友人のアウディTT(ABA-8JBWA)がガラスの内側が結露し、フロアのカーペットが濡れているとの連絡を受けました。
ググってみると、TTにはよくあることのようで、フロントガラスの接着剤が弱って漏れてくるようです。
ディーラーで見てもらったところ、修理代5万ということで、安くなんとか直しましょうということでチャレンジしてみました。
フロアは何度も水を吸い取ったようですが、いまだ吸い取りきれないようです。
目次
TTの雨漏りを安くコーキングで修理する
ディーラーの説明によると、TTによくあるフロントガラスの接着剤が剥がれて漏っているとのことで、コーキングで埋めてしまう事にします。
応急処置のビニールテープが痛々しいです。しかし、これを貼ってさらなる雨漏りは起きていないようなので、
フロントガラスからの浸水で間違いないようです。
結構隙間が空いています。接着剤のみで、モールやコーキングは無いんですね。
ピラーの部分も同じですね。
運転席側が濡れているので、運転席側のどこかの接着剤が剥がれているのでしょう。
まずは溝の汚れをパーツクリーナーと歯ブラシで洗い流します。
歯ブラシで届かない部分はペーパータオルを突っ込んで拭き取りました。
コーキングの準備として、マスキングをします。
窓側とピラー側の両方にマスキングテープを貼っていきます。ピラー側は多少奥のほうまでマスキングをし、目立ちにくいようにしました。
ガラス下側からは構造上浸水は無いのではないかと思い省略しました。
ワイパーが固着しており、外せず、カウルを外せなかったのが本当の理由ですが(汗)
ネットで調べたところ、セメダインのカーコークというのがよさげだったのですが、カー用品店やホームセンターを数軒回っても見つけられなかったので、耐熱、耐寒、耐候性のあるPOSシール 変成シリコーンシーラントにしました。
コーキングガンも購入し、先端を切って流し込んでいきます。
後で整えるので、一旦流し込んでいきます。
薄手のビニール手袋をはめて、指で一撫でして、平らにします。
フロントガラス上部も同様に実施します。
コーナー付近は念入りに。
こちらも指で撫でて均します。
テープを剥がしてから気が付きましたが、一部高さが合ってない所がありました。
見た目を気にするのであれば、この時点で補正しましょう。
シリコーンシーラントが乾かないうちにマスキングテープを剥がしていきます。
このときにテープに付いたシーラントがボディなどに付かないように気をつけます。
結構綺麗にコーキングできたと思います。
ここが盛りが少なく高さが合ってませんでした。
ちょっと離れるとまったく違和感ないです。
セメダインのHPを見ると手で触っても大丈夫なくらいの乾燥時間は以下のようです。
■指触乾燥時間
2h(23℃)
6h(5℃)
気温15度ちょっとくらいなので、4時間くらいですかね。
フロアに溜まった水を抜く
Webでいろいろ調べると、フロア(フレーム?)に溜まった水を、車体下側のグロメットを外して抜いてる記事を見つけました。そのTTはバケツ6杯分の水が出てきたようです(汗)
溜まっていないか確認してみました。助手席下付近のグロメットを外したら、水が出てきました。
手で簡単に外せました。
リア側にもグロメットがあったので、外してみましたが、こちらは大丈夫でした。
運転席側です。グロメット周辺が濡れていますね。
こちらも若干水が溜まっていたようです。ちょろっと出てきました。
運転席側もリアは大丈夫でしたが、錆っぽいあとがありました。
以前溜まってたことがあるのか?
200ccくらいは出たんじゃないでしょうか。
まとめ
当方、MR2(SW20)のTバールーフで雨漏りには悩まされ、フロアのカーペットを切って鉄板むき出しにしたりしていましたが、雨漏りはホント嫌ですね。まさかオープンカーでないクーペで漏るとは驚きでした。
しばらく、完全に乾いて、雨漏りが完全に直ったか確認するまでは注意深く観察が必要ですね。友人はしばらくペーパータオルの確認が日課になりそうです。
安く修理できたのでよかったです。お礼にハンバーグおごってもらいました(笑)