SUNOCO Svelt 5w-30、Svelt EURO 5w-40 4000キロ使用後の劣化具合を確認してみた | 車な週末Life

SUNOCO Svelt 5w-30、Svelt EURO 5w-40 4000キロ使用後の劣化具合を確認してみた

SUNOCOエンジンオイルの実力を確認

アルトにSUNOCOのSvelt 5w-30、コルトにSvelt EURO 5w-40を入れていました。
それぞれ4000キロ走行してみたので、オイルの劣化具合やオイルフィルターの状態を確認していきます。

目次

SUNOCO Svelt 5w-30の粘度確認

アルトに入れたのはSUNOCOのSvelt 5w-30で純正指定より固めのを入れています。
走行距離も8万キロに近づいてきたので、やや硬めのほうが良いかなということと、たまに高回転まで回すので、油膜重視で上が30のものを入れています。

4000キロ走行したので、オイルの粘度やオイルフィルターの状態を確認してきます。
SUNOCOは粘度低下が少なくスラッジ化も少ないオイルだと思っているので、結果が楽しみです。

オイルはいつものようにオイルチェンジャーで上抜きで抜きました。

オイル減りもなく、2.4リッターほど抜けました。

当サイトではお馴染みの45度の角度を付けたアルミ板にオイルを垂らして粘度を確認します。
新品と4000キロ使用のオイルで確認します。

まずは常温から。外気温9.6℃でした。(冬場に確認しました)

では確認していきましょう。

最初を揃えるのがなかなか難しく、4000キロ走行のほうがフライングしました。

常温だとそれほど差が付かない感じでした。

フライングした分を差し引いたとしてもわずかに4000キロの方が柔らかいかなとい程度です。

0.5秒フライングしましたが、4秒ほど新品の方が遅れて下に到達しました。

小排気量で、回転数が比較的高いアルトでの使用でしたが、多少の粘度低下はある様です。

続いて、オイルを温めて比較します。湯煎で温めました。

95℃程度まで温めました。

冬場だったので、アルミ板ですぐに冷えてしまうので、アルミ板を裏からヒートガンで温めながら確認しました。

では確認します。

こちらも若干、4000キロ使用がフライングとなりましたが、大体同時といっていいレベルです。

新品の方が柔らかい感じでした。

温めた状態だと4000キロ使用の方が新品より粘度がわずかながら上昇してしまっているようです。

以前も確認したことがありますが、アルトだと3000キロ時点ではやや粘度低下して、その後粘度が上昇する傾向のようです。粘度低下よりも汚れを取り込んだりして粘度が上がる影響のほうが大きいようでした。なお、この4000キロの間、燃料添加剤のFCR-062を2回程度使用していたので、その影響もあるかもしれません。

著しい粘度低下は確認できませんでしたが、汚れを取り込むの能力が3000キロあたりから落ちてくる可能性があるので、3000キロで交換したほうが良いのかもしれません。

オイルフィルター確認(Svelt 5w-30)

オイルフィルターも確認していきます。
パイプカッターMを使って分解していきます。

見た感じスラッジまみれということはありませんでした。

フィルターを取り出せたので、濾紙を確認していきます。

カッターで切って土台からはがしていきます。

燃料添加剤を使うと、濾紙が海苔のように真っ黒になります。

金属片のようなものは一切ありませんが、粒子状になったカーボン、スラッジが確認できます。

オイル交換1回でこの状態なので、一般的に言われているオイル交換2回に1回というのが正しいのかはちょっとわかりません。濾紙が目詰まりするということは無いんでしょうが、あまり気持ちの良いものではないですね。当方は安価なモノタロウ製を使っているので、毎回交換してしまっています。

SUNOCO Svelt EURO 5w-40の粘度確認

続いて、コルトラリーアートバージョンRに入れていたSvelt EURO 5W-40の確認をしていきます。

こちらも4000キロ走行しました。
街乗り主体ですが、たまに峠で高回転まで回したり、往復で高速道路を使うといった使用状況です。

こちらもオイルチェンジャーで上抜きしてエンジンオイルを抜いています。

オイル下がり疑惑があり、今回確認したところ、オイルが減っていました。
入れた量より少ない2.4リッターほどが抜けました。

こちらは3000キロ時点でオイルをサンプル取得したので、新品、3000キロ、4000キロで比較をしていきます。
オイルフィルターも3000キロで交換し、残りの1000キロは燃料添加剤FCR-062を使用(2回添加)してどうなるかを確認しました。

まずは常温から。この日の気温は26℃位でした。

では確認スタートです。

なかなか正確に同時スタートさせるのが難しく右側からフライング気味となりました。

新品に比べ、3000キロ、4000キロは粘度が低下しているようでした。

4000キロより3000キロの方が粘度が低いようでした。

新品と比べると3000キロ、4000キロ使用ともに粘度低下はしていますが、3000キロが一番柔らかいのは意外でした。やはり燃料添加剤は粘度を上げる作用があるのでしょうか。

続いて湯煎して温めた状態で確認します。

Svelt 5w-30の時はアルミ板を温めましたが、今回は温めていません。

それでは確認していきます。

4000キロ使用が一番速いです。

常温時と結果が変わってきました。

4000キロ使用が粘度低下が一番大きい結果となりました。垂らした直後付近の様子を見る限り、3000キロも新品とくらべると粘度低下は起こしているようですが、差がわずかのようです。

結果としては多少粘度低下しているが、新品とそんなに差は無いように見えます。

多少とはいえ、粘度低下していることがわかったので、下の粘度の5w-30と比べたらどれくらい差があるのかを確認しました。
別日に確認し、気温は31℃でした。

SveltとSvelt EUROの差がありますが、大体かわらないだろうということで、この組み合わせで確認します。

常温だと5w-30が一番柔らかいという当然の結果となりました。

30と40だとそこまで大きな差は無いようです。

5w-30が下に到達してから4秒ほど遅れて新品、4000キロ使用が下に到達しました。

つづいて湯煎で温めた状態でも確認します。

途中まではいい勝負です。

30と40の差を確認する場合はもう少し量や長さを多くするなどしないとはっきりした差の確認は難しそうでした。

今回の結果だけを見ると4000キロ使用した5w-40のほうが新品の5w-30よりも粘度が低いという結果になったと思います。

気温30℃越えとはいえ、アルミ板で冷えて温度がさがってしまうので、単純比較はむつかしいですが、95℃程度の温度だと30も40も大きな差は無いのかなと思ってしまいます。

Svelt EURO 5w-40については動画でも紹介しているので、よろしければご覧ください。

オイルフィルター確認(Svelt EURO 5w-40)

オイルフィルターも確認していきます。
①燃料添加剤添加無しでオイル交換後3000キロ使用時点で外したもの
②燃料添加剤添加有りで、オイル交換後3000キロ走行時点から1000キロ使用して外したもの

パイプカッターMを使って分解します。

二つとも分解しました。

フィルター底のスラッジを確認します。左が3000キロ使用、右が燃料添加剤を使って1000キロ使用のものです。オイルは交換せずにそのまま使用していたので、4000キロの方がスラッジが多くて当然かもしれませんが、感覚的には燃料添加剤を使ったので増えた気がします。

こちらは3000キロ使用。

こちらは燃料添加剤有りのほうですが、こちらのほうがねっちょりしたスラッジとなっていました。

濾紙の確認をします。

明らかに色が違いました。
1000キロ多く使ったオイルとはいえ、この変化は燃料添加剤の影響だと思われます。

燃料添加剤を使った方は濾紙が海苔のように真っ黒でした。
アルトでの使用もそうでしたが、やはりカーボンを溶かして、オイルフィルターでキャッチされているようです。

アルトと違い、粒子状のスラッジは少なかったです。やはり小排気量で、オイル量も少ないアルトの方が、状況としては厳しいのかなと思いました。

燃料添加剤を使ったほうは真っ黒です。しかし、目詰まりしているかというと、目詰まりはしていないようです。

これだけ真っ黒な濾紙ですが、粒子状のスラッジはほとんど確認できませんでした。




まとめ

思っていたとおり、SUNOCOは粘度低下が少なく、スラッジ化少ないオイルということが確認できたので、今後も使って行こうと思いました。

車によってエンジンの回転数やオイル量も変わってくるので、一概に何キロ走ったら交換というのはあまり適さないと思いますので、車にあった交換時期を見出して、劣化する前に交換できれば調子のよい状態でドライブを楽しめるのかなと思いました。

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