タイロッドエンドブーツ破れの危機
車検はディーラーにお願いしているのですが、事前にタービンとオイルパンからのオイル漏れ、スタビリンクのブーツ破れは気が付いて、自分で交換などの対処をしたので、無事に車検通りました。
が、引渡しの際に担当さんから、タイロッドエンドブーツがひび割れているんで早めに交換してください!と指摘されてしまいました。
見積もりも一緒に出してくれたのですが、タイロッドエンド交換で左右2個の部品代で6380円でした。
交換は自分でやるだろうと思われたのか、工賃は見積もりに入ってませんでした(笑)
目次
タイロッドエンドブーツの取り外し
まずはホイールを外します。
触るのはタイロッドエンドなので、ブレーキ周りを外す必要はありません。
必要工具ですが、Z27AGコルトにありがちなマイナー工具が必要です。
16mmのメガネとT27のトルクスレンチが必要です。
トルクスで共回りしないように抑えて、メガネレンチでナットを緩めます。
ナットが取れたら、お次はタイロッドエンドをナックルから外します。
当方はアストロプロダクツのタイロッドエンドプーラーを使っています。
ナックルとブーツの隙間につめの部分を押し込んで、ネジを締めます。
ボルトを締めていくと、ガキン!という音とともに、タイロッドエンドが外れます。
コルトのタイロッドエンドブーツはカシメ型なので、マイナスドライバーなどでこじって外します。
取れました。中のグリスはまだ綺麗でした。
整備記録を見たら、2年、2万キロ前にブーツを交換していました。
ヒビはひどいですが、破れるまでにはまだしばらくは大丈夫そうでした。
タイロッドエンドブーツの取り付け
ブーツですが、MiyakoのTBC-003を購入しました。
モノタロウで一個409円でした。タイロッドエンド交換より5500円くらい安く済みます。
新旧比較。旧も同じTBC-003です。
2年でひび割れした実績からすると、純正より耐久性は低いかもしれません。
古いグリスを拭き取ります。
ウレアグリスを詰め込みます。
カシメ式の場合、ブッシュに合う径のソケットやカラーなどで打ち込みます。
ホームセンターで物色し、ちょうどいいのを発見しました。
日動電工のTSカップリング (TS28GHW)がちょうどよかったです。
ご覧の通り、ぴったりです。
叩くほうには丸座金を両面テープで貼り付けました。
木など上にタイロッドエンドをおいて、真っ直ぐに打ち込みます。
プラスチックハンマーで叩いていきます。
根元までしっかりはまりました。
ナックルにはめてナットを締めます。
ナットは新品を用意したほうが良いと思います。準備し忘れたので、再利用します。
型番はMU010564になります。100円くらいだと思います。
締めるときもトルクスレンチでボルトを固定し、ナットを締め込んでいきます。
交換完了です。反対側も同様に実施します。
まとめ
必要な工具があれば、それほど難易度は高くないと思います。
ブーツをはめるのに、ちょうど良い工具がないとなかなかはめれないと思いますが、塩ビパイプなど、サイズが合うものがあれば、問題なく取り付けできると思います。
純正部品でブーツ単体が無くても、サイズや形状を調べると取りつけ出来るものもあるので、探してみるのも良いと思います。
かつて、ロアアームのブーツが破れて、アッシーしかないということで交換に7万円もかかったことがありましたが、その後に使える汎用品を見つけたときは、早く気が付けばよかったと後悔したものです。
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