オイルチェンジャーが負圧にならない
10年以上使っているオイルチェンジャーですが、たまにシュコシュコする際に手ごたえがなくなり、スカッと空振りすることがありました。
ブレーキフルードの吸出しにも使っており、使用頻度が増えてきたのですが、ここにきて、空振りが多発し、吸出しが困難になってしまいました。
もう買い替えかなとも思いましたが、ダメもとで分解してみました。
目次
- 1.オイルチェンジャーの分解
- 2.負圧発生部分の清掃
- 3.負圧発生の確認
- 4.まとめ
オイルチェンジャーの分解
オイルチェンジャーを分解していきます。
上面のネジを外していきます。
ネジを外せば分解できます。
筒の部分はアルミのようでした。
上下はゴム部品やOリングで気密性を保っているようです。
そちらについては問題がなさそうでした。
負圧発生部分の清掃
負圧を発生させている部分ですが、シンプルな部品構成でした。
この部分の気密性が悪くなって空振りしているようでした。
ゴム部品かと思いきや、革のようでした。
これで負圧が発生できるんだとちょっと驚きました。
補修部品は販売されていなさそうなので、3㎜くらいのヌメ革を購入して交換しようかとも思いましたが、買い替えしたほうが安上がりになりそうなので、ダメ元で清掃してみました。
革に摩耗したアルミの粉が大量にくっついているようでしたので、パーツクリーナーで清掃してみました。
アルミの銀色が薄くなって革が黒くなっていきます。
固くなっていた革が柔らかくなってきた感じがします。
清掃前よりも横に広がるような形になり、気密性が保てるようになっているんじゃないかと思いました。
これでだめなら横に多少ひろがるようにワッシャーのようなものを革の手前にはめるのも有かなと思いました。
結構な量のアルミ粉が取れた気がします。筒側も清掃しました。
負圧発生の確認
数回に一度は空振りして手ごたえが無かったり、ハンドルを特定の角度にすると、まったく手ごたえがない部分があったのですが、100%手ごたえが出るようになりました。
作業動画はこちらです。
まとめ
ダメもとでの分解清掃でしたが、手ごたえはばっちり復活したので、しばらくは使い続けることが出来そうです。
オイルチェンジャーを使っていて調子が悪い状態であれば、一度試してみてはいかがでしょうか?