アルト(HA36S)シエクル MINICON PROで燃調セッティングしてみた | 車な週末Life

アルト(HA36S)シエクル MINICON PROで燃調セッティングしてみた

空燃比計を導入し、燃調セッティングをやってみる

非力なNAのアルト(HA36S)をパワーアップさせるべく、シエクルのMINICON PROを取り付け、変化を確認するため、PLXの空燃比計も導入しました。
そのあたりの記事は下記に記載しています。

アルト(HA36S)シエクルのMINICON PROで燃調をいじってみた(取り付け・確認)

アルト(HA36S)シエクルで燃調セッティングをするため、空燃比を確認してみた

いよいよ燃調セッティングにチャレンジしたいと思います。

燃調 アルト

目次

燃調セッティングの設定と確認の仕方

燃調を変えるのに導入したのはシエクルのMINICON PROです。

エアフロセンサーの間にかまして、吸入吸気量の値を化かして燃料マップの読み込む位置を変えるものだと思われます。

確認方法についてはOBDⅡで回転数、スロットル位置、燃料補正、吸入吸気量をスマホアプリでモニタリングしつつ、空燃比計、パワーメーターでも確認を行います。

パワーメータは車速センサーから車重と加速度をもとに馬力を算出するものです。
同じ条件で計測すれば変化は確認できるので参考になると思います。

燃調セッティングですが、薄くし過ぎるとノッキングでエンジンブローということもありますが、今回は空燃比計も導入しているので、濃い方から薄くする方向で確認していきます。

モードスイッチは1だと高負荷時にノーマル制御にもどされてしまうようなので、モードは2としました。もともと高負荷・高回転以外はフィードバック制御で理論空燃比になるよう制御されているので、狙いは高負荷・高回転時となります。

わかりやすくするため、スタートボリュームはアイドリング時から効くようにしました。

シエクルMINICON PROによる燃調セッティング

まずは燃料増量+2から確認していきます。
アクセルをじわっと踏み込んでいくと4000回転前後からフィードバック制御が外れてきます。
+2の4000回転時点で空燃比は12.3ほどでした。

つづいて、アクセル全開にした時の確認をしました。
CVTなので、エンジンの回転数は5900回転前後で固定となり、CVTで変速して車速が上がってくる感じなので、マニュアル車のように徐々にエンジン回転が上がってくるのとは異なります。

結果としては空燃比は11.8まで濃くなり、パワーメーターの数値もリアルタイムの表示で最大32、ピークホールドで41馬力でした。なぜピークホールドの方が大きい値にはるのかはよくわかりません(汗)

続いて燃調+-0の確認です。
動画データが壊れていたため、これだけ別日に取り直しました。

結果としては空燃比は10.3まで濃くなり、パワーメーターの数値もリアルタイムの表示で最大32、ピークホールドで45馬力でした。空燃比の最大の10.3は一瞬でただけなので、大体11.9辺りまででした。なので、あまり+2の時と変化はない感じです。

続いて-1になります。
結果としては空燃比は11.5まで濃くなり、パワーメーターの数値もリアルタイムの表示で最大33、ピークホールドで45馬力でした。

続いて-2です。
アクセルをじわっと踏んで行った4000回転では空燃比が13.2と薄くなっているようでした。

結果としては空燃比は11.8まで濃くなり、パワーメーターの数値もリアルタイムの表示で最大32、ピークホールドで43馬力でした。

もう一度確認してみました。
結果としては空燃比は11.6まで濃くなり、パワーメーターの数値もリアルタイムの表示で最大34、ピークホールドで44馬力でした。
思うように空燃比が薄くならず、パワー空燃比に近づけることが出来ません。

続いて-3です。
アクセルをじわっと踏んでいった4000回転では空燃比14.3とさらに薄くなりました。
アクセル全開以外では空燃比が薄くなるようにマップを読んでくれているようです。

結果としては空燃比は11.8まで濃くなり、パワーメーターの数値もリアルタイムの表示で最大32、ピークホールドで45馬力でした。

さらに薄くして-4です。
結果としては空燃比は11.9まで濃くなり、パワーメーターの数値もリアルタイムの表示で最大32、ピークホールドで45馬力でした。

高負荷時の空燃比は薄くならないため、さらに薄くして-5にしてみました。
アイドリング時はかなり薄くなり、燃料増量も+25%に張り付いていました。
それでも理論空燃比にはならず、薄い状態でした。

結果としては空燃比は11.8まで濃くなり、パワーメーターの数値もリアルタイムの表示で最大33、ピークホールドで45馬力でした。

表にまとめるとこんな感じの結果となりました。

まとめ

アイドリングやアクセル全開でない4000回転などを見る限り、セッティングを薄くしていくと、空燃比も薄くなっているようなのですが、高回転・高負荷時の燃調はほとんど変化ありませんでした。
これはCVT車特有のエンジンの回転数が一定で、CVT側で変速しスピードが上がっていくという点で、マップの読み込こむ位置が変わらないのかなとも思われます。

パワーメーターで馬力の差は出ましたが、空燃比も変わっておらず、誤差の範囲かなと思っています。馬力が上がるかなと思っていたので、残念な結果となりました。

とりあえずやりたかったことが出来、確認できたのでよしとします。

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