タイヤワックスはどれも同じか?
当方はタイヤの見た目を良くし、ひび割れ防止効果を期待して、タイヤワックスを塗っています。
もっぱら施工が簡単なスプレータイプを使用してきましたが、液体タイプと違いがあるのかなど確認してみたくなりました。
いつも使っているクリンビューのノータッチをはじめ、評判のよさそうな2種類を試してみました。あと、ついでに信越シリコーンも。
実験に使うのはヨコハマタイヤのアイスガードです。
3年目くらいなタイヤです。
こんな感じで4分割し、それぞれ異なるタイヤワックスを塗って比較してみることにしました。
目次
- 1.タイヤワックスの成分確認
- 2.クリンビュー ノータッチ
- 3.シーシーアイ スマートシャインタイヤワックス
- 4.シュアラスター タイヤワックス
- 5.信越シリコーン KF-96
- 6.タイヤワックスの経過観察
- 7.まとめ
タイヤワックスの成分確認
言わずと知れた長年販売され続けているノータッチです。
吹き付けるだけで汚れを落とし、なおかつ保護してくれる優れものです。
成分はシリコーンオイルのようです。紫外線吸収剤も含まれているようです。
続いて、ホームセンターのカー用品売り場で一押しされていたシーシーアイのスマートシャインタイヤワックスです。
こちらもやはりシリコーンオイルのようですね。
続いて、高評価なシュアラスターのタイヤワックスです。
こちらもやはりシリコーンオイルでした。
シリコーンオイルということで、信越シリコーンのKF-96も塗ってみることにします。
クリンビュー ノータッチ
まずはノータッチです。吹き付けた液が垂れるので、下側に施工します。
スプレーで吹き付けるだけなので、本当に手間いらず。
ホイールなど塗りたくないところにもかかってしまうのでマイナスポイントですね。
シーシーアイ スマートシャインタイヤワックス
続いてスマートシャインタイヤワックスです。
付属のスポンジに吹き付けて塗っていきます。
さらっとした液状ですが、若干タイヤに弾かれる感じがあります。
垂れやすいので付け過ぎに注意です。
こまかい凹凸にしみこませるのがちょっと難しいですね。
多めに塗りこんでいくのがよさそうですが、垂れないように気を付けながらの作業になります。
へこんだところにきっちり塗るのにひと手間かかる感じでした。
シュアラスター タイヤワックス
こちら各所で評価が高いので購入してみました。
ねっとりと粘度があるかんじです。こちらも付属のスポンジで塗りこみます。
粘度があり伸びるので、塗りやすい感じがしました。
こちらも凹凸部分にムラなく塗るにはちょっと多めに塗る必要がある感じです。
それを考えるとノータッチは楽すぎますね。
信越シリコーン KF-96
こちらはタイヤワックスではありませんが、各種のタイヤワックスと同じ成分であるシリコーンです。こちらも塗って違いがあるか確認してみます。
こちらは洗車スポンジを切ったものに塗ってからタイヤに塗りました。
伸びが良いので、比較的施工は楽に感じました。
タイヤワックスの経過観察
こちらは塗った直後です。どの部分も黒くしっとり保護されている感があります。
ノータッチのデメリットはホイールに付着してしまうことですね。
拭き取れば良いだけなんですが、あまり目立たないのでそのままでもいいかもしれません。
スマートシャインは溝の部分にちゃんと塗りこもうとすると、結構たっぷり塗る必要がある感じです。
さらさらし過ぎている感じがあり、施工は4社で一番時間かかりました。
シュアラスターのタイヤワックスは粘度があり良く伸びるので、施工は比較的簡単でした。
ただし、凹凸部分に塗るのはやはり苦手です。
KF-96は伸びるので塗りこむタイプになりますが、施工は楽でした。
クリンビューは凹凸関係なくきっちり塗れていますね。
それと比べるとスマートシャインの塗りこみが足りていないのが良くわかります。
きっちり塗りこむという点ではシュアラスターの方が塗りやすい感じがしました。
KF-96はシリコーンオイルそのものなので、黒さの増しという点では一番かもしれません。
ノータッチは汚れを落とし流れて液溜まりみたいになるところがマイナスポイントですね。
全体的にしっとり黒くなっています。
まずは1日経過後です。
あまり変わり映えしませんね。乾いたせいか、無駄なてかりが若干引いた感じがします。
6日後です。
まだまだ全体的に黒く劣化はしていないようです。
6日目は洗車をして、タイヤも水洗いしました。
洗った直後にブロアーで水分を吹き飛ばした状態ですが、タイヤの保護はまだまだ問題ないようです。
10日後です。
特に差は感じられません。
18日後です。
地面に接地した部分は茶色くなっています。側面に大きな変化はありません。
21日後です。ノータッチを施工したところの内側部分が微妙に茶色くなってきた感じがあります。
25日後です。全体的に内側部分が茶色くなってきました。
33日後です。
だいぶ茶色くなり、保護効果も薄れてきた感じです。
タイヤワックスを塗りなおして黒くしたいところです。
40日後です。
何かと接触したと思われるタイヤ側面は茶色くなってきます。
全体的にタイヤの艶が失われている感じです。
50日後です。
すでにタイヤが素の状態になっているのせいなのか、40日後とあまり変わらない感じです。
すでにタイヤワックスの効果は完全に失われているのかもしれません。
まとめ
耐久性についてはそれほど大きく変わらないのかなという印象なので、塗りやすさやコスパの面で気に入ったものを使えばいいのかなという結論に至りました。
やはりノータッチのようにスプレーするだけで汚れが落ち、保護もできるというのはいいですね。コスパとしては液体タイプの方が塗れる面積が多そうですが、使い切るにはかなりの期間がかかりそうです。
また、KF-96を使ってシリコーン洗車をしている人は、樹脂部分、タイヤとKF-96で全部やってしまうのがよさそうです。
しばらくはシーシーアイとシュアラスターのタイヤワックスを使い切るべく、1週間に1回くらいのペースで塗りこもうかなと思った次第です。
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