ブレーキキャリパーをツルツルに塗装したい
いかにもスポーティーな4ポットキャリパーには憧れますが、費用面や必要性からいってそこまではなかなか出来ません。
しかし、いいかげんブレーキダストで汚いキャリパーに嫌気が差してきました。
ご覧のように鋳造のでこぼこにブレーキダストがこびりつき洗っても落ちない状態になっています。
アルト(HA36S)の純正ブレーキはかなりブレーキダストが多い。
キャリパー塗装している人は結構いるかと思いますが、そのまま塗っても鋳造のざらざらが残っていると仕上がりもいまいちです。
スポーツグレードや社外の4ポットや6ポットキャリパーは表面もツルツルしていてかっこいいし、ダストも洗い流しやすいです。
ブレーキキャリパーのざらざらを削る
そこで工具登場。今回は右側2つのリューターとベルトサンダーに活躍してもらいました。
ひたすらブレーキキャリパー表面のざらざらを削ってツルツルにしていきます。
電動工具を使っても、手間がかかり、やめときゃ良かったと何度か後悔しました。
ちなみに、中古のキャリパーを安く仕入れました。
キャリパー表面のところは段差になっていましたが、思い切ってなだらかに削りました。
当然強度は下がっていますが、サーキット走行もしないし、当方の使用状況であればまったく問題にならないと判断。
ショップさんではパテを持ってなだらかにしているところもあるようです。
キャリパー全体を削ってざらざらを落としましたが、こだわらないのであれば、ホイールを装着して見える部分だけでよいと思います。
ブレーキキャリパーを塗装する
続いて、塗装工程に入ります。カー用品店で売っているプラサフを吹きます。
ネジ部や、スライドピンが入る部分はマスキングします。
純正と比べるとだいぶなだらかになっているし、形状も良いと思います。
削りすぎは戻せないので、そこだけ注意が必要ですね。
メインの塗装ですが、今回はウレタン塗装にしました。
アストロプロダクツの6リッターの静音タイプのエアコンプレッサーを使います。小物の塗装であれば、このサイズでも十分塗装できます。
置く場所の関係でこのサイズを購入しましたが、結構使えます。役不足ならタンクを増設する手もあります。
ブースは無いので、脚立に養生シートをガムテープではって自作ブースを設置します。
もう少し広いスペースがあれば塗りやすいのですが、工夫すれば改善できそうです。
塗料は関西ペイントのPG80のゴールドを使用しました。
クリアも関西ペイントのを使っています。
鋳造のざらざらからはおさらばです。
ウレタン塗装とツルツル表面効果で、ブレーキダストは簡単に洗い流せます。
ウレタンなので、ブレーキクリーナーをかけても問題なしです。
耐熱塗料は100度以上で数十分焼付けしないと固まらないので、焼付けを出来ない場合は、ブレーキクリーナーやブレーキフルードが付くと塗装が溶けてしまいます。
焼付けできない場合はウレタン塗装のほうがいいのではないかと思います。
ちなみにスプレーガンはアネスト岩田のPS-9513B-04を使っています。
通販の良く分からない格安品では心配という方にはちょうどいいと思います。
3日ほど乾かして装着しました。ブレーキローターは耐熱スプレーの黒で塗りました。
片押しキャリパーでも艶がでてるとかなり印象が変わります。
完成
車体が水色なので、ブルメタ系がいいかなと思いましたが、ゴールドも違和感無くていいと思いました。
ブレーキパッドも低ダストにすればブレーキ周りの洗車はかなり楽になりますね。
表面のざらざらを削るのは手間ですが、仕上がったキャリパーを見るとやった甲斐があったと満足感でいっぱいになりました。