断念していたBRISKの点火プラグを導入
コルト、インプレッサG4にはBRISKの点火プラグを導入し、トルクアップして大満足な状況ですが、アルトには導入していませんでした。
アルトにも装着可能なBRISKプラグは存在しているのですが、実際に取り付けたところ、最初はトルクアップを実感し満足していたのですが、信号待ちや1200回転ほどでアクセルをあまり踏まずに巡航する時に、プラグがかぶったような状態になり、安心して走れる状態ではありませんでした。
そういった経緯があり、導入していなかったのですが、イグニッションコイルの流用や電圧チェックをしている過程で、アルト純正イグニッションコイルではBRISKの点火プラグの要求電圧を満たせていなかったのだろうと考えるようになりました。
スティングレーのイグニッションコイルを流用し、発生電圧が大幅アップしたので、BRISKプラグが使えるのではないかと思ったので試してみました。
目次
BRISKプラグ(MOR14LGS)とNGKのRXプラグ
こちらが以前取り付けていたBRISKのLGSタイプの点火プラグです。
アルトでは失火してしまっていたので使っておらず、インプレッサG4で2万キロ使用したものになります。
型番はMOR14LGSで、熱価はNGKだと6~8に相当するワイドレンジです。
アルトにはNGKのRXプラグ(LKR7ARX-P)を付けていました。
スティングレーのイグニッションコイルにしてからもトルクアップは実感出来ていましたが、BRISKのLGSであれば、もっとトルクアップするのではないかと思った次第です。
BRISKプラグ取り付け&試走
以前は純正イグニッションコイルで電圧を16V化した状態で使用しましたが、失火が発生していました。1.5Vほど昇圧していたので、1割ほど電圧は上がっていたのではないかと思われますが、それでもだめでした。
スティングレーのコイルで10000v以上性能が上がったと思われるので、失火現象は起きないのではないかという期待を込めて確認してみます。
まずはエンジン始動。
何事もなく1発始動です。異常はなくスムーズに回っています。
走りだすと、トルクアップをすごく実感できます。
レスポンスはRXプラグから替えてもっさり感がでましたが、そんなことはどうでもよくなるくらいトルクアップの効果を実感できました。
しばらく信号待ちなどで長く停車していると、アイドリングが不安定になりましたが、30キロほど走ったら安定するようになりました。
平地であれば1200回転で60キロ巡航ができ、いままでSモードにしていた坂道でもSモードにしなくても、ちょっと踏み込めばぐんぐん上るようになりました。
正直、別のエンジンのようになり、運転していて笑いが止まりません。
2万キロ使用したプラグなので、新品に替えたり、プレミアムエボシリーズに替えたらさらに良くなりそうな気もします。
街乗り、山道と40キロほど走ってプラグを確認しましたが、カーボン付着もなく、問題なさそうでした。
※ガイシが黒いのは潤滑系燃料添加剤TEを使用したときに付いたものです
まとめ
NAのアルトはパワーアップが難しいですが、この点火強化の変化は大きいです。
失火が起きないか、長期的に様子を見る必要がありますが、アルトでいろいろDIYでいじってきましたが、一番満足度が高いものとなりました。
BRISKのプラグでもプレミアムエボのほうが要求電圧が低いらしいので、いずれそちらも試してみようと思います。
この記事を書いている時点ではブリスクスパークプラグ・ジャパンさんで扱っているLGSは熱価の高いMOR12LGSのみのようでした。
ターボ車やサーキットでの使用であれば問題なさそうですが、熱価がNGKでいうと7~9になるので、街乗りやアイドリングでかぶらないかが心配です。
プレミアムエボシリーズは熱価がNGKでいうと6~8のMR14BFXCがラインナップにあるので、こちらを選ぶのが良いかもしれません。
MR14BFXCを試してみましたが、アルトには相性が悪いようです。
要求電圧が足りないということはないと思いますが、謎の失火現象が発生し、まともに走れませんでした。始動時の一発始動ではなく、セルが数回回ってからようやく始動する感じでした。バッテリーを外し、ECUの初期化を実施しましたが、それでもだめでした。残念です。
失火については別記事「BRISKプレミアムエボ(MR14BFXC)を試してみた」を上げていますので参照してください。
BRISK ブリスク MR14BFXC プレミアムエボ スパークプラグ
いずれにしてもBRISKプラグ導入はありでした。
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