ホイールナット穴が荒れているのが気になった
しょっちゅうホイールを脱着しているせいか、ホイールナット穴を見るとかなり荒れているのに気が付きました。
いまのところホイールナットが緩むなどのトラブルはありませんが、荒れた影響で密着面積が減っているとよろしくないと思われます。
ホイールナット穴とホイールナットを研磨して修正してみました。
目次
ホイール穴とホイールナットの状態
このホイールは中古で購入したものですが、購入当時からこのような状態だったかは分かりませんが、大分荒れています。
均一に減っているのではなく、先の方がナットが食い込んだような状態になっています。
ナット側も先端側半分が荒れている状態です。
ナット自体が荒れているというよりは、ホイールナット穴のアルミが剥がれて噛み込んでいるような感じのようです。
ホイール穴とホイールナットを研磨してみる
エンジンヘッドオーバーホール時に使用し、それ以外にまったく使い道がなかったバルブコンパウンドで修復してみました。これは細目と荒目の2種類が付いているモナミのバルブコンパウンドになります。
アストロプロダクツでも手に入ると思います。
ホイールナットとテーパー面に荒目のコンパウンドを塗ります。
ホイールナット穴にホイールナットを嵌めて、インパクトレンチでナットを回して研磨しました。
手で回すと恐ろしく時間がかかりそうですが、電動工具だとあっという間に研磨できます。
ホイールナット側もしっかり研磨出来ていそうです。
バルブコンパウンドを拭き取るとテーパー面が研磨されていました。
バルブコンパウンドはパーツクリーナーを吹いて拭き取ると綺麗におちました。
ナット側もホイール側のアルミと思われるものが除去されていました。
続いて、細目で研磨します。
下記画像は研磨後ですが、ホイールナット側は大分滑らかになりました。
ホイールナット穴も荒目で研磨した後よりも荒さがなくなりました。
左側のホイールナット穴は荒目で研磨した状態。
右側のホイールナット穴は細目で研磨した状態です。
仕上げにピカールで磨いてみます。
ピカールで研磨完了。途中でインパクトレンチの電池が切れて中断しました。
ホイールナットは大分面が綺麗になったと思います。
ホイール穴のテーパー面も大分修正されたと思います。密着面は増えたと思います。
下のほうは大分えぐれてしまっていますが、ホイールナットの締め過ぎが主な原因のようです。
作業の動画はこちら。
まとめ
修正したホイールとホイールナットを装着します。
普段、トルクレンチを使用せず、手の感覚で締めてしまっているので、トルクレンチを使って、感覚があっているか確認しました。
注意点として、ハブボルトやナットのネジ部にモリブデングリスのような金属粒子を含むものは塗ってはいけません。ナットが締まりすぎて破損したり、ホイールナット穴がえぐれてしまったりしてしまうようです。
思った以上にうまくバルブコンパウンドで研磨修正できたので、他のホイールも脱着時に修正してみようと思います。
DIYでよくホイールを脱着する人は確認してみて、荒れていたら修正してみてはいかがでしょうか。