アイドリングストップ対応のバッテリーは高い!
インプレッサG4はアイドリングストップ機能が付いており、バッテリー交換する場合は高価なアイドリングストップ対応の製品を選択する必要があります。
しかしながら、当方はアイドリングストップ機能は常にオフにしており、わざわざアイドリングストップ対応のバッテリーにしなくても大丈夫なんじゃないかと思いました。
充電制御対応のバッテリーを選ぶ必要があるかと思いますが、安価なアイドリングストップに対応していないバッテリーに交換してどうなるか確認してみました。
目次
バッテリーの状態確認とバッテリーの選定
ディーラーでの1年点検でバッテリーが弱ってますね~というアドバイスを受けていましたが、交換は先送りにしていました。エンジン始動も普通に問題なくできているのでまだいいかなと思っていました。
装着していたのは古河電工のECHNO IS Q-85です。
4年が経過していました。
バッテリーチェッカーで状態を確認してみます。
電圧は12.8Vあるので、問題なさそう。
CCAは367でした。このサイズのバッテリーであれば500は超えているはずなので、劣化はしているようでした。
対応バッテリーを調べると、有名メーカーの物だと2万円近くします。
アイドリングストップ対応じゃないものを検索してみると1万円前後で購入できますね。
その差1万円。どうしたものか。
対象をBOSCHに絞り、アイドリングストップ対応のものと非対応のものでどれくらい違うのか調べてみました。
アイドリングストップ対応のものは容量も大きく、CCAも大きいですね。
しかし、アイドリングストップ機能はついているものの、アイドリングストップに対応していないバッテリーでも、エンジンをかけるとか、普通に走る分には十分な性能なのではないかと思います。
ということで、アイドリングストップ非対応のPSバッテリーシリーズのPSR-75D23Lを購入してみました。
BOSCH PSR-75D23Lに交換
それではバッテリーを交換していきます。
使った工具は10mmのメガネレンチと同じく10mmのディープソケットレンチです。
まずはバッテリー端子を外します。
端子が触れてショートを起こさないように、プラスのケーブルをガムテープを貼り、端子に触れないようにしました。
バッテリーステーのナットを緩めるときにディープソケットがあると楽です。
ステーの先はフック状になって引っかかっているので、そこを外して引き上げます。
このサイズだと10キロを超えるので、落とさないように、腰を痛めないように気を付けながら作業します。
下のトレイなど、かなり汚れが溜まっているので、拭いておきます。
BOSCHのバッテリーは取っ手がついているので、交換作業時にはとても重宝します。
元通りにして完了です。
さてその実力は如何に?
せっかくなので、新品時の状態をバッテリーチェッカーで診てみました。
電圧は12.69Vで問題なし。
CCAも514ありました。
エンジンをかけてみましたが、普通にかかり、何も問題はありませんでした。
アイドリングストップ非対応バッテリーでの確認
それでは実際に走行してみて、問題が無いか確認してみます。
信号で止まってもアイドリングストップしない・・・
常にアイドリングストップをキャンセルするために付けたスイッチがそのままでした。
アイドリングストップが機能するようにしました。
メーターパネルからアイドリングストップ解除のオレンジのマークが消えました。
信号で止まるとアイドリングストップしました。
停まるたびにアイドリングストップします。
今のところ何も問題は起きませんでした。
バッテリーも新品だし、そんなに早く問題も出ないかと思っていました。
買い物の目的地に到着。
20分くらいのドライブでアイドリングストップは7回ほど行われ、特に問題は出ませんでした。
しかし、その帰り道、異変が起きました。
信号で止まってもアイドリングストップしなくなりました。
ブレーキを強めに踏んでも変わらず、アイドリングストップしません。
バッテリーが弱った状態になり、ECUがアイドリングストップしないように制御したのでしょうか?
家に帰り、バッテリーチェッカーで確認してみました。
CCAは531あり、問題はないようです。
アイドリングストップしなくなった分、通常走行での充電が行われたためでしょうか?
違う日の夜にもう一度確認してみました。
今回はヘッドライトを点灯させています。
アイドリングストップもしっかり機能していました。
しかし、5回目のアイドリングストップを最後に、アイドリングストップしなくなりました。
ヘッドライトを点けている分、バッテリーの負荷が多く、アイドリングストップの回数も減ったのではないかと推測します。
アイドリングストップがどうなるのかが分かったところで、常にアイドリングストップをキャンセルにした状態で1週間後、再びバッテリーチェッカーで確認しました。
片道10分も満たない走行が多く、バッテリーの充電という観点で見ると充電時間が短いのかなとも思いましたが、電圧、CCAともに問題なさそうです。
さらに1週間後に確認してみました。
電圧も変わらない値であったり、CCAも特に下がったりはしていませんでした。
そんでもって、もう1週間後に計測してみました。
こちらの結果を見ても、目に見えたバッテリーの劣化は確認できませんでした。
動画はこちらになります。
まとめ
アイドリングストップ車にアイドリングストップ非対応のバッテリーを付けたところ、途中から充電が足りない状態になるようで、アイドリングストップしなくなりました。
それ以外では特に問題はなさそうです。
当方はアイドリングストップの恩恵はあまりないと考え、常にアイドリングストップをキャンセルしています。
まだ1ヶ月程度の確認ですが、電圧やCCAが下がるといったこともなく、普通に使えると思います。
注意点として、アイドリングストップは非対応でよいですが、充電制御対応がされているものを選んだ方が良いと思います。
メーカーや車種によっても同じような結果になるとは言い切れないので、アイドリングストップ車にアイドリングストップ非対応のバッテリーを装着する場合は自己責任でお願いします。