本格派なのにスプレータイプのガラスコーティングを試す
以前、施工していたガラスコーティング剤もなくなり、早数年経過していました。
LOOXレインコートで満足していたのですが、洗車傷やウォータースポットも多くなってきたので、ガラスコーティングで保護したいと思っていたところ、本格的なガラスコーティング剤なのに、スプレータイプというシラザン50を知ったので、試してみることにしました。
目次
- 1.下地の状態確認(インプレッサG4)
- 2.カーピカイズムの鉄粉除去剤で鉄粉除去
- 3.WSCでウォータースポット除去
- 4.コンパウンド磨き
- 5.日本ライティングのシラザン50
- 6.専用クリーナーで洗車
- 7.シラザン50でコーティング
- 8.コーティング後の状態
- 9.まとめ
下地の状態確認(インプレッサG4)
施工対象は10年目、走行距離7万5千キロを迎えるインプレッサG4です。
2年前にピカピカレインを施工した後は、モノタロウのシャンプーとLOOXレインコートを交互に使っていました。鉄粉、ウォータースポットでボディ表面はかなりざらざら感があります。
グリル下側はクリアが劣化してきたのか、くすみが発生していました。
コンパウンドで磨いてコーティングして綺麗になればよいのですが・・・
トランクには傷がついていました。
自分で洗車の拭き上げの時に付けてしまったのだろうか・・・
ルーフも近くで見ると、ウォータースポットが結構付いてしまっています。
カーピカイズムの鉄粉除去剤で鉄粉除去
せっかくコーティングするので下地処理をしようと思います。
まずは鉄粉除去剤で鉄粉を取ることにしました。
以前、洗車メーカーの鉄粉除去剤を使ってよい感じだったのですが、量が少なくすぐなくなってしまったので、今回はカーピカイズムの鉄粉除去剤1Lを購入しました。
見ためではわかりませんが、手で触ると、あちこちに引っかかりがあり、鉄粉が付着していることがわかります。
霧吹きに鉄粉除去剤を入れて使います。
乾くとシミになったりするので、水を入れた霧吹きも同時に吹いて濡らしながら使います。
ボディ色が濃くて鉄粉に反応しているかわからないので、ペーパーを置いてみました。
しばらく付け置きして、ウエスで伸ばして水で流しました。
ペーパーを見るとちゃんと反応しているようでした。紫の点がいくつもついていました。
ボディ全体に吹きかけたんですが、ピラーの部分はまだざらざらしていたので、再びペーパーにしみこませて漬け置きしてみます。
一度目で取れなかった鉄粉に反応しています。濃い色のボディの車は反応しているかがわかりにくいのが難点ですね。
WSCでウォータースポット除去
鉄粉の次はウォータースポットを落としたいと思います。
愛用のWSCとウエスでウォータースポットを取り除きます。
水平で水が溜まりやすいトランクはかなりウォータースポットが付着しています。
さっと拭き上げるとこんな感じで汚れが取れます。
続いてルーフも同じようにWSCで落とします。
ボンネット、ボディ横側は上の方だけですが、WSCで拭き上げました。
コンパウンド磨き
仕上げにコンパウンドで磨きます。
3Mのコンパウンドを使いますが、ポリッシャーの研磨力がそれほどないので、磨きすぎのリスクはないです。
水垢とちょっとした小さい傷を軽く消すくらいの感じで磨きます。
ゴムやプラスチック部分に触れると白いのが残ってしまうので、気を付けながら磨きます。
コンパウンドが乾く寸前まで磨いて終了にしました。
ボンネットの傷は消えませんでした(涙)
コンパウンドが完全に落ちていませんが、この後、シラザン50付属の洗剤で洗います。
ドア上部の細かい傷は消しきれませんでした。横に細かい洗車傷が残っています。
日本ライティングのシラザン50
今回使うのは日本ライティングのシラザン50というコーティング剤です。
アルトに付けているLEDヘッドライトのメーカーですが、コーティング剤も扱っているようです。
ポリシラザン系のコーティング剤とのことで、膜密度が高いコーティングのようです。
それでいて、スポンジで塗りこむのではなく、スプレーしてウエスで拭き取るタイプです。
専用クリーナー、ウエス、コーティング剤のA、B液などが入っています。
硬化促進剤もついていましたが、気温は20度をこえていたので、使用しません。
冬場に施工する場合使うようです。
A、B液を混ぜて使うところが本格的ですね。
専用クリーナーで洗ってからコーティングという流れです。
専用クリーナーで洗車
20倍で薄めて使用とのことです。
バケツにクリーナーを全量投入します。
カーシャンプーの洗車時は適当に薄めていましたが、ペットボトルに1.9Lほど入れてきっちり濃度を合わせてみました。
バケツに入れると2Lって結構少なく感じますね。
ウエスで泡立てて洗車します。
晴れて気温も上がり、乾きやすい状態になっていたので、部分的に洗っては水で流すようにしました。
洗った感じは特に普通のシャンプーとの差は感じられませんでした。
洗剤が乾かぬ内に洗い流します。
ミラーの付け根やドア回りなどに水が残るので念入りに拭き取ります。
バンパー開口部も水が残りやすいのできっちり拭き取ります。
ここの樹脂部分も白ボケしてきたなぁ・・・
コンパウンドの残りも綺麗に取れたようです。
いよいよコーティングに取り掛かります。
シラザン50でコーティング
まずコーティング剤を混ぜ合わせます。
施工はボディに吹きかけて拭き取るか。クロスに吹きかけてからボディを磨くのいずれかです。
50センチ角に4~5ショット程度と記載がありましたが、少量でもよく伸びるようです。
2時間は水に濡れないようにする必要がある様です。
A液、B液を混ぜて準備完了です。
ドア上部の洗車傷が消えればうれしいのですが、どうなるか?
吹きかけてクロスで拭き取るだけの簡単施工です。
縦横伸ばして拭き取りました。
よく伸びるし、ムラになったりもしなかったので、施工はスポンジタイプと比べると格段に楽な感じです。
ボディに吹きかけるやり方だと、風で流れてしまう部分があるので、クロスに吹き付けてから拭き上げるやり方にしました。
施工している最中はコーティング直後に大きな変化は感じ取れませんでした。
濃いボディ色ですが、ムラになったりは全然しませんでした。
ボンネットは一番目に付く部分なので、念入りに施工します。
ガラスコーティング特有の透明感が出た気がします。
ガラス、樹脂部分など、どこにでも施工可能なようです。
ガラスには施工しませんでしたが、ヘッドライトには施工しました。
コーティング後の状態
コーティング直後ですが、綺麗になっているのがわかります。
コーティング施工前はコンパウンドで磨いたこともあり、それなりに綺麗かなと思っていましたが、コーティング後は輝きが増している感じがします。
洗車傷、ウォータースポットなど、下地処理は完全とは言えない状態ですが、十分満足できる結果になった感じです。
やはり輝きは確実に増している感じがします。
ドア上部の洗車傷も目立たなくなった感じがします。
これはうれしい結果です。
やはり深い傷は消えないですね・・・
完全硬化には1ヶ月かかるようなので、それまでは優しく水洗いせよとのことです。
翌日、水弾き具合を確認するため、シャワーで水弾き具合を確認してみました。
綺麗に水をはじいて流れてくれます。
水玉が出来ると夏場のウォータースポットも気になりますが、専用クリーナーやメンテナンスキットがあるようなので、それでどうなるか確認ですかね。
うっすら花粉が積もっていましたが、シャワーだけで綺麗に洗い流せました。
まとめ
シラザン50の施工はスプレータイプで非常に簡単で、ムラもなく仕上げられました。
水弾きや被膜がどこまで持つか次第ですが、コーティング直後としては非常に満足です。
今後、経過を見ていきたいと思います。
コーティングは下地処理が大変ですね・・・
楽しいコーティング施工自体はあっという間に終わってしまうのに。