アルト(HA36S)純正ブレーキの温度がどこまで上がるか確認してみた | 車な週末Life

アルト(HA36S)純正ブレーキの温度がどこまで上がるか確認してみた

アルト純正のソリッドディスクで十分なのか?

アルトのフロントブレーキはソリッドディスクとなっており、アルトワークスなどのターボ車はベンチレーテッドディスクで、放熱性に優れているブレーキとなっています。

車重650kgのアルトで、パワーもないので十分ということなのでしょうが、スポーツ走行や長い下り坂をずっと下っていった場合など、十分なのか気になりました。

山中湖から富士スピードウェイ方面に抜ける三国峠、明神峠はかなりの勾配があり、ブレーキを多用しないと走れないところなので、そこを走ってどれくらいブレーキの温度が上がるか試してみたいと思います。

現状の仕様は、キャリパーの表面のざらざらを削って、ゴールドにペイントしたのと、ブレーキパッドをアクレのダスト低減タイプに交換しています。

目次

ブレーキ温度確認(ほぼブレーキを使わない)

温度測定は非接触の赤外線温度計を使いますが、走った後に測るため、本当にMAXの温度は測れないのかなと思いました。
そこで、エンドレスのサーモシールを導入しました。
140℃から240℃まで測れます。

フロントブレーキにはディスクローターのハット部分の側面、ブレーキパッドに貼ってみました。

ブレーキキャリパーの前面にも貼ってみました。

リアのドラムブレーキもどれだけ温度が上がるのか興味があったので貼ってみました。

ENDLESS エンドレス サーモシール 10枚綴り GSM-L(ヤフーショッピング)
ENDLESS エンドレス サーモシール 10枚綴り GSM-L(楽天)

最初のテストとして、宮ヶ瀬をドライブしてきたので、停車時に温度を測ってみます。

アクセルコントロール、エンジンブレーキのみでほぼ走れるため、フットブレーキは駐車場に入る直前の下り坂と、停車時くらいしか使いませんでした。

ほとんどブレーキを使っていない状況だと、全然あがらないですね。
気温は30℃位でした。

ブレーキより、路面温度の方が高いくらいでした。

ブレーキローターも40℃程度でした。

ブレーキパッドも全然温度は上がっていませんでした。

ブレーキ温度確認(下りでブレーキを使用)

宮ヶ瀬から道志道へ行く途中の下りでブレーキをある程度使用するので、その走行直後の温度を測ってみました。
距離は500m位で、ヘアピンカーブもあり、しっかりブレーキを掛ける必要があります。

惰性で走ってもどんどんスピードが増すような感じです。

国道413に合流した直後に駐車場があるので、そこに停めて確認してみました。
ブレーキローターは100℃を超えていました。

キャリパーは40℃ちょっととあまり温度は高くありませんでした。

ドラムブレーキは60℃程度でした。
これくらいの距離で、ちょっとブレーキを使った程度では問題なさそうです。
問題あったら大変ですね。。。

ブレーキ温度確認(急坂ブレーキ多用(三国峠・明神峠)

つづいて、忍野でそばを買った後で三国峠、明神峠に向かいました。
コースはこんな感じです。最大斜度18%のところもあり、エンジンブレーキを多用してもぐんぐんスピードがでるようなところです。

今回はエンジンブレーキの効くSモードは使用せず、通常のドライブモードで確認してみることにしました。1名乗車で基本は惰性で走って、コーナー手前でフットブレーキをシッカリ掛けるという感じです。

それでは頂上付近の駐車場から下っていきます。

外気温は27℃位で、雲行きが怪しくなり、ポツポツ雨が降ってきてしまいました。

後半は勾配が急になり、ブレーキを使用する時間も長くなります。
途中から何やら焦げ臭いにおいがしてきましたが、前走車なのか、アルトからなのかはわかりませんでした。

突き当りで信号を左折したところで停車して計測してみました。

ブレーキローター表面は280℃にもなっていました。

キャリパーも100℃近くまで上がっていました。

ブレーキパッドも150℃を超えていました。

リアのドラムブレーキも140℃を超えていました。

外周付近だと200℃を超えていました。

その後、この峠の下り以上の負荷をかけないようにして、帰宅後、ホイールを外して、サーモシールを確認してみました。
ブレーキローターハット側面は200℃近くまで上がっているようでした。

ブレーキパッドは200℃を超える位になっていたようです。

ブレーキキャリパーの側面は140℃には達していないようです。

ドラムブレーキも200℃は超えていたようです。

動画でも紹介しています。

まとめ

エンジンブレーキを掛けないでフットブレーキだけで三国峠・明神峠を下ると、フェードしたりするんじゃないだろうかと思っていましたが、アルトに関しては問題ないようでした。
キャリパー温度がもう少し上がり、150℃付近となると、ブレーキフルードがDOT3で長い間交換していないような場合、ウェット沸点の140℃あたりを超えることになり、べーぱーロックが発生し、エア噛みする可能性もあるのかなと思いました。

若干、後半ブレーキのタッチが甘くなったような気がしましたが、大きな違和感は有りませんでした。

この結果からすると、スポーツ走行などでは役不足になりそうだなと思いました。
今後は放熱対策など、改善してみようと思うので、実施したら記事にあげたいと思います。

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