車検の度にひび割れるタイロッドエンドブーツ
コルトを車検の点検のため、ディーラーに出したところ、タイロッドエンドブーツのひびが酷いので早めに交換してくださいと指摘されてしまいました。
2年前にも同じ指摘をもらい交換したんですが、汎用品のブーツの耐久性は低いようです。
純正部品はブーツ単体が出ないため、安く上げる為、再び汎用品のブーツに交換します。
目次
タイロッドエンドブーツの取り外し
ホイールを外し、タイロッドエンド上部のナットを外します。
バージョンR特有のレアな工具が必要なところです。16mmのメガネレンチを使います。
手のひらで叩くように衝撃を与えると緩みやすいです。
手が痛い場合は軍手や作業手袋を装着しましょう。
ナットが外れたらタイロッドエンドプーラーを使います。
以下のようにはめ込んで、プーラーのボルトを締めていきます。
ガキン!という音とともに外れます。
でっかいハンマーで叩いて外す方法もありますが、こちらの方がボールジョイントへのダメージが無くて良いのかなと思います。
ブーツはカシメタイプなので、マイナスドライバーなどをすき間に入れてこじって外します。
この時、滑って手を刺したりしてしまうことがあるので、やはり手袋はした方が良いですね。
すき間が開いたら、幅の広いマイナスドライバーに切り替えて、同様にこじると外れていきます。
取れました。若干グリスが変色していて劣化しているようでした。
ブーツはひび割れのみで敗れてはいませんでしたが、かなりゴムが硬化しているようでした。
次の車検までは到底持ちそうもない状況ですね。
MiyacoのTBC-003のブーツの新品に交換します。(使っていたものと同じ)
比べるとこんな感じです。
タイロッドエンドブーツをカシメる
カシメる方法はいくつかあると思いますが、当方は叩いてはめ込む方法で実施しました。
ホームセンターでブーツのツバの径にピッタリの塩ビパイプを見つけてそれで叩きます。
下記は塩ビパイプの頭に大きいワッシャーを両面テープで貼り付けたものです。
前回はこの方法で嵌ったのですが、なかなかはまらないので、プラスチックハンマーからトンカチにチェンジしました。
トンカチでもなかなか入っていかないので、近場にあったレンガで叩いてみました。
レンガで叩いたところ、ちょっと入ったので、あとはトンカチで叩いて無事にはまりました。
ブーツがはまれば、ナックルに装着するだけです。
ボルトの頭がトルクスになっているので、共回りを防ぐため、トルクスレンチで固定しながら、ナットを締めていきます。トルクスのサイズはT27でした。
同様に助手席側も作業してたところ、こちらはばっくりと破れていました。
実は車検通したばかりなんですが、グリスがはみ出ていなかったので気が付かれなかったようです。
少しでも長持ちするよう、ブーツにラバープロテクタントを塗布しました。
ジョイント頭のトルクスの穴もサビで脆くなりやすいので、グリスを塗ってサビ防止を狙いました。
ブレーキキャリパーのブリーダーキャップの大きめの物とかを装着してもよさそうです。
作業の様子の動画はこちらです。
次の車検まで持つかな・・・
まとめ
純正部品で2年で破れてしまうことはないと思うのですが、汎用部品だとそういうこともあるのだなと思い、改めて純正部品の品質の高さに驚かされます。
コルトはロアアームなどの部品も出なくなってきているようなので、車検が通らなくなるリスクがでてきたので、部品の調達が大変になりそうです。
エンジンルームのゴムの配管なども一部生産終了になっているようです。(ブレーキマスターのホースは終わってました)
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