HAKUBAの小型三脚(C8N)を部品自作で修理してみた | 車な週末Life

HAKUBAの小型三脚(C8N)を部品自作で修理してみた

ハンドルをいくら締めても角度の固定ができなくなった

動画撮影などで重宝しているHAKUBAの小型三脚のC8Nを長年愛用していますが、雲台の角度の固定が甘くなっていき、最終的に固定できなくなってしまいました。

この三脚、価格が3000円前後なので買い替えも考えましたが、とりあえず分解して修理できるかどうか確認していきます。

目次

HAKUBA小型三脚のC8Nの分解

いくらハンドルを締めても右側のように固定されず、だらんとカメラが下がってしまいます。

ハンドルを外してみました。先端がややとがった形をしています。

ネジで止められているので外します。

小さいネジなので無くさないように注意が必要です。

回していくと、ねじ山が切ってあるので、緩めていきます。

もともと回転する部分なので、引っ張りながら回すとネジが緩んでいきました。

外せました。中に部品が入っています。

アルミの部品とスプリングが入っていました。

固定できない原因はこのアルミ部品が変形してしまったためのようです。

ハンドルを締めすぎて、アルミが変形してしまったようです。

ハンドルの先端とぶつかるところが45度になっていて、ハンドルを締めると横方向に力が働き、ボールジョイントを固定する仕組みのようです。

雲台固定の部品の自作

アルミの部品の直径は約9mmだったので、9mmの丸棒を探しにホームセンターへ向かいました。アルミのほうが加工はしやすいのですが、強度を持たせたいため鉄製を探していたら、鋼材コーナーにちょうど9ミリの丸棒が売っていました。
円の精度は甘いですが、今回の部品としては問題なさそうなので購入しました。
お値段も200円前後でした。

ディスクグラインダーで適当な長さに切断します。

スプリングを嵌める穴を開ける為、ドリルで穴を開けていきます。
万力を購入していなかったらこの作業はできませんでした。

ドリルを手持ちで正確に真ん中に穴を開けるのはなかなか難しかったです。
2回やり直しました。3回目もズレてはいますが、なんとかなるレベルと判断し妥協しました。
ボール盤があれば簡単なんでしょうね・・・

深さも大体同じくらいにしました。

こんな感じです。

次に45度の角度を付けていきます。

ドリルに丸棒を嵌めて回しながら、ディスクグラインダーで削るという作戦にしました。

削っては状態を確認し、少しずつ削っていきます。

円の精度も甘いので、多少よくなるかと紙やすりで削ってみます。

だいたい同じ形状にできました。

角度を付けた後に、部品の長さに切断しました。

ボールジョイントの曲面を避けるために穴があいているので、同じように加工します。

こちらも真ん中に穴を開けなければならないので難しいです。

当たる面積を増やすため、やや角度を付けます。

紙やすりで仕上げます。

かなり再現できたんじゃないかと思います。

HAKUBA小型三脚のC8Nの修理完了

自作した部品を組付けていきます。

スチール製なので、錆防止に薄くグリスを塗っておきました。

ネジ穴に合うまで締めていきます。

ネジを締めて固定して完成です。

さて、無事に直っているか・・・

ハンドルを締めて行くと手ごたえが出ているので問題なさそうです。

いつも使っているコンデジを載せても角度を保てるようになりました。

振ってもズレることはなかったので修理できました。

まとめ

なんとなく直せるんじゃないか?と思い、修理にチャレンジしましたが無事に修理できてよかったです。動画でも修理の様子を上げているので、よろしければご覧ください。

部品がアルミ製なのにハンドルを強く締めすぎたのが原因でしたが、長年つかっていれば壊れてしまうような気がします。

アルミより強度のある鉄で部品を作成したので、買い替えても同じ締めすぎで壊れるリスクにおびえることが無くなったので満足度の高い修理が出来たと思います。

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