エアブロアーにファンネルを付けると吸気抵抗は減るのか
洗車後の拭き取りは結構面倒で、特に冬場はかなりつらい作業となります。
最近はエアブローを使って水分を飛ばしていてかなり楽をしていますが、もう少し風量が強力だといいのになと思うようになりました。
エアブロアーをよく見てみると、吸気口にエアファンネルが装着出来そうです。
エアフェンネルで効率よく周りの空気を吸い込むことが出来れば風量アップできるんじゃないかと思い、エアファンネルを装着して確認してみることにしました。
目次
ブロアー(EBL-500V)にファンネルを装着
当方が使っているエアブロアーはEBL-500Vというもので、数千円の安いものです。
これでも洗車後の水分を吹っ飛ばすには十分な性能です。
電源コードが短いので、延長コードは必須ですね。
吸気口の外径は41mmでした。
ネットで検索したところ、KIJIMAのエアファンネルで42φというのがあったので、購入してみました。2000円しましたが効果無かったら痛い出費となります。
装着はできました。内部の段差はちょっとありますが、そこは目をつぶりましょう。
ファンネル装着前のブロアーの風量測定
何かしら数値的なもので検証したいと思いましたが、このためだけに風力計とかを買う予算はないので、USBファンに風を当てて回して、発電された電圧で効果があるか無いかを判断することにしました。
USBファンを分解して、ファンのみにして、電圧計につなぎました。
ブロアーも位置が変わらないように固定しました。
まずは風量低から確認してみます。
電圧は0.8vをちょっと超えるくらいでした。
電圧は安定せず、微妙に変わるので判断が難しいところです。
続いて風量中を確認します。
風量中だとかなり風が強くなります。
1.7vを超えました。
1.7v後半くらいでした。
最後に風量高を確認します。
風量高だと3vを超えてきます。
3.0v後半くらいでした。
ファンネル装着後のブロアーの風量測定
続いて、ファンネルを装着した状態で確認していきます。
こちらも風量低から確認します。
ファンネル無しと同様に0.7v後半をうろうろしていました。
明確な差はあまり感じられず、最大値もファンネル無しの状態よりも低い・・・
ファンネルの長さなどでも特性が変わるので、風量低には合っていないだけかもしれません。
続いて風量中です。
こちらは1.8vを超えました。多少ですが効果があるのかなといったところ。
最大値はファンネル無しの時よりも上がりました。
最後に風量高です。
こちらも3.0v後半をうろうろ。
最大値はファンネル無しの時よりも若干低い値でした。
比較結果は下記の表のような形となりました。
洗車後の水分飛ばしには風量高を使っているので、これでは意味がないということに・・・
値的には誤差なのかなという感じでしょうか。
最後にファンを回した状態でファンネルを使た時の変化を確認します。
途中でファンネルを装着しました。
値的には若干上がったかという感じですが、やはり誤差レベルでした。
まとめ
バイクのキャブレターなどで装着されるエアファンネルを付ければ、空気を集めやすくなって風量が上がると思ったのですが、エアブロアーには効果が無いようでした。
電動ファンとエンジンのように脈動があるものでは違うのかもしれません。
エアファンネル代2000円が無駄になりましたが、値としてはっきり見えたので、個人的には納得しました。
見た目がかっこいいので、エアブロアーはファンネル付きで使おうと思います。