車検前点検でブーツの破れを発見
車検まであと1ヶ月ほどとなったので、下回りなどを点検していると、スタビリンクのブーツにヒビが入り、切れていました。
以前、スタビブッシュ交換の際に気が付きましたが、接着剤でごまかしていたところです。
オイル漏れやグリス漏れをしていると、車検は通らないので交換することにします。
目次
スタビブッシュを外すのに13mmのスパナが必要
ジャッキアップして、ホイールを外して作業を行います。
まずはロアアームにスタビブッシュを介して固定されているので、スタビブッシュを取り外します。スタビリンク側もブッシュのボルトも13mmという国産車ではあまり使わないサイズになります。
スタビリンクの軸が回らないよう、スパナで固定し、ブッシュ側のボルトを下から緩めます。
T27のトルクスと16mmのスパナ/メガネが必要
続いて、スタビライザーからスタビリンクを外すのですが、ここでもレアサイズのオンパレードです。
まずスタビリンク側がT27のトルクスになっています。ここを固定できないと、供回りして緩められません。
レアな使用頻度の工具はストレートやアストロプロダクツなどが購入することが多いです。
理由はやはり価格が安いに尽きますね。
さらにナット側は16mmとなっています。交換にチャレンジして、工具で躓いた人も多いんじゃないでしょうか。
ブッシュはちょっと前に交換したばかりなので、それほど劣化してません。
小石を噛んでしまうのがちょっといただけないですね。
強化品も売っていますが、価格も安く、交換しやすい純正で十分かと思っています。
外したスタビリンクは完全に破けていました。
これが問題のトルクスですね。ヘキサゴンの工具を無理やり使って潰さないように気をつけましょう。
スタビリンクですが、型番はMN125838になります。モノタロウでも発注できます。
新旧スタビリンク比較です。
9年前に走行5万キロ時点で1度交換していました。9年、10万キロ使用したことになります。
トルクスの部分が錆びて使い物にならないようにグリスを塗っておきました。
ついでに同じようにタイロッドエンドの部分にもグリスを塗っておきました。
スタビリンク取りつけ
取りつけは最初にロアアーム側から行いました。
最初にスタビライザーにつけてしまうと、思うようにロアアームにはまらずスタビブッシュのボルトを締めれないような感じだったので。
スタビライザーに装着する際に、ジャッキでアームを上下してあげて調整すると難なくスタビライザーにボルトを通せます。
今回、片側のみのジャッキアップで作業できましたが、ストロークの長い純正サスペンションだったりすると、両輪ジャッキアップしないと難しいかも知れません。
ジャッキアップで穴の位置まで上げれば難なく通せます。
スタビリンクのブッシュのボルトは締めようとすればどんどん締めれますが、下記のように5mmくらいボルトがでるところでとどめました。
この辺のサービスマニュアルを持っていないので、ディーラー等で確認するのがよいと思います。
まとめ
コルトのバージョンR(Z27AG)はこのように国産車ではめったに使用しないサイズのボルト、ナットが使われており、手持ちが無い場合、作業中断に追い込まれるのが難点です。
これで車検への課題がひとつ解消されました。
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