猛暑日対策としてエアコン添加剤(PAC PLUS)を投入
当方のコルトはもうすぐ走行17万キロに到達しそうな感じですが、2年前にエアコンの効きが悪く、ディーラーで見たもらったところ、エアコンガスが減っているという診断を受けました。
エアコンガスを補充して対処してもらったのですが、今後も漏れて減ってくる可能性があると指摘されていました。
あれから2年が経ち、若干効きが悪くなったかなということもあったので、エアコン添加剤でガスの補充と潤滑性能を上げて、エアコンの負荷を減らそうと思いました。
以前は、NUTECのNC200というエアコン添加剤を入れましたが、ワコーズからもエアコン添加剤が出ており、評判も良いので、今回はワコーズのパワーエアコンプラス(PCA PLUS)を入れてみることにしました。
内容は25g中、20gが冷媒ガスで、5mlがオイルのようです。
少なくとも8年以上前に購入したエアコンガスチャージホースが接続部から漏れが発生し、使えなくなってしまったので新調しました。メーターも何もない一番シンプルなものです。
以前のものは継ぎ目がネジで外せるものでしたが、今回はカシメで外れる心配の無いものにしました。
目次
エアコン噴き出し口温度測定(添加前)
まずはパワーエアコンプラス添加前のエアコンの状態を確認します。
エアコンを最低温度、最大風量にして温度を計ります。
窓は開けた状態にしました。
温度計もチャージホースと時を同じくして故障したので、ホームセンターの台所コーナーで、てんぷら油の温度を測定する温度計を購入してきました。
中央の吹き出し口に差し込んで確認しました。
18.4℃でした。アルトは13℃くらいだったので、思ったより高い温度でちょっと驚きました。
一応エアコンは冷えているので、通常使用では問題は出ていません。
パワーエアコンプラスを添加
まず作業としてはエアコンチャージホースにパワーエアコンプラスの缶を接続します。
装着後にネジを締めると針が出てきて、缶に穴が開き、ガスとオイルが注入されるので、ネジを引っ込めておきます。
針を一番引っ込めた状態にしてから缶を接続します。
パワーエアコンプラスの缶です。上側にネジ山が切ってあるので、これをチャージホースにつなぎます。
一番奥まで入れたら完了です。
続いて、低圧側の配管に接続します。Lと書かれたキャップを取り外します。
こんなキャップです。高圧側はHと書かれているので間違えないようにしましょう。
エンジンは停止状態のまま、チャージホースのワンタッチカプラーを押し込んで接続します。
一瞬、エアコンガスが漏れてプシュっと音がしますが、ちゃんとはまっていれば漏れる音は無いと思います。
このまま施工すると、ホース内の空気が配管に入ってしまうので、ホース内の空気を抜きます。取り付けたパワーエアコンプラスの缶を緩めて空気を抜きます。
緩めてプシュっと音がしたらすぐに締めなおします。
エンジンをかけ、エアコンを最大風量、最低温度、内気循環にします。
パワーエアコンプラスの缶に穴を開ける為、ネジを締めて針を押し出します。
一番下まで締めたら、緩めて、冷媒ガスとオイルを入れ込んでいきます。
冷媒ガスが入っていくと缶が冷えてくるのでわかると思います。缶を下向きにしてオイルを注入します。
手で温めると入っていきやすいようです。
缶の冷えが無くなったら注入は完了しています。
振ると冷媒ガスとオイル分が残らず入るようです。
当方が実施した感じだと、注入自体は数秒で終わってしまった感じです。
エンジンを止め、チャージホースのワンタッチカプラーを引き上げてホースを外します。
この際、ホースや配管の出口にたまっていたオイル分が飛び散る可能性があるので、ウエスなどを当てて抜くと良いと思います。
エアコン噴き出し口温度測定(添加後)
効果の確認として、再びエアコン噴き出し口の温度を計ってみます。
条件は同じにしています。
結果はというと17.9℃で0.5℃下がりました。
他の記事やyoutubeを見ていると数度下がっているケースが多いので、もしかしたらエアコンガス自体が減っていて冷えない状況になっているのかもしれません。
まとめ
今回、ワコーズのパワーエアコンプラスを導入してみましたが、効果としては0.5℃下がり、コンプレッサーの動作も滑らかになったとは思います。
ただ、エアコンガスがそもそも足りていない疑惑があるので、しばらくは様子見したいと思います。
ガスの量などは専用の機材が必要なので、エアコンの利きが悪くなったら専門業者に見てもらおうかと思います。エアコンガスのオイルフラッシングがかなり効果があるようなので、それほど費用が高くなければ施工をおねがいしてみようかと思います。
一点、言いたいことがあるとすれば、ワコーズ製品は高い・・・