燃料添加剤添加後はオイルフィルターの濾紙が真っ黒
AZの燃料添加剤FCR062を使用して、燃焼室やピストンヘッドのカーボンを除去しようと結構な頻度で添加していましたが、そのたびにオイルフィルターの濾紙がやたらと黒いことに気が付きました。大体以下のように海苔のごとく真っ黒になっています。

燃料添加剤を使用するとエンジンオイルが汚れるのか確認してみることにしました。

目次
- 1.燃料添加剤添加前確認
- 2.燃料添加剤1回目投与後の燃焼室の状況確認
- 3.燃料添加剤2回目投与後の燃焼室の状況確認
- 4.燃料添加剤添加後のエンジンオイル汚れ確認
- 5.燃料添加剤添加後のオイルフィルター汚れ確認
- 6.まとめ
燃料添加剤添加前確認
確認の仕方ですが、以下のような形で、3000キロは燃料添加剤を使用しないで走行します。
3000キロ時点でオイルをサンプルとして採取し、オイルフィルターを交換します。
その後、燃料添加剤を使用して(給油2回分)オイルとオイルフィルターの汚れの状況を比較確認することにします。
また、ピストンヘッドの状態も都度確認していきます。

まずは172633キロ時点でエンジンオイル、オイルフィルターを交換します。

使用するエンジンオイルはSUNOCOのSvelt Euro 5W-40です。
いままで使用してきたエンジンオイルの中では高温、スラッジ化に対して非常に強いエンジンオイルだと思っています。
詳細は下記の記事を参照してください。
「GRモーターオイル Touring 0W-30 粘度指数307のオイルを試してみた」
「PENNZOIL PLATINUM EURO 0W-40 SUNOCOと比較してみた」
「ROYAL PURPLE HPS 5W-30 SUNOCOと比較してみた」
「SEAHORSEのグラウド WORKS 0W-25 SPとSUNOCOのSveltを比較してみた」
「AZ CEH-002 HYBRID+ 0W-30 をSUNOCOと比較してみた」
「Gulf ARROW GT40 5W-40 をSUNOCOと比較してみた」
「訳ありエンジンオイル SAKURAのSP 5W-30 をSUNOCOと比較してみた」

時は流れ、燃料添加剤投与無しで3000キロ走行しました。

比較用にエンジンオイルを抜き取って保管します。
オイルフィルターも交換します。

ここで、燃料添加剤をしばらく使用しなかった燃焼室の状態をファイバースコープで確認します。

以前使っていたファイバースコープはWiFiでスマホに接続するタイプでしたが、WiFiが飛ばなくなり壊れてしまったので、買い替えました。
今回はUSB接続なのと、側面カメラが付いているものにしました。

一番シリンダーから見て行きます。
ピストンヘッドにカーボンは付着していますが、それほどびっしり堆積しているというわけではなさそうです。乾いた感じです。

続いて2番シリンダーです。1番とほぼ同じ状況です。

続いて3番シリンダーです。

で、4番シリンダーなのですが、カーボンびっしりでした。
こちらはどうもオイル下がりしているようで、他のシリンダーと比べて明らかにカーボンが多い状況でした。

確認も終わったので燃料添加剤FCR062を投入します。
今回確認で使用するコルトは燃料タンクが40リッターちょっとなので150ml投入しました。

FCR062は多い単位で買うほどお得なので、4L缶で購入し、シリンジで吸い上げて投入しています。
先端にホースを付けて入れていますが、抜けて燃料タンクに落ちるとまずいので、しっかり押さえています。

投入後、すかさずガソリンスタンドに向かい、給油して混ぜます。
投入口手前に残っている添加剤をガソリンで流します。

車の揺れや振動で混ざると思いますが、給油前に入れるのが確実かと思います。

燃料添加剤1回目投与後の燃焼室の状況確認
燃料添加剤を投入し、600キロ程走行したので、燃焼室の状態を確認してみることにします。

再びファイバースコープの登場です。

1番シリンダーです。
カーボンを除去するはずが、カーボンが付着している面積が増えました。
また、湿ったカーボンとなっています。
これは燃焼室上側のカーボンが剥がれて付着したのかもしれません。

2番シリンダーです。こちらもカーボン付着面積は増えています。

3番シリンダーも同様です。

4番は添加前が積もり過ぎていたのか、綺麗な部分が出てきました。

2度目の投入です。

先端にホースをつなぐと落としそうなので、ホース無しで投入するようにしました。

燃料添加剤2回目投与後の燃焼室の状況確認
さらに600キロ程、トータルで燃料添加剤を投入して1200キロほど走行しました。

1番シリンダーです。前よりもさらに湿った状態になりました。
カーボンが剥がれて綺麗になっている部分もあります。

2番シリンダーです。多少カーボンの面積が減ったようです。

3番シリンダーです。こちらも同様ですね。

4番シリンダーです。まだカーボンの厚みはかなりありますが、除去は進んでいるようです。

添加前からの比較をしていきます。
1番シリンダーです。

2番シリンダー。

3番シリンダー。

4番シリンダー。

4番シリンダーを見る限り、カーボンは確実に落ちているようです。
燃焼室側も見れればよいのですが、燃焼室・ピストンヘッドのカーボンの総量は減っているんじゃないかと思っています。燃焼室のが溶けてピストンヘッドにくっつくのだと思っています。
燃料添加剤添加後のエンジンオイル汚れ確認
エンジンオイルとオイルフィルターの比較をするため、オイル交換とオイルフィルターを交換します。

オイルの汚れはガラス2枚の間にオイルを入れて透かして見る形にしました。

新品と3000キロ使用、4000キロ使用のオイルを比較しています。

意外なことに3000キロより4000キロ使用のオイルの方が色が薄いです。
3000キロ時点でオイルフィルターを交換しているので、オイルフィルターで汚れが除去されたということなのかなと思います。

燃料添加剤添加後のオイルフィルター汚れ確認
続いてオイルフィルターの確認をします。

パイプカッターを使い、オイルフィルターを分解していきます。

右が燃料添加剤を投与し1200キロ使用したオイルフィルターです。
こちらの方がスラッジが多いようです。

濾紙を確認します。
もう明らかに燃料添加剤を使っていたほうが濾紙が黒いです。

カッターで切って、濾紙だけ取り出します。

上が燃料添加剤投入なし。
下が燃料添加剤投入あり。

こちらは燃料添加剤を使用していない方ですが、濾紙が茶色です。

こちらが燃料添加剤を使用したほう。
濾紙が真っ黒です。細かいスラッジが吸着されているのだと思います。

特に目に見える粒子状のスラッジは確認できませんでした。

燃料添加剤の方も同様。
SUNOCOの低スラッジ化性能が高いせいかもしれません。
オイルや使用状況(短距離が多いなど)でもスラッジの発生状況は変わってきます。

明らかに違いがありますね。
オイルの色は薄くなっているので、それだけオイルフィルターがきちんと仕事をしてくれているのかと思います。
安価なモノタロウのオイルフィルターもこれだけ仕事をしてくれれば文句のつけようがありません。

燃料添加剤を使用する際はオイルフィルターの交換をお勧めします。

まとめ
燃料添加剤を使用することで、ピストントップにカーボンが増えるということが確認できたのは面白いところです。推測になりますが、燃焼室側のカーボンが溶けてピストンに付着しているということだと思っていますが、仮説はあっているのか?
また、1回、2回の投与ではカーボンは落としきれないということもわかりました。
今回の確認の本題ですが、やはりカーボンを溶かした液状のものがピストンリングでオイルパンの方に掻き落とされ、オイルに混ざることによりエンジンオイルは汚れるというのが結論なのかなと思いました。
オイルフィルターの交換も重要ですね。安価ですが、モノタロウのオイルフィルターはコスパもよいのでお勧めです。
動画でも上げているのでよろしければご覧ください。