4ポットキャリパー化したい
型押しキャリパーを対向ピストン化したいなと思い、調べてみました。
GC8を代表に、スバル車に多く使われている通称赤キャリと呼ばれる純正4ポット対向ピストンブレーキキャリパーを流用したものになります。
みんカラなどでは流用している人が多々いらっしゃるのですが、ブレーキローターなど、何用を使っているのかいまいちわからなかったり、情報が多々あるので、どれを信じて良いかわからなかったので、実際に確認してみました。
赤キャリはポン付け可能なのか?
装着したい車はインプレッサG4(GJ7)になります。
GJ2、GJ3、GJ6も同じ型のブレーキローターなので、ブレーキ周りは同じ構成かと思います。
同じく、インプレッサスポーツ、XVの同年代の車種については同じブレーキ周りかと思うので、参考になるかと思います。
GP2、GP3、GH2、GH3、GH6、GH7はディクセルの適合を見る限り同じのようです。一部年式では異なるようなので要注意です。
さてこちらがインプレッサG4の型押しキャリパーです。
まぁ、普通ですね。
小石でもかみこんだのか、ローターに筋が一本入っています。
支障はないのですが、ちょっと気になります。
見た目も地味だし、ブレーキダストの汚れが取れなくなるんですよね。
さて、そこで赤キャリの登場です。
1年前くらいに中古で購入したものですが、ずっと放置していました。
程度はあまり良くないのですが、放置していた間にピストン周りに錆が出て、状態が悪化してしまいました。錆取り剤で綺麗にとれなければ、お蔵入りになりそうです。
下記は純正キャリパーを外して、赤キャリをポン付けした状態。
ローターの外径とキャリパーとの隙間が大きいですね。
ブレーキローターとキャリパーのセンターは合っているようです。
やはりブレーキローターよりキャリパーが外側にオフセットされていますね。
ブレーキパッドを装着してみましたが、7、8mmブレーキローターが接していないです。
内側もズレてしまっています。
ホイールを履かせてみました。純正タイヤではなく、年式不明ですが、フォレスターのオプションでついていたBBSです。スポークと干渉もなく、装着できました。
クリアランスとしては4mmほどあるようでした。
ブレーキローターは外径が9mmほど足りないようです。
純正ブレーキローターの外径を測ってみました。
約277mmといったところでしょうか?
社外ブレーキメーカーのカタログでは276mmとなっていました。
ハブに接する面とローターまでは50mmでした。
ローターからホイールが接する面までの高さは32mmくらいでした。
赤キャリポン付けの検証結果
キャリパーはポン付けできるが、ブレーキローターは純正ではNGということがわかりました。
GC8を初め、ターボ車に装着されている外径が293mmのブレーキローターがあるので、別途ブレーキローターは用意しなければいけません。
ブレンボでは09.9077.10、09.9077.11という型番、DIXCELでは3617001、3617027という型が当てはまるようです。
サイズが同じでDAV形状(逆ベンチ)で型番が違うようですね。
サーキット走行をするのであればDAV形状が良いと思います。
また、調べていて分かりましたが、BRZも外径276mmのブレーキローターを装着しているグレードがあるようですね。ちょっと物足りない感じがしました。
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