コルト(Z27AG)サイドミラーのクリア剥げ補修(プリズムシャイン塗装) | 車な週末Life

コルト(Z27AG)サイドミラーのクリア剥げ補修(プリズムシャイン塗装)

経年劣化でサイドミラーのクリア剥がれが発生

我がコルトも新車購入から16年が経ち、外装もいろいろ劣化してきています。

劣化の一つとして、サイドミラーの塗装してある部分の上側が何箇所か数ミリの大きさでクリア剥がれしているところがありました。

ちょっと前に長野にドライブに行った際に、エアコンが壊れていることがわかり、しばらくディーラーに修理に出していました。

帰ってきたコルトを見ていると、盛大にクリアが剥がれているのに気が付きました。
洗車機でとどめを刺されたかな。

サイドミラー クリア剥がれ

下地の青い部分は残っているので、クリアを塗りなおせば綺麗になるんじゃないかと、ダメ元で試してみることにしました。さてどうなるか。

目次

サイドミラークリア塗りなおし(失敗)

まずはサイドミラーのカバーを取り外します。
以前外したことはあるのですが、すっかり忘れています。
根元の部分の上下を押してみると、わずかに隙間が開きました。

空いた隙間に指を入れてこじると外れてきました。

注意点として、下側の爪は引っかかるように装着されているので、まっすぐ手前に引っ張ると、もれなく爪が折れます。見事に折れました。下側はそのままに上側を手前に引き、爪に無理がかからないように浮かしながら引き抜く必要があります。

さて、クリア剥がれの段差が目立たなくなるように1500番の紙やすりで慎重に削っていきます。
削っていくと、青い塗装が削れているのがわかります。この塗装を残しつつ、クリアの段差を削るのはかなり難しいです。

結果として、やはり無理でした。気が付いたら素材の黒い部分が見えてきました。
クリアの段差を綺麗にならすのは無理でした。

クリアだけ削るというのはやはり難しいですね。このままクリアを塗ってもうまくいかないだろうと思い、クリア塗りなおし作戦は見事に失敗に終わりました。

サイドミラーをプリズムシャインで塗装(失敗)

こうなったら塗りなおすしかないと決意しました。
しかし、純正色に塗装しなおそうと、塗料(ディープブルーマイカ)を通販で検索してみたら、かなり高い。
そして、経年劣化で色あせしているので、そのまま塗るとボディと差がでて違和感がでるのではないかなど、DIYで行うにはちょっと厳しいと思いました。

そこで、以前内装を塗ったプリズムシャインが残っていたので、プリズムシャインで塗ってしまおうと思い立ちました。

まずは劣化したクリア層を削り取ります。

劣化が少ない部分は足付け程度に研磨して、シリコンオフで脱脂します。

素材が樹脂なので、バンパープライマーの方が適切だったかもしれませんが、手持ちは通常のプラサフしかなかったので、白のプラサフにします。

久しぶりの塗装で上手く行くかなと思いつつ、プラサフを塗ります。

プラサフを塗る過程で失敗というのもあまりないと思いますが、塗り漏れが無いように満遍なく塗ります。

プラサフ塗布完了。乾燥もしました。

表面の凸凹などを紙やすりで馴らしていきます。

全体的に水が弾かなくなるまで磨きました。

プリズムシャインを輝かせるために、まずはブラックを塗ります。
塗装は関西ペイントのPG80シリーズのウレタン塗料です。

1年以上ぶりの塗装で勝手をすっかり忘れています。
ちょっと失敗しても最後のクリアを厚く塗って削ればなんとかなるだろうと思いつつ、塗っていきます。

ブラック塗装完了。

続いてプリズムシャインを塗っていきます。

均一になるように塗っていきます。

なんとなく前回、内装を塗った時と違うなと思っていたのですが、缶を良く振らなかったせいで、ラメ成分が沈殿していて、輝きが少ないです・・・

ちょっと失敗しちゃったかなと思いつつ、クリアを塗っていきます。

柚子肌になってもあとで削れば綺麗になるので、厚めに塗ってごまかそうという作戦で塗りました。

クリア塗布直後です。光が当たっていればプリズムシャインの七色に輝きが見えるのですが、こんな程度だったかな?と物足りなさを感じながら、一日乾燥させました。

一日経って、表面はかなり硬化してきました。
粒粒になっているところや、気泡のようなものが大量に入ってしまっている部分がありました。

紙やすりで柚子肌部分を平らになる様に削っていきます。

まだ多少、柚子肌分が残っていますが、この程度ならコンパウンドで磨けばわからなくなるだろうということで、コンパウンド磨きに入ります。

気泡のようなものは結局消えませんでした。クリアの下のブラック塗装時に入ってしまったようです。

コンパウンドは3Mのが拭き取りの良さなどもあって愛用しています。
サイドミラーに装着した状態の方が磨きやすいと思い、サイドミラーにカバーを装着しました。

樹脂部分にはマスキングテープを貼り、ウエスにコンパウンドを垂らして磨いていきます。

気泡部分はかなり目立ってしまいました。

肝心のプリズムシャインの輝きも、やはり缶を良く振らなかったせいでラメ成分が少なく、いまいちな結果となりました。

サイドミラーをプリズムシャインで塗装(再チャレンジ)

仕上がりがメタリック成分少な目のブラックになってしまったのと、気泡がかなり目立つ仕上がりとなってしまったので、再度塗りなおすことにしました。
まずは気泡部分を削ってみました。

やはりブラック塗装時に入ったようで、クリア層が削れてからようやく消えていきました。

途中の作業は同じなので割愛しますが、今回はプリズムシャインの缶を良く振って作業に臨みました。
日陰でもわかるくらいラメ成分が乗っていますね。ガンメタ的な仕上がりになります。

日にあたると御覧のような輝きを見せてくれます。緑成分が強いのでカナブンのようでもあります。

失敗したときと比べると全く別物ですね(笑)

まだコンパウンドの磨きが一部足りていませんが、十分綺麗に仕上がったと思います。

角度によって輝きが変わります。

ディープブルーマイカとの組み合わせはどうかなと思いましたが、そんなに悪くないと思います。

なかなかいい感じに仕上がったと満足です。

ただのブラックでもいいかなと思いましたが、プリズムシャインの方がいい感じです。
ブラックとディープブルーマイカの組み合わせだとちょっと微妙かなと思っていました。

ちなみに曇りの日や日陰だと濃いメタリックシルバーみたいな感じになります。

これはこれで、目立ち過ぎず良い感じかなと思っています。

まとめ

コーティング剤などでごまかしてきましたが、残念ながらクリア剥がれが起きてしまい凹みました。
プリズムシャインで塗りなおすことで、個性も出て、輝きもよいので、満足のいく結果に仕上がりました。

ミラーのカバー程度であれば、プロに塗装に出してもそこまで高い金額にはならないと思いますので、塗りなおしも有だなと思います。中古品を購入という手もありますが、コルトの部品もだいぶ古い年式のものばかりなので、そのうちクリア剥がれが発生するリスクもあるので、塗りなおしがベターかなと思います。

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