加湿機能を使わない時期は要注意
当方はシャープのプラズマクラスター搭載の空気清浄機(KC-Z45-W)を使っています。
冬場に加湿機能を使用していましたが、水を入れっぱなしなことに気が付きました。
以前、職場でダイキンの空気清浄機を使用していましたが、夏場にどうも臭いなと思い、フィルターなどを見てみたら、カビだらけだったということがありました。
早速確認してみると、カビまでは行きませんでしたが、水垢でかなり汚い状態でした。
空気清浄機のメンテナンスをしてみたので、その工程などをご紹介します。
目次
フィルターの確認、掃除
それでは見て行きましょう。
モノはシャープの空気清浄機(KC-Z45-W)です。
数年使っていますが、ちゃんと掃除したことは無かったかもしれません。
裏の空気取り込み口には多少埃がつもっていました。
背面カバー、脱臭フィルター、集塵フィルターの順番で取り付けされています。
いずれもほとんどゴミなどは確認できませんでした。
ゴミが少なければ、10年以上でも大丈夫そうな感じでした。
集塵フィルターは非常に綺麗なものでした。
良く見ると花粉とかがキャッチされているのかもしれませんが、目視では分かりませでした。
背面のカバーの網目には埃が溜まっていました。
フィルターに行き着く前に、ここでキャッチされているのが多いようです。
ブラシが付いている掃除機があると埃を取りやすいです。
当方は日立のコードレスクリーナーを使用しています。
マキタの掃除機のほうが使い勝手がよさそうなのですが、インパクトレンチが日立でバッテリーを共有できるので、日立にしました。車の車内の掃除などで活躍しています。
こちらフィルターは使い捨てではなく、洗って繰り返し使えるタイプですが、正直言うと、洗うのは結構面倒なので、使い捨てフィルタータイプのほうが良いかもしれません。
ちなみに下の画像で装着しているブラシは別途、購入したものを使用しています。
汎用品だったような気がしますが、詳細はわすれてしまいました。
給水タンク、トレー、加湿フィルターの確認、掃除
今回の本題、水周りを見ていきましょう。
給水タンクを外してみると、水垢が溜まっていました。
幸い、カビは繁殖していなかったのは良かったです。
給水タンクも水に浸かっているところは多少汚れていました。
中性洗剤とブラシで洗いました。
タンク内は水が黄ばんでいましたが、においも無かったので、濯いで終了としました。
トレーを引き抜くと、加湿フィルターが現れます。
なんか白い物体が大量に付着していました。
加湿フィルターはトレーの上に乗っかっているだけです。
洗いやすいように、こまかな部品を取り外します。
折らないように注意しましょう。
タンクの蓋と同様に中性洗剤で洗っていきます。
カルキが固まってしまった部分はなかなか落ちませんでした。
カルキなら酸で落ちるだろうと思い、洗車のイオンデポジットをとるのに使っているWSCを持ち出しました。
酸だと落ちますね。
樹脂にダメージを与えるかもしれないので、速やかに除去して洗い流しましょう。
続いて、加湿フィルターですが、メーカーホームページでは分解するなと書いてありましたが、爪を外せば、フィルターを取り出せます。
分解完了。
枠はブラシで洗浄します。
フィルターには大量のカルキが結晶化したものが付着していました。
表面をブラシで軽く擦るとある程度は取れました。
裏から勢い良く水をかけました。
これもやりすぎるとフィルターを破ったりしてしまうので、注意しながらやりましょう。
ここもWSCで結晶を溶かしてみました。
結構すっきりしましたね。
長年の水垢で色が変色したところは綺麗にできませんでしたが、水垢は大体取れました。
ネジ部分の細かいところはブラシが届きにくく、黒い水垢が多少残りました。
カルキの結晶も大分取れました。
フィルターにがっちりくっついているので、無理に取ろうとするとフィルターを破いてしまう恐れがあったので、この程度で妥協しました。
メーカーホームページによると、「水またはぬるま湯(約40℃以下)1Lあたりにクエン酸を約6g(大さじ1/3杯)いれて、2時間漬け置き」すると記載がありました。
次回掃除する際はクエン酸を使ってみようと思います。
また、汚れがひどい場合は新品にしたほうがよさそうですね。
上級者向けの掃除とアルミテープチューン
せっかく掃除をしているので、さらに上の掃除をやってみようと思います。
メーカーはこの分解清掃は推奨していないので、自己責任でおねがいします。
カバーの固定はビスのみなので、背面を固定しているビスを外していきます。
背面が取れたら、次は底面の部品を外します。
底面が外れると、正面のカバーも外せるようになります。
底の部分はこぼした水が劣化したのか汚れていました。
正面のカバーを外すには本体とつながっている配線を外す必要があります。
カプラーで接続なので、簡単に外せます。
手前の青のコードは本体とつながっていなかったので取り外し不要でした。
本体と外して、隙間を作り、手をいれてカプラーを外します。
やりたかったのは空気出口に溜まっているこの埃汚れ。
これを掃除したかったのです。
細かい部分も拭き取ります。
綺麗になりました。
せっかくなので、トヨタが発案したアルミテープチューンを施します。
ギザギザハサミで角の部分を多く作り、そこから静電気を放電するというものです。
埃がつきにくくなればと思った次第です。
通常のアルミテープが見つからず、手持ちの黒いアルミテープを使いましたが、通常の銀色のほうが良いと思います。
あとは組みつけていくだけです。
底面部品に電源コードを通す場所があり、そこを通さないとなかなかはまりませんでした。
外す際に写真などで、配置などを残してあとで確認できるようにしておくとあとで助かると思います。
まとめ
カビの繁殖を恐れていましたが、幸いにも水垢ですんでいて良かったです。
加湿フィルターにカビなどが繁殖してしまうと、空気清浄どころか、カビをばら撒く兵器になりますので、加湿機能付きの空気清浄機を使用されている方は一度確認してみることをお勧めします。