青空駐車の紫外線と炎天下対策としてボディカバーを導入
当方のコルトはすでに初度登録から13年が経過して、かなりやつれてきています。
要因の一つとして、青空駐車による紫外線や夏の炎天下にさらされたのが大きいのかなと思います。
いまさらですが、ボディカバーでもかけてみようかと思い立ちました。
バージョンRはボンネットにダクトがあるため、ボディカバーでエンジンルームに水が入らなくなるというメリットもあります。
目次
- 1.青空駐車のデメリット
- 2.ボディカバーの選定
- 3.ボディカバーをかけてみる
- 4.ボディカバー大幅手直し
- 5.まとめ
青空駐車のデメリット
デメリットは上げたらきりがありませんが、まずは鳥の糞や、黄砂、花粉、ほこりが付きます。
続いては紫外線による劣化でしょうか。
未塗装の樹脂パーツは古くなると白濁化してみすぼらしくなってしまいます。
下記は白濁化した樹脂オーバーフェンダーを交換した際の比較です。手前が交換して外したオーバーフェンダーですがかなり白いです。
紫外線による劣化といえばヘッドライトでしょう。
ポリカーボネートのコートが劣化すると黄ばんできますね。
あとは塗装も劣化しますね、赤やオレンジの車はワックスやコーティングを怠ると朱色になったり、白っぽくなったりと新車時から色が変化してしまいます。
夏場の炎天下では思わぬところの劣化も進みます。
以下はコルトのシートベルトのピラーの部分のカバーですが、割れています。
おそらく熱による劣化なのかなと思います。
ドアも熱の影響を受けるのか、パワーウィンドウのスイッチの樹脂が劣化してもげました。
リアドアのガラスを固定している樹脂も折れました。これも熱の影響なんじゃないかと推測します。
あと個人的に気になるのが、雨が降った後にブレーキローターが錆びるというデメリットもあります。
ボディカバーの選定
ボディカバーを探すわけですが、種類がたくさんあり悩みます。
カバー裏側が起毛になっており傷がつきにくいタイプや防水タイプ、防炎タイプ、車種専用設計でぴったりフィットするタイプなど。
みんカラなどを見るとカバーライトが評判が良いようですが、価格がちょっと高めです。
今乗っている車が新車とかならカバーライトを購入したかもしれませんが、すでに傷もついているし、起毛タイプじゃなくてもいいかなと思い、厚手で丈夫そうなワールドカーボディカバーを購入しました。
コルトはWD(全長3.81m~4.14m)に分類されていました。当方のコルトの寸法は3925×1695×1535mmなので、これでよいはずです。
しかし、これを鵜呑みにしたのがいけませんでした。
種類は豊富のようでした。
きっちりたためばここまでコンパクトになります。
一度広げたらこうするのは無理な気がしますが(汗)
ボディカバーをかけてみる
ボディーのほこりをとってからボディカバーをかけてみました。
うーん、何かおかしい・・・
後ろの高さが全然たりず、リアタイヤが丸出し状態でした。
これでは目的の一つのブレーキローターの錆びを防ぐということが達成できません。
リアバンパーも下のほうが丸出しですね。
なんてこった。
フロント側は問題ありませんでした。
コルトはコルトでもラリーアートバージョンRのグレードはNAのコルトよりも前長が長く、リアスポイラーもついているので大きいのですが、あまりに寸足らず過ぎな気がします。
当方はさらに出っ張ってる社外リアスポイラーを装着しているのも問題でした。
ボディカバー大幅手直し
普通なら大きいサイズを買いなおすとかになるのでしょうが、この時はどうかしていたのか、生地を足せばいいんじゃないかと安易に考え、新品のボディカバーをその日にハサミで切ってました(汗)
リア側をちゃんと下まで届くようにするには下記のようにずらす必要がありました。
こうなるとリアスポイラーとかそんなレベルではなく、単にサイズの適合間違ってるんじゃないかと思います。
ちょっとずらせばいいだろうと思っていましたが、フロントガラスあたりまで切らなくてはならず、大幅修正が必要な状態になり、これは直せるのだろうかと途方に暮れました。
とりあえず、足す生地を探しにホームセンターに向かいました。
たまたま同じメーカーのバイクカバーがあったので、購入してきました。
バイク用のボディカバーを3枚におろしました。
テープで仮止めします。
どことどこをくっつけるかがわかるようにマジックで印を付けました。
結構適当です。
印を付けたら、裁縫時間の始まりです。
端を折り返して、待ち針で止めます。
物が大きすぎてミシンでは無理そうなので、手縫いです。まぁ、ミシン持ってませんが。
ポリエステルの糸を使いました。
家にあった黒い糸を選んでしまいましたが、目立たない白がよいでしょう。
最初のほうの仕上がりはほんと酷いです。
アリの行列みたいになってしまいました。
酷い仕上がりだ(笑)
強度的に心配だったので2列縫いました。ほんとにアリの行列状態。
一部つないでから、再度、カバーをかぶせて位置合わせをしました。
角の部分はむつかしいです。
待ち針を大量に使うときれいに縫えるようになってきました。
最初のほうがあまりに酷い仕上がりなので、直したくなりますが、労力を考えると厳しいです。
うまくいったかなと思いきや、引っ張られて負荷がかかっているところなどがありました。
この後、上から生地をあてて補強しました。
毎日少しずつ、ひたすら縫いました。
トータル25時間くらいはかかったと思います。長かった。
そんなに時間かかるなら買いなおしたほうがいいなと思いましたが、無駄にするのは嫌だったので、意地でやり切りました。
社外リアスポ適用のワンオフボディカバーの完成です。
しかしつぎはぎだらけだ(笑)
リアの左上側の角は当初予定位置からずれてしまいました。
バイクカバーの生地は厚さが薄いので、破れ始めるなら、継ぎ足した部分になるのかなと思います。
リア側もバンパー下まで覆えるようになりました。
まとめ
ただボディカバーをかけたかっただけなのに、思わぬ長時間の裁縫作業になりました。
久しぶりに針と糸の作業は面白かったですね。慣れなれない最初の内は生地の位置がずれたり、思わぬところを縫ってしまったり、手戻りが多かったです。
カバーを切った貼ったしてしまったので、耐久性は下がってしまったかもしれませんが、夏場の炎天下や台風時にはボディカバーで車を保護してみようと思います。
今覚えば途中を切るのでなく、下側に追加という形にすれば、こんな大変なことにはならなかったなと思いましたが、あの時は「切って足せばいいんじゃね」となぜか思ってしまいました。
今後耐久性など、経過観察していきたいと思います。
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