エアコン室外機、熱風吸ってませんか?
もう10年以上使っているエアコンですが、いまさらながら室外機の設置状況に問題があることに気が付きました。
当方の部屋のエアコン室外機の空気吸い込み口付近にお隣さんの室外機の熱風が吹き付けている状況でした。
いままでまったく気が付きませんでしたが、熱風を吸い込んでいたら冷却効率は悪くなるので対処を行うことにしました。
目次
室外機の熱風対策として風よけを作成(仮)
熱風を吸い込まないように、お隣さんの室外機の風を上方に逃がすことにします。
ダンボールで壁を作って効果があるか確認してみました。
こんな感じで熱風は上に逃がして、横からできるだけ低い温度の空気を吸い込むように出来れば良いと考えました。
非接触の温度計で簡易に確認すると、風を受けるダンボールは40℃でした。
壁の向こう側は34℃でした。ただし地面の温度なので、気温はちょっと違うかもしれませんが、ダイレクトに熱風を吸い込まなければ数度低い空気を吸い込めるんじゃないかと思います。
MDF材で室外機の風よけを作成
材料ですが、アルミ板で作れば燃える心配もないし、耐久性も問題ないとおもったのですが、いかんせんこの大きさになると高いです。
アルミ複合版もホームセンターに見に行きましたが高かったです。数年前はもっと安かった記憶があるのですが、金属類は値上げしたんですかね。
比較的安価なMDF材を購入しました。
出来るだけ安くしたかったので厚さは薄いです。
雨で腐食してしまうと思うので、ニスを塗りました。MDF材だとかなり吸い込むので3度塗り位しました。
そのままだとペラペラなので、安い角材を買ってきて補強することにしました。
こんな感じです。
エアコン室外機周辺の温度測定と風よけ設置
まずエアコン室外機から何度位の風が出ているか調べてみました。
気温33℃くらいの日でしたが39.5℃くらいの熱風でした。
吸い込み口周辺の温度を計ってみました。
ちょっと下がって37.5℃でした。
作成した風よけを設置します。
園芸用の支柱を後ろに立てて支えるようにします。
トンカチで叩いて1本目設置完了。
とりあえず家に転がっていた2本で支えます。
風を上方に向きを変える板を設置します。設置といっても立てかけるだけです。
本当はもう少し長い板で角度を付けたかったのですが、予算の都合上こうなりました。
上側にフックを設置し、もともと設置していた簾と連結します。
設置完了です。
これで熱風をダイレクトに吸うことは無くなり、日陰の部分の空気を吸うようになるので、冷却効率が上がるんじゃないかと思います。
気になる温度を計ってみました。
35.8℃でした。
1.7℃下がりました。壁の温度が下がればもう少し差が出るんじゃないかと思います。
こんな感じです。
一応風は上向きに流れているようです。
台風の時に吹っ飛ばないかがちょっと心配ですが、しばらく様子を見たいと思います。
やはりもう少し角度を付けたかった・・・
何もしないよりはだいぶ良くなったんじゃないかと思うことにします。
まとめ
エアコン室外機の効率アップとして上面にカバーを付けたり、アルミテープを貼ったりという記事や対策がありますが、個人的には効果は微妙なんじゃないかと思います。
断熱塗料をエアコン室外機に塗ったことがありますが、あまり効果は感じられませんし、室外機の構造を考えるとそんなに劇的に効果がでるとは思えないです。
「エアコン室外機の掃除とエアコン電力セーブ25塗布」という記事を過去にあげているので気になる方は参照してみてください。
この記事を見返すと、お隣さんの熱風を吸っていたのは認識していたようで、その後すっかり忘れていたようです・・・
それよりも今回のように他の室外機や室外機から自ら排出した熱風が壁とかで戻ってきたのを吸っていたら、それを改善するほうが効果があると思います。