オイルフィルタークーラーを積極的に冷やそう!
インプレッサG4にオイルフィルタークーラーを取り付けたわけなのですが、エンジンルームの温度が高いため、そのまま取り付けただけじゃ効果は低いのだろうと思います。
じっくり検証はしていませんが、油温の様子を見ていても、一度上がった油温はなかなか下がっては行きません。
ということでオイルフィルタークーラーの効率を上げる為、ダクトを装着し、外気を当てて、積極的に冷やしてみることにしました。
目次
- 1.コルトのエアダクト流用でダクトを作成
- 2.クーラントのリザーブタンク加工
- 3.ダクトの整形
- 4.グリルの加工
- 5.まとめ
コルトのエアダクト流用でダクトを作成
作成したオイルフィルタークーラーはこちらで、ヒートシンクをオイルフィルターに装着しています。
問題点としてはラジエータ通過後の温まった風での冷却となるので効率が悪いです。
エンジンルーム下側からダクトを引くという手もありますが、見た目もこだわりたいのと、エアクリーナー側のように、グリルから風を引き込めたらスマートだなと思いました。
そこでひらめいたのが、コルトのエアダクトです。
形状的にちょうどいいのではないかと思い、新品を購入しました。
中古で入手も可能ですが、ここだけボロボロというのも嫌なので、新品購入に踏み切りました。
品番はMN178113で、税込み3,839円でした。
試しに配置してみると、行けそうな気がします!
カットする部分にマスキングテープを貼って位置を決めます。
無駄に傷をつけないように糸鋸で切ることにしました。
素材が結構柔らかいので、カッターでもなんとか切れるのではないかと思います。
ダクトのエンド側の切断完了です。
入り口側ですが、切る量が多いのでちょっと疲れます。
切れました。グラインダーを使うとあっという間に切れると思いますが、糸鋸だとかなり大変でした。
切断面はこんな感じになります。
中央の仕切りと下側部分は後ほど切ります。
配置してみましたが、良い感じでオイルフィルタークーラーに風が当てられそうです。
クーラントのリザーブタンクのホースに接触します。
ラジエター固定部の突起の部分にも干渉していました。
突起部分については穴を開けて干渉を避けるとともに、位置ずれ防止にすることにしました。
テープを貼って、突起部分にマジックを塗って押し当てて位置を決めました。
ドリルで穴を開けます。上側まで穴を開けないようにするのと、手持ちのドリルの径ではまだ小さかったのでリューターで拡大しました。
突起の干渉が無くなり、その下側にあるゴムマウントにあたるようになりました。
クーラントのリザーブタンク加工
リザーブタンクのホースを押しつぶすのは嫌だったので、側面上部に別の穴を開けて、そちらにホースを通すことにしました。
そのままだとタンク底にホースが付いてしまうので、数センチ切りました。
もともとの穴はホームセンターで合いそうなグロメットを購入してきました。
装着完了です。
ダクトの整形
ダクトの右端がクリップに干渉するので、カットしました。
切り落としたダクトの平面の部分を切り出します。
こんな感じで壁を作ります。
半田ごてで溶かして接着します。
結束バンドを溶かして盛りつけました。
見た目はちょっと汚いですが、ダクトの整形が出来ました。
続いて風を通す部分を作ります。
マスキングテープで位置を決めて切っていきます。
ここは糸鋸で切るのは難しいのでグラインダーを使いました。
カッターの刃を何度も当てても何とか切れるんじゃないかと思います。
両端はスポンジテープを貼る分を残しています。
カット完了です。残った中央の仕切りはカッターで削っていきました。
加工完了です。
風の漏れ防止と干渉対策として、エプトシーラーを貼りました。
リザーブタンクにあたる部分にも貼っています。
グリルの加工
つづいてグリル側の加工を行います。
まずはダクトの形状に合わせて、切る箇所をテープで決めます。
こちらはカッターで簡単に切れます。
リブの部分も切り落としてしまいます。
こんな感じでカットしてみました。
グリルの網目が見えるようになりました。これなら風が入ってきそうです。
ダクト下側の風漏れ防止の部分は5mmのエプトシーラーを3重に重ねて厚みを持たせました。
ラジエター固定のステーに結束バンドが通せるので、結束バンドで固定にしました。
想定以上に綺麗に装着出来たと思います。
ダクト出口を加工して、オイルフィルタークーラーに風がきちんと当たるようにしようかとも思いましたが、スマートに装着できているので、一旦これで完了としました。
ボンネットを締めても特に干渉もなく、きちんと締まります。
まとめ
コルトのエアダクトをみて、これって使えるんじゃない?と直感で思ってやってみた次第ですが、想定以上にうまく作成と装着ができました。
車の純正品の加工なので、ぱっとみても違和感もないのと、グリルから効率よく導風も出来たんじゃないかなと思います。
今後、ダクト有り無しで温度比較の検証を行いたいと思います。
2023/05/14追記
効果の検証をしてみました。