CASIO EDIFICE(EQW-A1000)のバンド修理(バネ棒交換)をしてみた | 車な週末Life

CASIO EDIFICE(EQW-A1000)のバンド修理(バネ棒交換)をしてみた

腕時計のバンドが取れそうになっているので修理してみた

愛用している腕時計のカシオのEDIFICE(EQW-A1000)ですが、何か違和感を感じてよく見てみたら、バンドが外れそうになっていました。

調べてみたら購入から12年も過ぎていました。
バネ棒という時計本体とバンドを固定している部品が曲がったり摩耗しているようです。
こちらは消耗品らしく交換すれば直るようです。
ネットで検索するとカシオのEDIFICEはこの部分が弱いようで、買って3ヶ月でバンドが外れた人もいるようなので、当方は運がよかったのかも。

目次

EDIFICEのバンドを外してバネ棒の状態を確認

こちらがカシオのEDIFICE(EQW-A1000)です。
デザインがなんとなくいいなと思い購入しました。

EQW-A1000

こんな感じでバンドの付け根がグラグラで隙間が大きくなっています。

裏から見ると、本体とバンドを固定しているピンが変な角度で曲がっています。

こんな状態になっているなんて全く気が付きませんでした。
バンドの長さを調整して腕にフィットするようにしていたので、手首を曲げた時とかに力が加わっていたのかもしれません。

反対側はピンの先端が摩耗していました。ちょっと引っ張ったら外れてしまいました。

こちらも無理な力が加わって、徐々に摩耗してしまったようです。

専用のバネ棒外しという工具を使うのが傷を付けずに済むので良いのですが、持っていなかったので、精密ドライバーのマイナスでピンを押して外してみることにしました。

外れました。このピンはバネ棒と呼ばれているもののようです。

時計側の穴に入る部分の片側が摩耗しきっていました。

穴の方は特段摩耗はしていなさそうです。

時計側も問題なし。汚れが溜まっていますね。

反対側の曲がっている方です。

こちらは曲がっていて、本来ピンを押し込めるはずなのですが、曲がりのせいで押し込めませんでした。
ちょっと強引に押して何とか外しました。

そんなに無理な力を掛けた覚えはないのですが、見事に曲がっていました。

よくこんな状態でバンドが外れなかったなと思いました。

分解すると中にスプリングが入っていて、時計にはめるときは縮んで、バネの力で戻り、固定される仕組みになっています。

長さは摩耗していない状態だと16mmといった感じでした。

太さは2mmない感じですね。

厳密な太さが分からなかったので、穴の方を調べてみました。
ドリルの刃のどのサイズが通るか確認しました。

こちら2mmのドリルですが、途中までは入りますが、通りませんでした。
なので、バネ棒の太さは2mm未満のようです。

手前付近はちょっと広がってしまっているようでした。

バンドがグラグラしているのに気が付き、時計の修理屋さんを探していたのですが、このバネ棒が購入できるのなら自分で直せるのではないかと思い、バネ棒交換にチャレンジすることにしました。お店に頼んでも数百円~1000円位のようなので、特段安上がりにはならなそうですが、自分でやってみたいというところが強かったのでやってみることにしました。

EDIFICEのバネ棒交換(失敗)

マイナスの精密ドライバーでもなんとかなりそうでしたが、バネ棒外しの工具を購入しました。400円位でした。

長さが16mmで、太さが2mmない感じだったので、太さ1.78mmで長さ16mmのバネ棒を購入しました。詳しい方は「ちょっとまて」という感じだと思いますが、はい、失敗しました。

届いたバネ棒と付いていたものを比較すると明らかに長いです。
注文内容と別のものが届いたのか?と思ったのですが、16mmというのはバネ棒を縮めた時の長さのようです。

時計にあてがっても明らかに長いです。

縮めて嵌めようとしましたが、長すぎてはまりません。

バネ棒の長さは本体のこの部分の長さの物を用意する必要があったようです。
測ってみると13mmでした。なので、バネ棒は長さ13mmの物を購入しなければいけませんでした。

EDIFICEのバネ棒交換(成功)

再びバネ棒を通販で発注し、ようやく届きました。
太さ1.78mmの長さ13mmのものを購入しました。20本セットの物しかなく、余ったのはどうしようという感じです・・・

今度はちゃんと付きそうです。

それでは取り付けです。
反対側が縮むように本体に押し当てつつ、バネ棒外しでバネ棒を縮めてはめ込みます。

慣れないとちょっと難しいですが、何度かチャレンジしていたらはまりました。

きちんと固定されました。

バンドの最初の部分はほとんど動かないのが正常のようでした。
いままでグラグラだったので、ほんとに危ない状態だったようです。
バンドが外れて落として傷ついたらいやですからね。

問題なさそうです。

反対側はバンドが邪魔になり、取り付けしにくいです。

こちらはちょっと手こずりましたが、なんとか嵌めれました。

無事に修理できて達成感があります。

バネ棒の予備が18本もあるので、毎年交換でもしようかな(笑)

無理な力が加わらないように、バンドの長さも一段階長くなるようにコマを追加しました。

これで不安なくしばらく使えそうです。


まとめ

時計の修理といったら、すぐに専門のお店に頼むしかないと思っていましたが、今回のようなバネ棒交換であればDIYでも対応可能ということがわかりました。

しかし、それほど工賃も安上がりになるわけではないので、素直にお店に頼んでもいいかもしれません。当方のように自分でやってみたいという方はチャレンジしてもいいかもしれません。

バネ棒は10本とか20本単位となるので、次にダメになっても自分で直せるというメリットはあると思います。

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