オイルフィルターの中身を確認したい
オイル交換2回に1回交換するのが一般的に言われていると思いますが、オイルは廃油処理の箱や、ガソリンスタンドやディーラーに引き取ってもらうなど処理する方法が多数あると思います。
しかし、オイルフィルターは外側は金属ですが、中にオイルを含んだフィルターがあるため、金物と捨てるのはちょっとためらい、廃棄に困ります。
いつもは1年点検や車検のときにまとめて引き取ってもらっていますが、溜まる前に処分したいと思い、分解できないかと思いました。
オイルフィルターを分解する工具
オイルフィルターを分解するとした場合、グラインダーで切るというのが思いつきましたが、火花が出て危ないし、数をこなすのは大変だなと思いました。
オイルフィルターカッターという専用工具もありますが、個人が使うには高価すぎでした。
以前、友人がマフラーカッターをつける時に、マフラーの切断にパイプカッターなるものを使っていたのを思い出しました。
私が今使っているオイルフィルターは外径65mmなのですが、なかなかこのサイズのパイプカッターはありませんでしたが、ひとつ見つけました。
walktoolのパイプカッターMというものです。
67mmまで対応しているということで、いけるか微妙でしたが、購入してみました。
これより大きいパイプカッターLは50mm~127mmに対応しており、確実に使えるのですが、価格が倍くらいになるのでパイプカッターMに賭けてみました。
外径65mmのオイルフィルターは対応可能でした。
ローラー部分に溝があり、これはオイルフィルターを固定するものなのか?と思うくらいなものでした。
ちょっと、締め過ぎで無理やりなかんじになりましたが、無事に切れました。
すこし締めて一周以上まわし、またすこし締めてまわすようにすると、きれいに切れることが分かりました。
オイルフィルターを分解して驚いた
インプレッサG4(GJ7)のオイルフィルター
インプレッサG4に付けていた6000キロ使用のオイルフィルター。
距離は少なめですが、燃料添加剤の検証で2回続けて燃料添加剤を使用したので、取れたカーボンの粒子などがエンジンオイルに入っているかなとおもい確認したくなりました。
フィルターを切断すると、構成が良く分かります。
フィルターの上下をカッターで切ると、蛇腹状になっているフィルターを伸ばせます。
ペーパーの谷の部分を見ると、黒い物体が捕獲されていました。
こまめにオイル交換しているので、ちょっと驚きの結果でした。
指でなぞってみると、こんな粒子状の物体が大量に・・・
アルト(HA36S)のオイルフィルター
続いてアルトのオイルフィルターです。
こちらは3000キロ使用ですが、RECS施工と燃料添加剤を1回使用したため、早めに交換したものです。
こちらもパイプカッターで切断できました。メーカーが違うので、内部の構造も多少違いました。
こちらも目視で黒い粒粒が確認できました。
3000キロですが、汚れはあるんですね。
こちらも指でなぞってみましたが、粒子状の物体が付着しました。
フィルターの底にも黒いもやもやっとした塊が確認できました。
その他
もはや古くてどの車でどのくらい使用したかわからないフィルターがありましたが、そちらも分解してみました。これが一番粒子状の物体が多かったものです。
オイルフィルターを分解している動画は以下になります。
感想
3000キロや5000キロとかでオイル交換していれば、そんなにオイルフィルターにゴミなんて溜まっていないのかと思っていましたが、オイルフィルターは立派に仕事をしてくれていました。
このくらいの量ではオイルフィルターは詰まるということはまず無いと思いますが、オイル交換2回に1回は交換したほうがいいのかなと思いました。
無事にオイルフィルターを金属と紙フィルターに分離でき、ディーラーに引き取ってもらうことなく処分もできてよかったです。
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