ホイールの隙間からグリス漏れを発見
タイロッドエンドブーツの破れとグリス漏れを見つけたので、対処してみました。
走行距離は6万8千キロで、新車から7年と3ヶ月でした。
目次
タイロッドエンドブーツの取り外し
ふとホイールの隙間から何か違和感を感じました。
タイロッドエンドブーツからグリスが漏れていました。
タイロッドエンドブーツを交換していきたいと思います。
まずはナットの上の部分についているピンを外します。引っ張れば取れます。
上部のナットを外しますが、メガネレンチの柄を手の平で叩いて衝撃をあてて緩めます。
緩みました。あとは手で外せます。
ナックルからタイロッドエンドを分離させるためにプーラーを使用します。
隙間にツールを押し込んで、ボルトを締めてきます。
突然、バキッ!っという感じで外れるので、緊張の一瞬です。
外れました。
たしかに破れてますね・・・
アルトのブーツはバンド式なので、バンドを外します。マイナスドライバーのようなもので引っ張り出して、ずらしていきます。
徐々にずらして、ぐるっと数週させると外れると思います。
嵌っている溝からずらすことが出来ればブーツを取り外すことが出来ます。
バンドが取れれば、あとは引っ張ってブーツを取り外します。
7年、7万キロ弱なら妥当な寿命といったところでしょうか?
タイロッドエンドブーツの取り付け(DC-2523)
タイロッドエンドブーツは大野のDC-2523を用意しました。
まずはタイロッドエンドに被せます。
問題はバンドの取り付けです。
何回かやってコツをつかんでしまえば簡単なのですが、慣れないとなかなかバンドがうまく嵌めれずに苦戦しました。
いろいろ試しましたが、ラジオペンチで2箇所をつまんでバンドを広げて、溝方向に持っていく感じが良いかなと思いました。
片側が溝にはまれば、そこを抑えて、バンドを内側に入るように誘導します。
ラジオペンチで引っ張りながら押し込んでみました。
あとは手で押してみたりと、残りをきっちり溝に入るように押していきます。
悪戦苦闘しましたが、なんとか嵌めれました。
あとはタイロッドエンドをナックルに取り付けるだけです。
下からはめ込んで、ナットを締めていきます。
メガネレンチで本締めします。
ピンももとに戻して片側完了です。
こんな感じで無事に交換できました。
反対側も確認してみたところ同じように破れていました。
同じように交換しました。
交換できました。
まとめ
タイロッドエンドなどのブーツ類からのグリス漏れは車検に通らないし、グリス切れを起こしたり、破れたブーツから水が入るなどすると、ボールジョイント部分が壊れてしまいます。
タイロッドエンドブーツ自体は安いので、自分で出来るようになると、ディーラーに頼むよりは大幅に安く仕上げることが出来ると思います。
ただし、足回りは重要部品ですので、実施の際は十分気を付けて作業を行う必要があります。