コルト(Z27AG)ミッションオイル交換 ニューテックNC-65とNC-70の粘度比較 | 車な週末Life

コルト(Z27AG)ミッションオイル交換 ニューテックNC-65とNC-70の粘度比較

ゲトラグミッションには柔らかめのオイルがお勧め

前回ミッションオイル交換から約3年、14000キロ走行したので、コルト(Z27AG)のミッションオイルを交換することにしました。
ギヤが入りずらくなったなどの不具合が出たわけではないのですが、久しぶりに走りに行った峠のヘアピンで2速シフトダウン時にクラッチミートのタイミングをミスってギアをギャギャっとやってしまったので、替えたくなった次第です。

当方のコルトはLSDを入れておらず、シフトの入りやすさを重視しています。
ゲトラグミッションには柔らかめのオイルが良いと経験上でもわかっているので、何度か入れたことのあるニューテックのNC-65を入れることにします。

ちなみに前回入れていたのは同じくニューテックのNC-70になります。

ちょっと交換サイクルとしては早いかもしれませんが、大体1万キロごとにミッションオイルを交換してきたせいか、17万キロ間近ですが、ミッションはすこぶる好調です。
すでにパーツとしてミッションは部品として出ないので、ブロー=廃車となるので気を使っていきたいです。特にバックギアは一呼吸おいてからシフトしないとブローのリスクがある様です。

目次

フィラーボルトの取り外し

以前の記事でも紹介して重複してしまいますが、手順をご紹介します。
まずは助手席側をジャッキアップしてタイヤを外します。

オイルフィラーボルトはドライブシャフト付け根後方にあります。

フィラーボルトはヘキサゴンになります。
ベッセルの8mmを愛用しています。

ドライブシャフトの前側から手を入れるのがやりやすいです。

フィラーボルトの位置が目視で確認しにくいですが、手探りでレンチをひっかけます。

緩めるの時は手前に引く感じなので、締めるときより楽かと思います。

緩んだら、指でくるくるフィラーボルトを回します。

取れました。
フィラーボルトを最初に外すのは、ドレインボルトを外してオイルを抜いた後、フィラーボルトが緩まず、オイルが入れられなくなるのを防ぐためです。

ドレインボルトの取り外し

続いてドレインボルトを外してオイルを抜きます。
エンジンサポートの前側のところです。
純正だとフィラーボルトと同じものが付いていますが、他車用の磁石付きのボルトに変えています。型番は「MB001265」になります。

レンチで緩めます。

緩めば手で回して取り外すのですが、ボルトを外した瞬間に勢いよくオイルが出てくるので注意が必要です。

今回はぶちまけることなくオイル受けに入ってくれました。

通勤でおとなしい走りの割合が多かったせいか、鉄粉は少なかったです。

オイルは毎度のごとくマーブル模様な感じでした。

助手席側をジャッキアップしているので、水平時より多く抜けるのと、入れるときもフィラー穴が水平時より上側にくるので、多少ですが、オイルを多く入れられるという利点があります。

ニューテック NC-65を入れる

入れるオイルはニューテックのNC-65です。
新たな試みとしてロイヤルパープルも試してみたくなったのですが、実績があり、安心のニューテックにしました。

いつもの汎用ホースを使って上から流し込みます。

長期間丸めて使わなかったせいで、ホースがまっすぐにならなくなったので、アルミ棒に固定してバッテリー後ろからドライブシャフト付近をめがけて差し込みます。

無事届きました。

オイルフィラーの穴に入れます。1、2センチくらいしか入っていかないので、外れないように注意しながらできるだけ奥に入れます。

いつもはついてるベロ?と呼ばれるオイルを入れるときに役立つ白いのがついていなかったので、ガムテープを貼って入れることにしました。

これが大失敗。粘度の柔らかいオイルには不向きだったようで、オイルをこぼしました。

エアクリーナーボックスとバッテリー付近にオイルが垂れてしまいました。
見えるところは拭き取りましたが、綺麗にするにはいろいろ外さなくてはならなくなりました。とりあえず作業継続しました。

こぼれてもいいように今更ながら、段ボールを敷きました。

缶切りで隅に穴を開けて流し込む作戦にしました。
このやりかたでも最初ちょろっとこぼれました。
何度もミッションオイル交換してきましたが、なぜか今回は良くこぼす・・・

秘密兵器のSOD-1も投入します。

混ざりやすいよう、ある程度ミッションオイルを入れてからSOD-1を投入し、再びミッションオイルを入れました。

缶で注ぐのではなく、何度か小分けして注げば、こんなにこぼすことは有りませんでした。

ホースを伝って多少、地面にもオイルが垂れてしまっていました。
のちほどパーツクリーナー吹いてウエスで拭き取りました。

助手席側をジャッキアップしておくと2リッターいれてもあふれることは無いので、全量入ったら完了です。フィラーボルトを締め、パーツクリーナーで周辺のオイル分を洗い流しておきます。

14000キロ走ったNC-70と粘度比較

新たな試みとして、ミッションオイルの粘度比較をしてみました。
NC-70の方は新油がなかったので、14000キロ使用したNC-70とNC-65の新油の比較になります。

まずは常温での比較です。

34℃くらいです。

それではスタート。

NC-70の方が粘度が高いとおもっていたので、同じくらいとなり驚きの結果となりました。
新油がないので確認できませんでしたが、14000キロ使用で粘度低下を起こしているのかもしれません。

ほぼ同じ粘度のようでした。

続いて湯煎して温めた状態です。
約80℃でした。

さてどうなるか?

意外なことにNC-70の方が固いだろうと思っていたのですが、流れが速いのはNC-70でした。

やはり粘度低下しているということでしょうか?
逆にNC-65だと柔らかすぎないかなという心配もあったのですが、いままで入っていたオイルより粘度が高いので安心しました。

今後、NC-65の使用後のオイル比較なども行っていきたいと思います。


まとめ

NC-65の動粘度を知りたかったのですが、見つけられずスペック比較はできませんでしたが、NC-65の方がNC-70より柔らかいのかなと思っています。

14000キロ使用後のNC-70との比較で、温めた状態だとNC-65のほうが粘度が高いというのは予想外の結果でした。もしNC-70のほうがNC-65より固いのであれば、ミッションオイルの粘度低下はかなり進むということだと思います。

ミッションを痛める前にオイル交換することが大切かなと思いました。

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