コルト(Z27AG)ハンドルを切ると勝手にブレーキがかかる事象を調査してみた | 車な週末Life

コルト(Z27AG)ハンドルを切ると勝手にブレーキがかかる事象を調査してみた

駐車場を出るときにエンストしそうになる謎事象

当方のコルトですが、駐車場から出るときにハンドルを右いっぱいに切って出るのですが、その時に、通常発進と同じように出ようとすると、エンジンががくがくし、エンストしそうになります。(マニュアル車)

ハンドルを切るとブレーキがかかっているのではないかと思い、調べてみました。

目次

GTOキャリパー導入でブレーキホースを変更

当方のコルトはGTOキャリパーとスカイラインのブレーキローターを流用して取り付けています。ブレーキホースはリアの純正ブレーキホースを使っています。

こんな感じでステーを自作し固定していましたが、この位置が悪さをしていそうです。

ブラケット固定位置から、車体側の接続までの区間で、長さに余裕がないのではないかと思いました。

ブレーキがかかるか実験(対応前)

両輪ジャッキアップして、ギアを1速に入れて車輪を回転させます。

この状態でステアリングを左に目いっぱい切ると、シャリシャリとブレーキパッドとローターが擦れる音がしました。やはり勝手にブレーキが効いているようです。

同様に右に目いっぱい切ると同じように音がしてきました。

ブレーキがかかるか実験(対応後)

対策として、ブレーキホース固定位置を車体側接続部に近くなるようにします。

L字ステーを外した結果、車体側接続部に15mmくらいは近くに移動できたと思います。

車体側接続部とブラケット固定部に多少余裕が出たと思います。

タイヤを付けて1G状態にしても、ドライブシャフトとのクリアランスは十分にあり、問題なさそうです。

再び確認してみました。
右側に目いっぱい切っても音はしなくなりました。

左側は音は小さくなった感じですが、まだブレーキが効いてしまっているようです。

右へ切ると、ブレーキホースが伸びる形になりますが、こちらは大丈夫のようです。

左に切ると、ブレーキホースが押されて曲がることによって圧が発生しているようでした。

ブレーキホース固定位置の見直し対応

さらなる対処として、もう少し取り付け位置を下げようと思います。
エーモンのステーを加工します。

こんな感じでグラインダーで切り出しました。
リベットナットを取り付けるため、穴径も広げています。

ボルトとナットで固定でもよいのですが、脱着を楽にするため、リベットナットを使いました。

左右分完成です。

これを取り付けていきます。

2cmほど下側に下げれたと思います。

ホースのたわみにさらに余裕がでました。

反対側も同様に対処しました。

再度確認してみました。
右側は問題なし。

左側はまだ音が出ていました。

1G状態でもドライブシャフトとのクリアランスは問題なし。
検証はショックが伸びきっている状態でしたが、実際にはショックが縮んで、ブレーキホース固定箇所は上側になるので、問題ないのではないかという結論に至りました。

この対応後はハンドルを目いっぱい切った状態で、アイドリングでクラッチミートしてもエンストする気配が無くなったので、解決できたようです。

検証動画はこちらになります。

まとめ

GTOキャリパーを取り付けた際は、車検対応でブレーキホースが固定できていればよいと思い、ハンドルを切って、ブラケットに角度が付いたときに問題ないか確認はしていませんでした。

弾力性のある純正ホースを使っていたから問題が起きなかっただけで、伸縮性がなさそうなステンメッシュのブレーキホースを使っていたら、破損し、ブレーキが利かない状態になっていたかもしれません。

ブレーキをいじる時はそういったリスクも考えて作業しなければいけないと反省しました。
自信がない場合は、ショップに任せるという判断もしなければならないと思った次第です。

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