アルト(HA36S)ヒューズ交換で調子が良くなるか試してみた | 車な週末Life

アルト(HA36S)ヒューズ交換で調子が良くなるか試してみた

ヒューズ交換で調子が良くなるのは本当か?

ネットを見ていると、ヒューズを交換したらエンジンの調子が良くなったとか、オーディオの音が良くなったとかなどの記事を見つけました。さらにはアイスフューズ、マジカルヒューズなどチューンドヒューズもあるようで、さらに調子がよくなるらしい。
ヒューズ自体は一個数十円で高くないし、害もなさそうなので試してみることに。

アイスフューズ、マジカルヒューズは高いので、普通の新品ヒューズにナノダイヤモンド接点改善剤を塗ったものに交換してみることにしました。

目次

エンジンルームのヒューズ交換

ヒューズを交換した車両はアルト(HA36S)で、走行距離は約65000キロです。

アルトはエンジンルームと車内(グローブボックス下)にヒューズボックスがあります。
エンジンルームはラジエターファンやスターター、ヘッドライトなどのヒューズです。
まずはエンジンルームのヒューズから交換してみました。

ECUの前に黒い樹脂のボックスがあるので蓋を開けるとヒューズが現れます。

引っこ抜いて新品を差し込むだけなので作業はシンプルです。

ラジオペンチで抜いて、両面テープを貼ったダンボールに貼り付けていきます。
装着するときに場所と種類(アンペア)がわかるようにするためです。
一個、引き抜くと端子がもげました。
以前、ヘッドライトのヒューズが飛んだ時に交換したもので、安価なヒューズセットのものでした。

外したヒューズは熱で溶けてへこんだような感じと焼け色がついていました。
緑は30Aです。
長年使っていると熱で収縮し、線が細くなって切れやすくなるらしいですが、そういったものはありませんでした。

白いのは25Aです。かなり変色していました。

オレンジは5Aです。アンペアの数値を問わず、大半が焼けた感じになっていました。

安物ヒューズですが、純正や購入した国産メーカーのと比べると、作りが雑な感じがしました。これを見たら使う気が無くなりましたね・・・

ヒューズの端子がこんなに焼けた感じになっているとは思ってもみませんでした。

取り付けるヒューズですが、大自工業 Meltecのヒューズにしました。一個30円でした。
ただ取り付けるだけではつまらないので、ナノダイヤモンド接点改善剤を導入しました。

オイルタイプではないので、埃が詰まったりするトラブルもないようです。
Amazonでの評判もよさそうだったので購入してみました。


タッチペンみたいになっていて、塗るのも簡単です。
新品ヒューズはこの液をはじくので、端子をパーツクリーナーで拭いてから塗りました。

乾くとこんな感じですが、もともと無色なのでわかりませんね・・・

裏側も同様に塗って準備完了です。

あとはヒューズを差し込んでいくだけ。

エンジンルーム側のヒューズは端子がきついのか、結構な力で押し込まないと入りませんでした。

そんなこんなでエンジンルーム側の作業は完了です。

車内のヒューズ交換

続いて車内のヒューズを交換します。
車内はラジオ、メーター、イグニッション、ホーン、ワイパー、灯火類などですね。

グローブボックスを外すと左下の黒い蓋があるところがヒューズボックスです。

蓋を外すとこんな感じです。数が多いので交換も結構大変です。

エンジンルーム側はラジオペンチでつまんで引き抜きましたが、こちらはスペースがないので、下記のようなヒューズ抜きが必要です。カー用品店でエーモンのものを購入しました。

爪をひっかけて引き抜くだけです。結構固くて大変でした。

青は15Aです。こちらも端子が変色していました。

黄色は20Aです。こちらも同様ですね。

赤は10Aです。数が一番多かったかな。

オレンジの5Aは10Aに次いで数が多かったです。

こちらもmeltecのヒューズにナノダイヤモンド接点改善剤を塗りました。

ひたすら差し込んでいくだけですが、作業がしずらいのと、数が多いので結構時間がかかりました。

ちゃんと嵌っていること、アンペアを間違えていないことを確認します。

蓋も戻して作業完了です。

ヒューズ交換後の試運転

ECUが初期化されたのかはちょっとよくわかりませんでしたが、低スロットルで巡航する時にエンジンに粘りが出た感じがしました。

劇的な変化はありませんが、良くなっている気はしました。
プラシーボ効果かもしれませんが、費用も大して掛かっていないのと焼けた端子のヒューズを交換できたので気分的にはだいぶ満足です。

ヒューズ交換前後のオーディオの音比較

オーディオの音が良くなったという記事も見ていたので、ヒューズ交換前後で変化があるか比較してみました。
オーディオの設定は変えずボリューム14固定で運転席付近でカメラ撮影して比較しました。

比較しましたが、よくわからないというのが率直な感想ですが、良くなったような感じもします。撮影した動画をイヤホンで音量を大きくして聞いたら、交換後の方が高音がしっかり出ているなという感じがしました。変化はあるようです。

この記事の最後に動画のリンクを貼っておきますが、そちらで前後の音が聞けます。

6万5千キロ使用のヒューズの抵抗値

最後にヒューズの抵抗値を計ってみました。
下記のように0.3Ωになるものもありましたが、場所によっては0.0や0.1Ωと表示されます。

こちらは新品ですが、0.0Ωがほとんどで、高くても0.1Ωでした。

新品ヒューズで0.2以上にはなりませんでしたが、外したヒューズは0.2Ωは何度か表示されました。劣化して抵抗値は上がる傾向にはあるようでした。

まとめ

ナノダイヤモンド接点改善剤を塗りましたが、装着時に削れて効果が無いんじゃないか?とも思いましたが、塗らないよりは塗った方が良い方向に行きそうなのでよしとします。

ちょっと動かすとガサガサ鳴っていたオーディオのジャックに塗ったらガサガサ言わなくなったので効果はあるんじゃないかと思います。

10年とか10万キロとか走っている車両にはリフレッシュとしてヒューズを交換してみるというのはありだと思います。

今回の作業時の動画は以下になります。

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