スマホのバッテリーの持ちが悪くなった
Xperia XZ1 Compact (SO-02K)に機種変更して2年ほど経過しましたが、最近はバッテリーが1日持たないようになってきました。
バッテリーのためだけに機種変更するのも嫌なので、DIYで交換にチャレンジしてみました。
youtubeの動画をみて予習もしたので、大丈夫だろうと思っていましたが、やはり前面のパネルを外すのが大変でした。バッテリー交換の工程をご紹介します。
目次
準備
まずは交換するバッテリーやツール類を揃えます。
ツールとして以下のようなDIY修理ツールを購入しました。
ドライバーなどを既に持っている方は、両面テープを切るツールとしてはテレホンカードのようなものがあれば代用できると思います。
前面パネルの両面テープを用意しました。
形状を見る限り、市販の両面テープを自分で切ってやるのは無理と判断しました。
モノによっては品切れ、廃盤になっているモデルもあるようなので、バッテリー交換にチャレンジしたい方は早めに確保しておいたほうが良いかもしれません。
SO-02K用は型番はXZ1C-002でした。
アイ・キングモバイルさんから購入しました。
120円と安かったので、失敗しても良いように2個購入しましたが、結果として、一個失敗したので買っておいてよかったです。
バッテリーは純正を謳っているものを購入しました。3780円で互換バッテリーよりは1400円くらい高いようですが、安心を買いました。
Sony Xperia XZ1 Compact docomo SO-02K用 メーカー純正内蔵バッテリー LIP1648ERPC
前面パネルを外す
この手のスマホは前面パネルから外すようです。
ヒートガンで暖めて隙間を開けて、そこから両面テープを切っていくというのはyoutubeで見たので理屈はわかっているのですが、問題はうまくいくかです。
裏側には外す余地も無いですね。
まずはドライヤーで両面テープを温めます。
とある動画では100度で2分とありました。
温めたら、吸盤をひっつけて引っ張ると角の部分がめくれてくる・・・
はずなんですが、うんともすんもとめくれてくれません。
ならばと至近距離でもう少し長めの時間でやって見ました。
無理でした。
ヒートガンも持っていますが、強力すぎて、いろんなものが溶けたり熱で壊れたりしそうだったのでやりませんでした。
結局、温めてツールのピックみたなやつをパネルの上側の隙間に押し込んだら、若干隙間ができたので、そこにマイナスドライバーを突っ込んで、てこの原理で押し上げたら隙間が出来ました。
あとは両面テープを切っていくだけです。
想定どおりには行きませんでしたが、結果オーライでした。
一辺両面テープが切れれば、前面パネルを引っ張って隙間から切っていきます。
動画では再び温めながらやっていましたが、そのまま切っていきました。
大丈夫でしたが、無理にやると、パネルが割れたりする恐れもあるので慎重に行ったほうがよいです。
この前面パネルの取り外しが出来れば半分終わったようなものです。
外れました。感動。
バッテリーを外す
パネルと本体をつなぐケーブルを外します。
下の画像は悪い例で、最初に黒いカバーを外してから外すのが正解です。
黒いカバーがなかなか取れずに引っ張ったら取れてしまった状況です。
左右の出っ張りに引っかかっているので、横に引っ張って外すのが正解のようです。
続いて、ネジを外していきます。
色が違うネジがあるので、付いている場所をちゃんと記録しておきましょう。
単純なプラスネジでした。
カバーが取れました。
youtubeで見ていた違う機種のバッテリー交換ではここでバッテリーが見えたのですが、SO-02Kは裏面にバッテリーが付いているタイプでした。
しばらくどうしようかと固まりましたが、外していくしかないと手探りで進めました。
まずはカメラやバッテリーなどにつながっているケーブルを外します。
下記はバッテリーのケーブルでした。上側に押してあげれば外れます。
5箇所外しました。一番右側のはカバーがあるので、カバーを外してから取り外します。
基盤をケースから外していきます。
なかなか苦戦しましたが、シムカードのホルダーがひっかかっていました。
最初に外しておくのが良いです。
一箇所ネジが隠れているので要注意です。
気付かずになぜ外れないんだとしばらく悩みました。
基盤が外れて、裏返しにするとようやくバッテリーが見えました。
ここまででこんな状態です。ちゃんと戻せるのかかなり不安になりました。
バッテリーも両面テープで固定されていますが、にょろっとはみ出ている黒いテープを巻き取るような感じで引っ張ってとるのが正解のようでしたが、わからなかったので、ヘラを突っ込んで剥がしにかかりました。
かなり粘着力が強く、最終的にドライバーを突っ込みました。
無理にやると、基盤を折ったり、基盤に傷をつけるので慎重にやりましょう。
ドライバーを使った弊害ですね。バッテリーにダメージを与えました。
交換するから別に問題なしです。
バッテリーはそれほど膨らんだりはしていませんでした。
組み立て
バッテリーのケーブルを基盤の裏側に持っていきます。
銀のカバーは外れるようですが、良く分からなかったので、ちょっと無理やり隙間を作って通しました。
専用の両面テープは既に廃盤なのか手に入らなかったので、市販の薄い両面テープで固定しました。
あとは外した順の逆を辿っていきます。
この辺りで大分精神的に楽になりました。
もう一息です。
前面パネル側には両面テープが残っているので、剥がしていきます。
指先で押していくと剥がれていくので一周めぐります。
専用両面テープの保護シートを剥がして青いシートごと貼り付けます。
四隅に綺麗に嵌めないといけません。
一度位置決めに失敗して剥がしたらずれました。
予備を買っておいてよかったです。
このくらいなら何とか修正できそうです。
これはもう無理ですね。
貼り付けたら、青い保護シートを剥がしますが、これがなかなか強力に張り付いていてなかなか剥がれませんでした。
パネルのケーブルを嵌めてカバーをつけて貼り付ければ完了です。
恐る恐る電源を入れると入りました!
完成です。傷もつけることなく無事に電池交換できました。
あとで検索したらどんぴしゃなSO-02Kのバッテリー交換動画がありました。
これを見ながらやれば楽だったのに。
Sony Xperia XZ1 Compact Battery Repair Guide
まとめ
直近では1日に2回充電することがあったのが、余裕で1日持つようになりました。
やはり2年以上使って500回位は充電していると思うので、バッテリーは大分へたっていたようです。
動画を参考になんとかできそうかなとチャレンジしましたが、やはり壁は前面パネルの取り外しかと思います。
バッテリーは弱っているけど、機種変更はちょっとと思っている方、バッテリー交換はいかがでしょうか。
メーカーもいつまでも修理対応していないようなので、ショップに頼むにしてもいつまで対応しているか確認したほうが良いと思います。
SO-02Kの場合はバッテリー交換は1万円ちょっとのようなので、リスクを考えると頼んでもよいかなという感じでしょうか。
ちなみにXperia XZ1 Compact (SO-02K)の修理対応は2022年4月までのようでした。
XperiaTM XZ1 Compact SO-02K サポート情報より引用。
生産終了(発売日:2017年11月17日)
修理受付可能(2022年4月末で終了予定)