り替わるようです。
グラフィックとサウンドはファミコンより格段に進化していますね。
ちょっとファミコン版よりキャラ表示などが縦長なのが違和感ありましたが、慣れてきました。
SNESGTは保存したファイルを指定して読み込ませることはできないようですが、sv0やsv1といった拡張子で保存されるので、これを別名で保存しておき、戻すときは状態復元で読み込むディレクトリにsv0などのファイルをそのファイルのデータで上書き保存すれば、退避したデータを読み込ませることができるようです。ちょっと面倒ですが、ちゃんと残しておきたいデータは保存できるようです。
まとめ
いまのゲームと比べれば、レトロゲームになってしまうんでしょうが、処理性能で制限があったからこその良さがあったのかなと思います。当時はこれが普通だと思ってましたし。
スマホのガチャ系のゲームにはない楽しさがあるので、しばらくはファミコンで忙しくなりそうです。特にロールプレイング系は何本もやりたいものがあるので、どれだけ時間かかるか想像ができない・・・