エアクリーナーの入り口の径が小さくて吸気抵抗大?
前回、導風板を作ってラムエア効果を狙ったのですが、残念ながらパワーアップはできませんでした。
バンパーとボンネットの前方の隙間だけでは空気が十分に吸えず吸気抵抗が大きいのではないかと思いました。
そこで、エアクリーナーボックスに穴を追加し、そこにエアダクトを追加してみました。
目次
アルト(HA36S)の吸気システムを考える
前回試したのがエアダクトの左右をふさぎ、バンパーとボンネットの隙間の前面から入ってくる空気を集めてエアダクトに送り込み、ラムエア効果を狙ったものでした。
しかし、結果はパワーアップどころか2馬力下がる結果となりました。
そもそも以前からNAアルトの吸気システムで気になる点がありました。
純正スロットルの内径は38mmです。
それに対して、エアクリーナーボックスとダクトをつなぐところの内径は36mmです。
RSターボやアルトワークスはここの断面積がもっと大きいです。
そこでこんなものを用意しました。
台湾ヤマハ純正ダクトクーラー 4VP/台湾BWS100 です。
楽天で購入したら、メーカー欠品で買えなかったので、KN企画のHPから購入しました。
今現在は欠品中のようです。
これをエアクリーナーボックス横に付けてみようと思います。
ここに穴を開け、エアダクトを追加すれば、高回転でも十分に吸えるくらいの通路を確保できると考えました。
エアクリーナーボックス加工、エアダクト追加
さあ、思い切ってエアクリーナーボックスに穴を開けます。
ホールソーを使うので、まずは穴を開けます。
ダクトの径よりちょっときついくらいのサイズで穴を開けます。
電動工具は便利ですね。一瞬で綺麗に穴を開けれました。
エアダクトはゴム製で柔らかいので、はめ込むだけです。
こんな感じでしっかりと固定が出来ます。
車体に取り付けていきます。
長さがちょっと足りないので、ホームセンターで径があう塩ビ管を購入してきました。
ちょうどいい長さに切断します。
取り付けの金具もホームセンターで購入しました。
プレートベンダーを使い曲げます。
こんな感じのステーを作成しました。
せっかく作った導風板ですが、追加エアダクトの部分を切ってしまいます。
こんな感じで仕上がりました。
吸気の断面積を増やし、外気も吸える形になりました。デメリットも特になさそうです。
こちらも思ったより旨くエアダクトを追加できたと思います。
これなら外気も吸えるので、吸気温度の問題もなさそうです。
完成と思っていたのですが、ボンネットを開けて目に入る塩ビ管が気になる様になりました。
そこでアルミパイプに変えてることにしました。
塩ビ管の方が厚みがあるため内径が小さいので、追加するなら断面積は増やしたいというのもアルミパイプに変えた理由の一つです。
アルミパイプはパイプカッターで綺麗に切ることが出来ます。
ちょっと締め付けてパイプを回していくとあるところでパキっと切れます。
もうすこし固定位置を下げたかったのですが、ステー作成が難しいです。
塩ビ管より見た目もよくなったと思います。
パイプ横の部分が錆びていたので、以前サビ転換剤を塗ったのですが、見た目が汚いです。
こちらも塗装とかして綺麗にしたいところです。
さて、効果のほどはいかほどか!?
アルトにエアダクトを追加した効果確認
確認した日はかなり暑く、外気温は35℃でした。
外気温についてはダクト加工、ラムエア効果の導風板の時と同じ傾向です。
アクセル低程度の走行では特段、変化を感じることはできませんでした。
以前と同じコースの上り坂で回転を上げると吸気温度は下がるのですが、前回39℃まで下がったところが41℃止まりでした。やはり今回の方が暑いです。
全開走行時の確認をしてきます。
吸気温度のスタートは46℃です。
何となくエンジン音がスムーズな気がします。
パワーメーターのピークホールドで45馬力が確認できました。
ダクト加工の時より外気温が2度高い中、同じ45馬力が確認できました。
導風板の時よりはパワーが上がったので、グリル前方だけから吸気するのはちょっと足りていないのかなと思います。
まとめ
吸気温度が高い中、いままでの最高値である45馬力が出たので、効果はあったのだろうということにします。
アルトワークスのように純正の経路を部分を拡大するというやり方もあると思います。
アクセル全開する機会が多い方は吸気抵抗低減のため、経路拡大をしてみるのはいかがでしょう?