インプレッサG4(GJ7)FCR-062でピストンヘッドのカーボン除去をやってみた | 車な週末Life

インプレッサG4(GJ7)FCR-062でピストンヘッドのカーボン除去をやってみた

AZの燃焼添加剤(FCR-062)の効果を確認する

エンジン内部のデポジットを除去するというPEAを配合し、効果がありながらコスパが非常に良いAZの燃料添加剤であるFCR-062をインプレッサG4に投与し、効果があるか確認してみました。

FCR-062 FCR062 4L コスパ

以前も投与したことがありましたが、添加前のピストンヘッドの状態を確認したのち、添加後600キロ走行して再確認し、効果の確認を行いました。

FCR062 効果 比較

走行距離が63000キロちょっと手前でFCR-062を150ml投与しました。

説明書きを見ると燃料40L~60Lまでは添加量150mlでした。

4L缶のままだと給油口から入れるのは無理なので、一旦他メーカーの燃料添加剤の空き容器に移してから入れました。

投与後、給油して攪拌させました。

目次

インプレッサG4(FB20)の点火プラグの取り外し

ピストンヘッドの状態を確認するために点火プラグを外して、ファイバースコープで燃焼室内を確認します。

水平対向エンジンのFB20は直列4気筒のエンジンと比べるとかなり手間がかかります。

このように作業するための隙間があまりないのが泣き所です。

吸気のダクトとエアクリーナーボックスを外して運転席側の2気筒を確認することにしました。

運転席側はエアクリーナーボックスを外すとヘッドにアクセスできます。

装着して1万キロ使用のBRISKのプレミアムエボはかなりカーボンが堆積していました。
外側の電極にカーボンが堆積してしまうのが、通常のL字型電極のプラグと異なるところだと思います。こんな状況ですが、点火はちゃんとできています。

点火プラグを外すのとピストントップの確認はこちらの動画を参照してください。

FB20のピストントップのカーボン堆積状況の確認(添加前)

ピストントップはこのようなWiFiでスマホに映像を転送するタイプのファイバースコープを使いました。


スマホにアプリを入れWiFiで接続することにより、映像の画像、動画の撮影が可能になります。

運転席側前方のピストントップはこんな状況でした。
ピストンのアルミ地が多く見え、思ったよりはカーボンが堆積していないかなという感じです。

吸気バルブ、排気バルブの間に位置する部分は結構厚く堆積しているようです。

FB20 ピストンヘッド カーボン

つづいて運転席側後方のピストンヘッドを確認します。
ピストンが上の方に位置しており、ピストンヘッドの全体像が確認できません。

セルを回してピストンを下げた状態にします。
燃料ポンプのヒューズを外してエンジンがかからない状態にしてセルを回します。

説明書を見ると11番のヒューズで端っこの15Aのが該当するようです。

セルを回してピストン位置を下げた状態で確認しました。
前側と同じような傾向でした。

FB20のピストントップのカーボン堆積状況の確認(添加後600キロ走行)

所用で高速道路を使って長距離を走る機会がありました。
高速道路400キロを含む600キロほど走行しました。
下記は給油したあと40キロほど走行したときの走行距離計です。

再び点火プラグを外して確認しました。
運転席側前方のピストンヘッドの状態がこちら。
まばらについていたカーボンが無くなってアルミ地がはっきり見えていますね。

分厚く堆積したところも量は減りました。
一回の添加では落としきれないようです。

運転席側後方のピストンヘッドの状態がこちら。

バルブ間以外のところは結構落ちたんじゃないかと思います。

運転席側前方のbefore、afterはこんな感じです。

運転席側前方(分厚く堆積していた部分)のbefore、afterはこんな感じです。

運転席側後方のbefore、afterはこんな感じです。

もともと添加前のカーボン堆積状況では性能的にそれほど落ちているわけではなかったと思いますが、燃焼室が綺麗になるのは気分がいいですね。

カーボンが厚く堆積するとノッキングが起きやすくなったり、カーボンに混合気のガソリンが吸収されて意図した燃焼にならなかったりとデメリットが出てくると思います。

FCR-062のPEAは効果的なようなので予防的に使用するのもよいと思います。

600キロ走行後の確認の様子はこちらを参照してください。

FCR-062のコスパと簡単な添加方法

FCR-062は量が多いものほど価格が安くなるのが特徴です。
当方は4L缶で購入し、7000円前後でした。
一回あたり150ml使用するとすると、26回は使えます。
コスト的には一回あたり270円程度となり、同様の製品であるワコーズのフューエル1やタービュランスのGA-01と比べると激安だと思います。


4L缶はさすがに多いという人もAmazonなどで3本セットあたりを購入するのが良いのではないかと思います。今回の検証でもわかるように1回で完全にカーボンを除去することは難しいと思うので、連続投与が効果的だと思います。


缶で購入したときのデメリットとして、そのまま燃料タンクに投与できない点があります。
空き容器に移し替えて入れていましたが、それも手間なので、200ccのシリンジを購入しました。

これで目的の量を吸い上げられ、そのまま投入できるので非常に楽です。

以下の画像ではホースを付けたまま投入してますが、燃料タンクに落ちる可能性があるので、ホースは外すか抑えながら投入するのが良いと思います。

シリンジの耐油の耐久性が不明ですが、壊れなければ非常に楽だと思います。


まとめ

今回の検証でAZのFCR-062はカーボン除去の効果があることが確認でき、コストパフォーマンス的にも非常に高いので、使い続けていこうと思います。

何回か連続で使用したこともありますが、エンジンオイルの粘度が上がるということもなかったので問題ないと思います。(エンジンオイルの種類にもよると思いますが、スノコは大丈夫そうでした)

注意点としてこういった燃料添加剤を入れているときは燃焼効率が下がりノッキングが出やすかったりするので、サーキット走行などの高負荷走行をする前は入れない方が良いと思います。

当方は若干薄目の濃度で連続投与しようかと思っています。

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