Diorのファスナー引手を修理してみた | 車な週末Life

Diorのファスナー引手を修理してみた

Diorのファスナー引手がちぎれてしまった

手先が器用というならこれくらい直せるでしょ?
ということで、ちぎれたDiorの鞄のファスナーの革製の引手修理をすることになりました。

革製品の修理など業者に頼むしかないだろうと思っていましたが、会社の後輩がレザークラフトを趣味でやっていて、話をきいてみたところできそうな気がしてきたのでチャレンジしました。

目次

引手の革を購入し形にしてみる

こんな感じで金具を止めているところの革が引きちぎれてしまっています。

まずは糸をほどいて分解してみます。
カッターで糸を切っていきました。

カッターは革を傷つけそうだったので途中から針を使うことにしました。

革を傷つけることなく糸を外せました。

内部に1cmほど入って固定されていました。
ここの革を作り直します。

カッターの刃でこじって完全に取り除きます。

表面は塗装されているのか、剥がしたところにひびが入りました。

作り直す革ですが、東急ハンズにあったので似たような厚みの革を購入しました。
もっと高いものかと思ったら165円でびっくり。

ハサミで同じような幅、長さに切ります。

元の革より若干厚みがある感じなので、強度は上がるかもしれません。

折り曲げてみて長さを確認します。

形状は良さげです。問題は色ですね。

クラフト染料で革を染めてみる

今回の修理の最大な課題は同じ色っぽくできるかというところです。
革なのだから染めるのかなと思い、安直に染めてみることにしました。

用意したのはクラフト染料の牡丹色です。
メーカーによる差があるかと思い2種類用意しました。

筆は100円ショップで化粧用のを購入しました。

染めるにあたって、革を湿ららす必要があるようです。
霧吹きで水をかけ、水気を含んだ状態で染料を塗っていきます。

色が近いほうを採用しようと、同時に二つを染めていきます。

結果はほぼ同じですね・・・
二つ買う必要はありませんでした。



ファスナーと比べると赤みが強すぎて色があっていないです。

曲げても染料がしみ込んでいるのかちゃんと着色できてます。

とりあえず、いったん引手自体を仕上げます。

後輩から借りたGクリヤーで接着します。
レザークラフトだと接着する両方にボンドを縫って、乾いてから合わせるのがよいようですね。

マイナスドライバーで塗り伸ばします。

形状的には問題なく仕上がりましたが、色味がやはり違いますね。

フェニーチェのエッジペイントを塗ってみる

こんな感じになったのですが、依頼者は納得しなかったようなので、もう少し色を近づけようと思います。

最初から染めているのではなく、なんらかの塗料が塗られているのではないかと思い、調べていたところ、フェニーチェのエッジペイントにたどり着きました。
こちらもドンピシャの色はないようだったので、近そうなピンクとビビッドピンクを購入しました。

水性塗料でイタリア製です。

現状は赤みが強すぎですが、ピンク、ビビッドピンクの色と比較するとオリジナルより若干赤みが足りないかなという状況です。

赤を用意して混ぜればちょうどよい色になるのかもしれません。

まずはピンクから塗っていきます。

牡丹色の染料より、オリジナルにだいぶ近づいた感じがします。

もう少し濃い色がよかったので、ビビッドピンクを混ぜてみます。

個人的には許容範囲の仕上がりかと思うがどうだろう。

赤を少し混ぜると近い色になりそうですが、また発注して作業となると時間もかかるのでこれで行こうと思います。


革製品を縫ってみる

革製品を縫うための針とロウビキの糸、革に穴をあける菱目打ち、ゴムハンマーをを用意しました。ゴムハンマーは後輩からのレンタル品です。

作り直した革に穴をあけます。
元の穴の位置とぴったり合いました。

ハンマーでたたきます。
強く打ちすぎたのか、なんか穴が大きくなってしまいました。

針が通ることを確認します。問題なさそう。

このあと糸で縫っていくわけですが、お作法がいろいろあるようです。
糸の両端に針を通して、交互に縫うようです。

やってみると最初はうまくいかず苦戦しました。
針から糸が抜けにくくするのが目的で、このやり方をとらなくてもよいのかもしれません。

片方できたら反対側も針に糸を通していきます。

では、縫っていきます。

糸がたるまないようにしっかりテンションかけていきます。

革が重なる部分も問題なく糸を通せました。

穴が菱型なので、縫った後を規則正しく縫う手法があるようですが、ここはそれほど目立たないので、感覚で縫ってしまいました。

縫い切った後の糸の処理は火であぶって溶かすとのこと。

糸を切りました。
もう少し短くてもよかったと思います。

糸を切って火であぶってみたら確かに溶けていきました。

一応、綺麗に仕上がったんではなかろうか。

素人が初めてやったにしては良い出来なんではないかと勝手に思うことにします。

この後、オリジナルの糸と全然色が違っていたことに気が付き、紫の糸でやり直しました。

引手の取り付け&完成

オリジナルは革の塗料で染めているのかほぼ同じ色でした。
ここまでこだわると終わらない気がするので、これで行きます。

金具をいったん広げて、ファスナーを取り付けます。
ラジオペンチを使いますが、金具に傷をつけないようにマスキングテープでぐるぐる巻きにしました。

ラジオペンチ2本を使って、金具を広げました。

直したファスナーをはめ込みます。

はまったらラジオペンチで挟んで広げたところを戻します。

無事に取り付けできました。
作業開始前ではこんなの直せるわけないと思っていましたが、やってみるとできるものですね。

開閉も問題なくできるようになりました。
若干、ファスナーの動きがひっかかるので、ロウソクで軽く撫でたら滑りがよくなりスムーズになりました。

無理やり強く引っ張らなければしばらくちぎれることはなさそうです。

Diorの刻印があるオリジナルのファスナーで無事に修理できてよかったです。

まとめ

レザークラフトの知識も何もなかったので修理なんて無理だろうと思いましたが、いろいろ調べたのと、後輩君から工具類を借りたこともあり、無事に修理できました。
ウォークマンやスマホのカバーがぼろぼろなので、今後レザークラフトにもチャレンジしてみたいと思います。

作業の様子は以下の動画にアップしているので、よろしければご参照ください。

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