7年、65000キロぶりのエアコン添加剤投入(NC-200)
アルトには新車購入時にすぐにニューテックのコンプブースト(NC-200)を添加していました。
カーエアコンのガスは振動などにより年に5~20g抜けてしまうという記事もあり、添加後、すでに7年経過しているし、エアコンオン時のパワーダウンも気になるので、再びコンプブースト(NC-200)を添加することにしました。
かなり久しぶりの施工となりますが、どうなるか?
コンプブーストはオイルが26mLで、冷媒ガスが24g入っているようです。
ワコーズのパワーエアコンプラスはオイルが5mLで、冷媒ガスは20gのようです。
オイルの性能次第かもしれませんが、当方はオイル量の多いニューテックのほうがお得に感じました。
目次
NC200添加前のエアコン噴き出し口温度
添加するからには効果を確認したいので、この手の作業の記事や動画でおなじみのエアコン噴き出し口の温度を計ってみました。
エアコンの設定温度を最低、風量MAX、内気循環で温度低下が収まるまでエアコンをかけ続けてみたところ、11.7℃でした。ちなみに外気温度は30℃でした。
DIYでエアコン添加剤(NC-200)を添加
エアコン添加剤を入れるにはガスチャージ用の工具が必要になります。
そんなに使うことは無いと思っていましたが、複数台施工して結構活躍してくれています。
しかし、残念ながらアルトの施工後、接続部から漏れが発生し引退となりました・・・
オイル分を洗おうとパーツクリーナーを吹きまくったのが原因だろうか。
施工は低圧側から実施します。Lと書かれた水色のキャップを外します。
アルトはブレーキマスターの前付近にあります。
こんなやつです。
ここに工具をつないでいきます。
当方が使ったのはクイックカプラーでバルブ式のものでした。
バルブを反時計回りに緩めて装着するとガスは出てきません。
バルブ式じゃないものはそのまま装着すると反対側からガスが抜けてしまうと思うので、添加剤の缶を装着してから低圧側に工具をつなげます。
角度が悪いとなかなか嵌らないので、まっすぐ上から嵌めましょう。
続いて、ガス缶側のニードルのネジを緩めて針を引っ込めておきます。
針を引っ込めたらNC-200を装着します。
装着するとこんな感じです。
ホース内の空気を抜く必要があるので、クイックカプラーのバルブを時計回りに回し、ホース内にガスの圧をかけます。
その状態でガス缶(NC-200)をちょっと緩めると、空気が押し出されるので、一瞬空気が抜けるプシュっという音を確認したら締めなおします。ホース内の空気が抜けたら注入を開始します。
エンジンをかけ、エアコン温度最低、風量MAX、内気循環にしたら、ガス缶のほうのネジを締めて、ガス缶(NC-200)に穴を開けます。
再びネジを緩めてニードルを引っ込めると、ガスとオイルがエアコンの配管内部にはいっていくので、缶を下向きにして良く振ります。
入っていくと缶が冷えるので、冷えがなくなら作業完了になります。
エンジンを切り、クイックカプラーを外して、キャップを戻して完了です。
NC200添加後のエアコン噴き出し口温度
施工後、施工前と同様にエアコン噴き出し口の温度を計ってみました。
結果は9.8℃まで下がり、約2℃の温度低下を確認できました。
走ってみても今までより冷えるし、わずかながら、エアコンオンで停止状態からの加速のかったるさが軽減されました。
まとめ
エアコンの温度にはあまり不満はありませんでしたが、エアコンオン時の加速の重さに嫌気がさしていたので、そこが多少改善されたので添加してよかったと思います。
いままで風量を2段階目にしていたところが、良く冷えるので1段階目で十分になる場面も出てきました。
10年目くらいになったらエアコンガスのフラッシングなどやってみるのが、エアコンの保護にもなりそうなので良いかなと思っていますが、それまではこういったエアコン添加剤を入れてみるのもよいかと思います。