すぐに積もるブレーキダストにうんざり
10万キロ以上使っても交換時期にならなかったリアのブレーキパッドをディクセルのエクストラスピードに交換していたのですが、純正パッドみたいにちょっと走っただけですぐにホイールにダストが付着して気になっていました。
裏にもかなり積もります。
ブレーキローターは研磨したばかりですが、すでに均一な削れかたをしていないので、ブレーキパッドとブレーキローラーの相性も悪いんじゃないかと思い、交換を決意しました。
目次
リアブレーキパッドの取り外しとピストン戻し
リアのブレーキパッド交換をやっていきたいと思います。
まずはサイドブレーキを解除します。
動かないようにギアを1速に入れ、タイヤの前にもタイヤ止めを置いて、サイドブレーキを解除します。
ジャッキアップします。
タイヤ&ホイールを外してブレーキパッド交換開始です。
パッドを外すのにブレーキホースをフリーにする必要があります。
まずは固定しているクリップをプライヤーで前後に揺らしながら引き抜きます。
サイドブレーキワイヤーもフリーにするため、固定しているところのボルトを外します。
コルトは片側2箇所とまっているので、トーションビーム付け根あたりのボルトも外します。
ブレーキホースをずらして固定しているステーから外します。
コルト(バージョンR)は13と15mmのレンチが必要です。
上限のボルトを外してキャリパーをキャリパーサポートから外します。
外れました。これでブレーキパッドが取り外せます。
新品のブレーキパッドは厚みがあるので、キャリパーのピストンを押し戻す必要があります。
ブロック型のツールを使い、押しながら回していきます。
キャリパーも古くなったせいか、押し込めなかったので、欧州車で使われるピストン戻しツールを使いました。
こちらはネジ山でかなり強い力で押し込みながら回せるので、無事にピストンを押し戻すことが出来ました。
友人のアウディTTのパッド交換の時に一度使ったきりでしたが、再び使う機会があるとは思っていませんでした。
作業の動画はこちらになります。
3万5千キロほど使用したディクセルのエクストラスピードです。
残量はまだまだありました。
低ダストブレーキパッド導入(ディクセルMタイプ)
導入するのは同じディクセルのMタイプです。
サーキットも走らなくなったし、ローターも大径化しているので、今の使用用途なら低ダストタイプでも問題ないと判断しました。
以前はパッドの角を削ったりしていましたが、どうせ削れるので特になにも加工はしませんでした。ブレーキグリスもべたべたになるのが嫌なので、音がしない限り塗らない主義です。
ただし、キャリパーのピストン裏には薄く塗っておくとサビ防止になるので塗っています。
キャリパーサポートにはめ込みます。
ピストンも戻しているので、問題なく装着完了です。
パッドのスプリングのピンがちゃんとはまっているか、ボルトの締め忘れは無いかなど確認して完了とします。
ダストが減ると良いのですがどうでしょう。
ピストンを戻しているので、ブレーキフルードがマスター側に戻されます。
満タンにしていた場合は溢れる可能性もあるので事前にチェックしておきましょう。
ブレーキホースもクリップをプラスチックハンマーで叩いて固定します。
サイドブレーキも固定し、1速に入れていたギアもニュートラルにして、サイドブレーキが利くことを確認します。またブレーキペダルも何回か踏んでおきます。
いざ走り出した時一発目のブレーキが利かないとパニックになるので必ず確認しましょう。
低ダストプレーキパッドの効果
通勤路を何回か走り、100キロ程走行しました。
以前なら、ダストがかなり積もる距離です。
ぱっと見はダストが付着している感じはないです。
雨が降ったので、若干汚れが付着していますが、ダストはほとんど積もっていませんでした。
さすが低ダストタイプです。
ブレーキの効きも街乗りレベルでは変化はわかりませんでした。
いまのバランスがフロントよりっぽいので、本来であればもっとリアを効かせたほうが、制動力が上がりそうですが、汚れが付きにくいほうを選択しました。
まとめ
ちょっと走っただけですぐにホイールがダストで汚れていたのが、嘘のようにダストが出ません。初めからこのパッドにしておけばよかったと思いました。Mタイプの方が高いので、ケチってエクストラスピードにしていました・・・
ブレーキダストでお悩みの方がいましたら、低ダストタイプのブレーキパッドに交換してみてはいかがでしょう。